昔、東京で学生生活を送っていた頃、
夏休みや、冬休みや、春休みを利用して、よく全国を旅していた。
その頃はまだ“歩き旅”はしておらず、
もっぱら鉄道を使った旅であった。
それも、
名所旧跡を訪ねるような旅ではなく、
知らない町に途中下車して、
その町の住人になったつもりで、
図書館や映画館や喫茶店で過ごす……
といったような、ちょっと風変わりな旅をしていた。
旅先で、よく利用したのが、ジャズ喫茶。
ジャズ喫茶の雰囲気が好きで、
ジャズ喫茶を見つけては、そこで長時間過ごしたりした。
“名物オヤジ”と呼ばれるような経営者の独自のジャズ観を売りにしていた店や、
高価なオーディオシステムを装備し、音質の良さを売りにした店などがあり、
それぞれ特徴があって面白かった。
ジャズ喫茶巡りをして気づいたのは、
ジャズ喫茶があるかないかで、
その町の文化度が測れるということだった。
普通、田舎の小さな町だと、
カラオケ喫茶はあっても、ジャズ喫茶はないことが多い。
だが、
こんな小さな町にはないだろうと思われる所にジャズ喫茶があったりして、
驚かされることがけっこうあった。
ジャズ喫茶があっても、
そこにやってくる客がいなければ店は成り立たない。
ジャズ喫茶があるということは、
その町にはある程度のジャズ愛好者がいるということだ。
歌謡曲や演歌よりジャズが高尚ということではなく、
歌謡曲や演歌の愛好者より少ないであろうジャズ愛好者のために、
ジャズ喫茶が存在しているという事実が、
その町の文化度を高めているような気がしたのだ。
なぜこんな話をしているかといえば、
最近、パン・ド・ロデヴを買いにパン屋さん巡りをしているうちに、
あのジャズ喫茶巡りをしていた頃の思いが蘇ってきたからだ。
“パン・ド・ロデヴを売るパン屋さん”があるかないかで、
その町の文化度が測れるのではないか……
と。
パン・ド・ロデヴを売るパン屋さんがあっても、
パン・ド・ロデヴを買う人がいなければ、
そのパン屋さんはやがてパン・ド・ロデヴを売らなくなるだろう。
需要と供給のバランスが保たれていなければ、
店に商品を並べることはできない。
あまり知られていないパン・ド・ロデヴを売るオーナーさんの意欲、勇気と、
お客さんのパン・ド・ロデヴに対する好奇心、探究心が合致した時、
その町に、“パン・ド・ロデヴを売るパン屋さん”の存在が許されるのだ。
これまで、
久留米市田主丸町の「シェ・サガラ」、
鳥栖市の「ブランジェリ・パナセ」
糸島市の「ブランジュリ ノアン」
などに行ったが、
それぞれの店がある田主丸町、鳥栖市、糸島市は、
それほど大きな町ではないにもかかわらず、
文化度の高い、実に魅力的な町であった。
前置きが長くなった。
つまり、
パン・ド・ロデヴを売っているパン屋さんがある町は、文化度が高い。
と言いたかったのだ。(あくまでも個人的感想です)
では、さっそく「ブランジェリ・パナセ」(鳥栖市)のレポを……
一昨日(3月2日)は、ヤスさんと、
沓掛山と登吾留山で、
霧氷、フクジュソウ、ユキワリイチゲ、バイカイカリソウ、アマナなどを楽しんだ。
途中、ヤスさんのたっての希望で、
パン・ド・ロデヴを買いに、
佐賀県鳥栖市にある「ブランジェリ・パナセ」へ立ち寄った。
私は2月7日に一度来ているので、
再訪ということになる。
店名 ブランジェリ・パナセ
住所 佐賀県鳥栖市蔵上3-121
TEL・FAX 0942-83-6544
営業時間 8:00~19:00
定休日 月曜、不定休
駐車場 駐車場あり
前回と同じように撮影許可を得て、店内を撮らせてもらう。
ここも若いスタッフがイキイキと働いておられ、
見ている私たちも気持ちが好い。
店内はそれほど広くないが、
パンの種類が多く、とても魅力的。
美味しそうなパンばかりだ。
ヤスさんは、当然のことながら、パン・ド・ロデヴ(十六穀入り)をチョイス。
食べやすい厚さにカットしてもらっていた。
私は、ベーコンエピと、
カレーパン(写真手前)を買う。
カレーパンは好きなので、どのパン屋さんに行っても購入する。
ベーコンエピは、最近、個人的にハマっているので、
こちらもどのパン屋さんに行っても購入する。
お客さんが絶えない「ブランジェリ・パナセ」であった。
昨日、ヤスさんからメールがきた。
パン・ド・ロデヴ、初めての食感でした。
ウマイ!
