2008年に『黒髪山系の植物』(松尾優/不知火書房)が出版されたときは、
その本の内容を見て、とても驚いたことを憶えている。
それまで何度も黒髪山系の山に登っていたが、
あまり花を見かけなかったので、
「花の少ない山だな~」
と思っていたからだ。
だから、『黒髪山系の植物』に記載されている植物を見て、
(決して大袈裟ではなく)仰天したのだった。
それからは、『黒髪山系の植物』を片手に黒髪山系の山に行くことが多くなった。
この本のお蔭で、多くの珍しい花に逢うことができたし、
至福の時間を過ごすことができた。
他の山域の植物を調べるときにも役に立っているし、
今では、私にとって、
『黒髪山系の植物』は、なくてはならない本となっている。
その本の著者である松尾優氏が主催される「平戸植物観察会」が、
10月26日(日)に催されることを数日前に偶然知った。
メールで参加を申し込むと、快諾して頂き、
本日、平戸で、多くの花に出逢うことができた。
午前9時、
平戸の某所で待ち合わせし、
集合したのは、計11名。
遠くは神奈川県からも参加されていて、とても驚いた。
輪になってそれぞれ自己紹介をした後、
3台の車に分乗して出発した。
まずは、松尾氏の「秘密の散歩道」へ。
最初に出逢ったのは、クマノギク。
クマノギク(熊野菊)は、和歌山県の熊野に由来する名前の花で、
紀伊半島、四国、九州、琉球の各地にまばらに分布する南方系の植物で、
とても珍しい花とのこと。
葉の付き方や形も美しかった。
キンゴジカという花にも出逢った。
午後には花が開くそうだが、
まだ開花していなくて残念。
場所を移動して、オケラに逢うことができた。
嬉しい~
真っ白で、
美しい~
山盛り(笑)のオケラや、
ピンクのオケラ(とても珍しいとのこと)にも逢うことができた。
ワレモコウや、
ナンバンギセルや、
ヒナヒゴタイも咲いている。
平戸のムラサキセンブリは、
天山のものよりかなり大きかった。
シマカンギクにも逢えて、嬉しい~
見上げると、シロダモの実が……
今日は「曇り」の予報だったのに、
朝から雨が降ったり止んだりの変な天気。
それでも、午前10時すぎには青空も顔を出した。
この美しい形の花は、カセンソウ。
そして、超珍しい、ヒメシオンという花にも出逢うことができた。
昼食後、場所を移動して、「極秘の散歩道」へ。
ダンギクがまだ咲いていて嬉しかった。
イブキジャコウソウもまだ咲いている。
こちらは、キセワタ。
面白い形の花だ。
そして、そして、本日、誰もが最も逢いたかった花、
シマシャジン。
歓声が上がる。
神奈川県から参加のご婦人は、
この花に逢うために参加されたとか。
納得の美しさ。
得も言われぬ色合い。
いつまでも見ていたい感じ。
激写につぐ激写。
こうして撮ると、キキョウのようでもある。
国内では、この平戸島と、五島列島の福江島でしか見ることができない花。
あまりに美しく、
誰もがしばらくそこから動けなかった。
松尾氏の
「さあ、行くよ~」
の声に正気に戻り、(笑)
次の観察地(佐志岳)へ向かった。
途中、サザンカの原種があり、パチリ。
サザンカ自生地の北限は、
最近の調査では山口県萩市の指月山とされているので、
神奈川県から参加のご婦人は、
「見たことがない」ととても珍しがられていた。
サザンカの白に対し、
傍にあった、
ハクサンボクの赤い実がとても鮮やかだった。
さあ、登山開始。
登山口には、ヤマジノギクがたくさん咲いていた。
なにを囲ってあるかというと……
シバハギのようだった。
希少種タイワンツバメシジミの食草だそうで、
大事に保護されているようだ。
ゆっくり登って行く。
アキノキリンソウが咲いている。
ムラサキセンブリの大株にビックリ。
真っ白のチョウセンノギク。
美しい~
いいね~
そして、イトラッキョウ。
ちょっと早いかなと思っていたが、
今が盛りとたくさん咲いていた。
平戸島にしか咲かない花なので、
これも、神奈川県から参加のご婦人、大喜び。
オトメラッキョウも発見。
いいね~
帰路、松尾氏が、とある海岸に案内して下さった。
咲いていたのは、ダルマギク。
花もカワイイが、葉もカワイイ。
蕾もカワイイ。
ダルマギクには、このように紫色の花と、
白い花がある。
白い花と、紫色の花のコラボ。
ここまで58枚の写真で紹介してきたが、
この他にも多くの花に逢うことができた。
貴重な花々との出逢いの機会を作って下さった松尾優氏に、感謝。
ありがとうございました。
