一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

沓掛山・登吾留山 ……霧氷、フクジュソウ、ユキワリイチゲ、バイカイカリソウ……

2016年03月02日 | その他・佐賀県外の山
今日は、ヤスさんとの久しぶりの山行。
1月13日に英彦山に行って以降、
ヤスさんとの山行が2度ほど計画されたのだが、
1度はヤスさんの都合で、
2度目は私(タク)の都合で中止になってしまった。
今日は、3度目の正直。(笑)

ヤスさんの希望が、
「霧氷を見た後に、フクジュソウやユキワリイチゲも見て、できれば、バイカイカリソウやアマナも……。あっ、それからパン・ド・ロデヴも……」
という贅沢極まる注文。

気温は高めだし、果たして霧氷を見ることができるかどうか……
早朝勝負ということで、
標高がある程度あって、
短時間で登れる山は……と考えて、
くじゅうの沓掛山を選択。
下山した後は、あちこち行かなければならないので、
「皆さん、遅れずに付いてきてくださいね~」

6:40
牧ノ戸峠駐車場に到着。
平日とあってか、駐車場に車は少なかった。


すぐに準備をし、
6:48
牧ノ戸登山口を出発。
彼方の山は少し白くなっている。


滑るので、注意しながら登って行く。


第一展望所から見た沓掛山。
少しは霧氷ができているようだ。


ワクワクしながら登って行く。


カワイイ霧氷ができている。


第二展望所からさらに登って行く。


霧氷のトンネルを抜けて、


7:15
沓掛山山頂(1503m)に到着。


山頂からの展望が素晴らしい。


いいね~


反対側も霧氷ができている。


嬉しくなる。


来て良かった。


ヤスさん、激写につぐ激写。


東山魁夷が描いたような風景も見ることができた。


朝陽が昇ると、霧氷も輝きだした。


美しい霧氷を見ながら下って行く。




振り返ると、絶景。


青空も見えてきた。


8:04
牧ノ戸登山口へ戻ってくる。
さあ、次は、フクジュソウを見に行くぞ~


車で移動していると、空はすっかり青空となった。


素晴らしい風景に出合う。


日本ではないみたい。
しばし佇み、見惚れていた。


フクジュソウの群生地に到着。


霜が降りていて、寒そうだ。


今年もフクジュソウに逢うことができた。


ヤスさんも大喜び。


フクジュソウの近くにはユキワリイチゲもあったが、
ここのユキワリイチゲはまだ開花していなかった。


ここから、登吾留山へ移動。




昨年(2015年)の3月4日(←クリック)に、
この登吾留山で、群れ咲くユキワリイチゲを楽しんだ。
今年もそれを期待してやってきたのだが、
来てみてビックリ。
ユキワリイチゲの群生地のほとんどが、
土木工事によって消滅していたのだ。
わずかに残っていたユキワリイチゲを撮ってみるが、
ヤスさんも(私も)落胆の色は隠せない。


心做しか花も元気がないように見える。


昨年はあんなにたくさん咲いていたのに……


ガックシ。




来年は、どうなっているのだろう……
と思いながら、
かつての群生地を後にした。


昼ごはんに(大分名物の)「とり天定食」を食べ、
一路、佐賀へ。

鳥栖ICで降り、
「ブランジェリ・パナセ」でパン・ド・ロデヴを購入。
(このレポは後日掲載予定)

その後、佐賀県の登吾留山へ車を走らせる。
バイカイカリソウとアマナの咲く登吾留山に到着。




スミレや、


セントウソウが出迎えてくれる。


バイカイカリソウはというと……
咲いてました~


カワイイ~


数は多くはないが、所々に咲いててくれた。


ヤスさん、歓喜。


次に、アマナの咲いている場所に向かう。
2月21日に来た時とは比べものにならないくらいたくさん咲いていた。


ヤスさん、「お~~」と雄叫びを上げる。


足の踏み場もないほど咲いている。


「ビックリです」と、ヤスさん。


青空を入れて撮ってみる。


アマナがより美しくなる。


いいね~


大きい花と、小さい花。
親子のよう。


花びらが短くて、
センブリのような花を発見。


上から見ると、真っ白。


下から見ても美しい。


「いや~、大満足の一日でした~」と、ヤスさん。
今日も「一日の王」になれました~

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