一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……バリエーションハイキングで、あまり知られていない天山を楽しむ……

2018年04月29日 | 天山・彦岳


世はGWに突入したらしい。
私はGWとは無縁の仕事をしているので、
今日(4月29日)は(私にとっては)普通の公休日である。
日曜日であるので、
普通なら天山の登山者は多い筈だが、
GWなので、遠出している人も多いことだろうし、
井原山が“山開き”のようなので、そちらに行く人も多いことだろう。
よって、天山にはあまり人がいないのではないか……
そう考えて、今日も天山へ行くことにした。

まず山頂を踏んで、
稜線散歩で、おそらく今日が最後であろうミツバツツジの花を楽しみ、
その後、バリエーションハイキングで、
あまり知られていない天山を楽しむことにしよう。

天川登山口を出発。


ゆっくり歩き出す。


新緑が美しい。


この天川ルートでも、ミツバツツジが所々に咲いている。


いいね~


いつもの場所でパチリ。


天山山頂に到着。
誰もいない。嬉しい。


晴れてはいるが、遠望は効かない。
近くにあるあめ山は相変わらず美しい。


さあ、稜線散歩だ。


しばらく歩いて、ミツバツツジ越しに山頂を振り返る。


彼方に、うっすらと井原山が見える。
今日は山開きなので、大いに賑わっていることだろう。


あそこに、満開のミツバツツジが見える。


近くに行ってパチリ。


角度を変えてパチリ。
いいね~


足もとには、バイカイカリソウがたくさん。


なんて可愛いんだろう。


絵になるね~


美しい~


フデリンドウも咲いている。




このミツバツツジも、ほぼ満開。


新緑をバックに輝いている。


青空にも映える。


その後も、美しいミツバツツジが続いた。




彦岳が見える場所まできて引き返す。
(ここより下の方は、ミツバツツジの花は散っているものが多いようだった)


ここから右折し、


いつもの場所でランチ。


本日の「天山壁」。


この後、
バリエーションハイキングで、オオキツネノカミソリの第二群生地へ。


八幡岳ほどではないが、
天山にこれほどの群生地があったとは……


久しぶりに訪れたが、やはり驚きだ。


いいね~


この第二群生地には、小さな沢と滝があり、これが美しい。




滝の岩の上に、ヤブツバキの花が落ちていた。


絵になるね~


沢の脇にあるオオキツネノカミソリの葉が殊の外美しい。


ねっ。


今日は、さらに上の方まで行ってみる。


新緑のトンネルの下をゆっくり歩いて行く。


もっと上まで進む。


印象的な喬木があるところまで来て、立ち止まる。
なんだか、天山ではないみたいだ。


最後に、
今日、出会った花々を少しだけ紹介しよう。
沢沿いには、まだコチャルメルソウが咲いていた。


ツクシタニギキョウも群生していた。
陽が当たらない場所は花が閉じていたが、


陽が当たる場所では、美しく開花していた。


ヤマルリソウの花もたくさん。


カワイイ。


ジロボウエンゴサクや、


ホウチャクソウも咲き始めていた。


次に、花期を終えそうな花々。
まずは、サツマイナモリ。
スノーマン、だもんね。


ヒトリシズカも終焉を迎えていた。


あと数日で、花は姿を消すだろう。


最後は、サバノオ。
もう“鯖の尾”になってしまっているものが多かった。


それでも、花がちらほら残っている。


残っているものの中から、
美しいものを選んで紹介しよう。
一際小さな花だったが、美しさは極上。


こちらも美しい。
葉が赤錆色に近いのも好み。


木漏れ日の影にゆれる花。


光を浴びている花。


日陰の花。


スポットライトを当てられた花。


真横から撮った花。


そして、今日いちばんの花。
今日も「一日の王」になれました~

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