今日も「一日の王」になれました~
その本の内容を見て、とても驚いたことを憶えている。
それまで何度も黒髪山系の山に登っていたが、
あまり花を見かけなかったので、
「花の少ない山だな~」
と思っていたからだ。
だから、『黒髪山系の植物』に記載されている植物を見て、
(決して大袈裟ではなく)仰天したのだった。
それからは、『黒髪山系の植物』を片手に黒髪山系の山に行くことが多くなった。
この本のお蔭で、多くの珍しい花に逢うことができたし、
至福の時間を過ごすことができた。
他の山域の植物を調べるときにも役に立っているし、
今では、私にとって、
『黒髪山系の植物』は、なくてはならない本となっている。
その本の著者である松尾優氏が主催される「平戸植物観察会」が、
10月26日(日)に催されることを数日前に偶然知った。
メールで参加を申し込むと、快諾して頂き、
本日、平戸で、多くの花に出逢うことができた。
午前9時、
平戸の某所で待ち合わせし、
集合したのは、計11名。
遠くは神奈川県からも参加されていて、とても驚いた。
輪になってそれぞれ自己紹介をした後、
3台の車に分乗して出発した。
まずは、松尾氏の「秘密の散歩道」へ。
最初に出逢ったのは、クマノギク。
クマノギク(熊野菊)は、和歌山県の熊野に由来する名前の花で、
紀伊半島、四国、九州、琉球の各地にまばらに分布する南方系の植物で、
とても珍しい花とのこと。
葉の付き方や形も美しかった。
キンゴジカという花にも出逢った。
午後には花が開くそうだが、
まだ開花していなくて残念。
場所を移動して、オケラに逢うことができた。
嬉しい~
真っ白で、
美しい~
山盛り(笑)のオケラや、
ピンクのオケラ(とても珍しいとのこと)にも逢うことができた。
ワレモコウや、
ナンバンギセルや、
ヒナヒゴタイも咲いている。
平戸のムラサキセンブリは、
天山のものよりかなり大きかった。
シマカンギクにも逢えて、嬉しい~
見上げると、シロダモの実が……
今日は「曇り」の予報だったのに、
朝から雨が降ったり止んだりの変な天気。
それでも、午前10時すぎには青空も顔を出した。
この美しい形の花は、カセンソウ。
そして、超珍しい、ヒメシオンという花にも出逢うことができた。
昼食後、場所を移動して、「極秘の散歩道」へ。
ダンギクがまだ咲いていて嬉しかった。
イブキジャコウソウもまだ咲いている。
こちらは、キセワタ。
面白い形の花だ。
そして、そして、本日、誰もが最も逢いたかった花、
シマシャジン。
歓声が上がる。
神奈川県から参加のご婦人は、
この花に逢うために参加されたとか。
納得の美しさ。
得も言われぬ色合い。
いつまでも見ていたい感じ。
激写につぐ激写。
こうして撮ると、キキョウのようでもある。
国内では、この平戸島と、五島列島の福江島でしか見ることができない花。
あまりに美しく、
誰もがしばらくそこから動けなかった。
松尾氏の
「さあ、行くよ~」
の声に正気に戻り、(笑)
次の観察地(佐志岳)へ向かった。
途中、サザンカの原種があり、パチリ。
サザンカ自生地の北限は、
最近の調査では山口県萩市の指月山とされているので、
神奈川県から参加のご婦人は、
「見たことがない」ととても珍しがられていた。
サザンカの白に対し、
傍にあった、
ハクサンボクの赤い実がとても鮮やかだった。
さあ、登山開始。
登山口には、ヤマジノギクがたくさん咲いていた。
なにを囲ってあるかというと……
シバハギのようだった。
希少種タイワンツバメシジミの食草だそうで、
大事に保護されているようだ。
ゆっくり登って行く。
アキノキリンソウが咲いている。
ムラサキセンブリの大株にビックリ。
真っ白のチョウセンノギク。
美しい~
いいね~
そして、イトラッキョウ。
ちょっと早いかなと思っていたが、
今が盛りとたくさん咲いていた。
平戸島にしか咲かない花なので、
これも、神奈川県から参加のご婦人、大喜び。
オトメラッキョウも発見。
いいね~
帰路、松尾氏が、とある海岸に案内して下さった。
咲いていたのは、ダルマギク。
花もカワイイが、葉もカワイイ。
蕾もカワイイ。
ダルマギクには、このように紫色の花と、
白い花がある。
白い花と、紫色の花のコラボ。
ここまで58枚の写真で紹介してきたが、
この他にも多くの花に逢うことができた。
貴重な花々との出逢いの機会を作って下さった松尾優氏に、感謝。
ありがとうございました。
今日も「一日の王」になれました~