先日、ユニクロのチラシを何気なく見ていた。
ユニクロの下着(ヒートテックやエアリズム)やスキニーフィットジーンズやマスクなどを愛用しているので、ユニクロのチラシはいつも気になるのだ。
綾瀬はるかの写真が載っていたので、
〈綾瀬はるかのブラトップのTVCMも良かったな~〉
〈綾瀬はるかのブラトップ姿には清潔感あふれる健康的な色気があるな~〉
などと、おやじ感丸出しで述懐していたとき、(コラコラ)
ふと、チラシの片隅を見ると、
村上春樹と「UT」とのコラボTシャツの広告が載っていた。
「UT」とは、
「世界中のあらゆるカルチャーをTシャツに載せて発信する」
というコンセプトで2006年にスタートしたユニクロのグラフィックTシャツブランド。
ハルキストではないが、
村上春樹の小説やエッセイはよく読んでいる方だし、
村上春樹がディスクジョッキーを務めるラジオ番組「村上 RADIO」も愛聴している。
そういえば、
「村上T 僕の愛したTシャツたち」(マガジンハウス、2020年6月4日刊)
という本も最近読んだばかりだ。
〈良いデザインのものがあったら欲しいかも……〉
〈1500円だし!〉
と思いながら調べてみると、
どうやら8種類のTシャツがあるらしい。
「村上 RADIO」のイメージを落とし込んだ2種。
FRONT
BACK
FRONT
BACK
他は、村上春樹の代表的な小説6作品の、
ブックデザインや心に残る文章がデザインされている。
「1973 年のピンボール」
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BACK
「ノルウェイの森」
FRONT
BACK
無地
「ダンス・ダンス・ダンス」
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「スプートニクの恋人」
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「海辺のカフカ」
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BACK
「1Q84」
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BACK
その中で、私が気に入ったのは、「ノルウェイの森」のTシャツ。
山登りをするときのウェアは、
私の場合、昔は、赤や青の目立つ色が多かった。
北アルプスなどに遠征することも多かったので、
万が一、遭難したときに、見つかりやすい色を……という考えもあって、
〈年甲斐もなく……〉
と思いつつも、
派手な色の速乾シャツやレインウェアなどを着用していた。
だが、60歳を過ぎると、
グリーン系のウェアに目がいくようになり、
以降、深緑色のような、あまり目立たない色のウェアを買い求めるようになった。
近場の山を中心にした山登りに変更したこともあって、
遭難の危険性も減り、
本来の自分が好む色、
目に優しい色を求めるようになったのだ。
そんな私の目に留まったのが「ノルウェイの森」のTシャツだったのだ。
で、昨日、街へ行ったついでにユニクロに寄って買ってきた。
驚いたことに、
胸の部分の文字はプリントだと思っていたら、刺繍だった。
いいね~
村上春樹のサインもプリントされているし、タグもおしゃれ。
綿100%で、中国製だけど、これで1500円は安い!
「ダンス・ダンス・ダンス」のTシャツのデザインも気に入っているので、
今度、街に行ったときには、「ダンス・ダンス・ダンス」のTシャツも買おうと思ったことであった。