また一人、パン・ド・ロデヴのファンが誕生した。
※風来坊さんによる「パン・ド・ロデヴ」情報はコチラから。
夏休みや、冬休みや、春休みを利用して、よく全国を旅していた。
その頃はまだ“歩き旅”はしておらず、
もっぱら鉄道を使った旅であった。
それも、
名所旧跡を訪ねるような旅ではなく、
知らない町に途中下車して、
その町の住人になったつもりで、
図書館や映画館や喫茶店で過ごす……
といったような、ちょっと風変わりな旅をしていた。
旅先で、よく利用したのが、ジャズ喫茶。
ジャズ喫茶の雰囲気が好きで、
ジャズ喫茶を見つけては、そこで長時間過ごしたりした。
“名物オヤジ”と呼ばれるような経営者の独自のジャズ観を売りにしていた店や、
高価なオーディオシステムを装備し、音質の良さを売りにした店などがあり、
それぞれ特徴があって面白かった。
ジャズ喫茶巡りをして気づいたのは、
ジャズ喫茶があるかないかで、
その町の文化度が測れるということだった。
普通、田舎の小さな町だと、
カラオケ喫茶はあっても、ジャズ喫茶はないことが多い。
だが、
こんな小さな町にはないだろうと思われる所にジャズ喫茶があったりして、
驚かされることがけっこうあった。
ジャズ喫茶があっても、
そこにやってくる客がいなければ店は成り立たない。
ジャズ喫茶があるということは、
その町にはある程度のジャズ愛好者がいるということだ。
歌謡曲や演歌よりジャズが高尚ということではなく、
歌謡曲や演歌の愛好者より少ないであろうジャズ愛好者のために、
ジャズ喫茶が存在しているという事実が、
その町の文化度を高めているような気がしたのだ。
なぜこんな話をしているかといえば、
最近、パン・ド・ロデヴを買いにパン屋さん巡りをしているうちに、
あのジャズ喫茶巡りをしていた頃の思いが蘇ってきたからだ。
“パン・ド・ロデヴを売るパン屋さん”があるかないかで、
その町の文化度が測れるのではないか……
と。
パン・ド・ロデヴを売るパン屋さんがあっても、
パン・ド・ロデヴを買う人がいなければ、
そのパン屋さんはやがてパン・ド・ロデヴを売らなくなるだろう。
需要と供給のバランスが保たれていなければ、
店に商品を並べることはできない。
あまり知られていないパン・ド・ロデヴを売るオーナーさんの意欲、勇気と、
お客さんのパン・ド・ロデヴに対する好奇心、探究心が合致した時、
その町に、“パン・ド・ロデヴを売るパン屋さん”の存在が許されるのだ。
これまで、
久留米市田主丸町の「シェ・サガラ」、
鳥栖市の「ブランジェリ・パナセ」
糸島市の「ブランジュリ ノアン」
などに行ったが、
それぞれの店がある田主丸町、鳥栖市、糸島市は、
それほど大きな町ではないにもかかわらず、
文化度の高い、実に魅力的な町であった。
前置きが長くなった。
つまり、
パン・ド・ロデヴを売っているパン屋さんがある町は、文化度が高い。
と言いたかったのだ。(あくまでも個人的感想です)
では、さっそく「ブランジェリ・パナセ」(鳥栖市)のレポを……
一昨日(3月2日)は、ヤスさんと、
沓掛山と登吾留山で、
霧氷、フクジュソウ、ユキワリイチゲ、バイカイカリソウ、アマナなどを楽しんだ。
途中、ヤスさんのたっての希望で、
パン・ド・ロデヴを買いに、
佐賀県鳥栖市にある「ブランジェリ・パナセ」へ立ち寄った。
私は2月7日に一度来ているので、
再訪ということになる。
店名 ブランジェリ・パナセ
住所 佐賀県鳥栖市蔵上3-121
TEL・FAX 0942-83-6544
営業時間 8:00~19:00
定休日 月曜、不定休
駐車場 駐車場あり
前回と同じように撮影許可を得て、店内を撮らせてもらう。
ここも若いスタッフがイキイキと働いておられ、
見ている私たちも気持ちが好い。
店内はそれほど広くないが、
パンの種類が多く、とても魅力的。
美味しそうなパンばかりだ。
ヤスさんは、当然のことながら、パン・ド・ロデヴ(十六穀入り)をチョイス。
食べやすい厚さにカットしてもらっていた。
私は、ベーコンエピと、
カレーパン(写真手前)を買う。
カレーパンは好きなので、どのパン屋さんに行っても購入する。
ベーコンエピは、最近、個人的にハマっているので、
こちらもどのパン屋さんに行っても購入する。
お客さんが絶えない「ブランジェリ・パナセ」であった。
昨日、ヤスさんからメールがきた。
パン・ド・ロデヴ、初めての食感でした。
ウマイ!
また一人、パン・ド・ロデヴのファンが誕生した。
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