一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山・御来光登山 ……ウメバチソウやアケボノソウも咲き始めました……

2011年09月15日 | 天山・彦岳
今日の休日は、自由な時間がほとんどなかった。
わずかに残されているのは早朝のみ。
で、天気も良さそうなので、
天山に、御来光登山することにした。
新聞によると、本日の佐賀県の日の出時間は、午前6時2分とのこと。
午前4時半起床。
準備をして、5時過ぎに家を出た。
夜空は満天の星。
車で登山口へと向かう。
途中、ヘッドランプを持ってきていないことに気づく。
取りに帰るには遅すぎる。
そのまま車を走らせる。
今までの経験で、日の出時間の30分前頃から次第に明るくなってくるのを知っている。
ヘッドランプなしで短時間で登るには、天川登山口から登るのが最善と判断。
5:30
天川登山口に到着。
まだちょっと暗い。
ストレッチなどしながら明るくなるのを待つ。


5:35
出発。
足許に注意しながら登っていく。

5:49
天山山頂に到着。
当然のごとく山頂には誰もいない。


5:59
太陽が顔を出す。
新聞の予想時間より3分ほど早めだった。


山頂は厳かな雰囲気に包まれる。


富士山以来の御来光。
天山の御来光は久しぶり。
感動!


こんな素晴らしい御来光を私だけで独り占めできるとは、なんという贅沢!


太陽のあることの有り難さ。
そして月のあることの有り難さ。


遠く、雲仙や多良山系の山々まで見える。


相知方面は、雲海の底。


振り返ると、背振山系。
朝焼けに染まる。


俺の足って、こんなに長かったっけ。(オイオイ)


それにしても、長い!(コラコラ)


天山北壁。
約1000mの岩壁。
ギザギザの稜線に朝日が当たる。
月も美しい。


この岩壁を、フリークライミングで何度登攀したことか。


な~んちゃって。
実は、高さ1000mmの岩でした。(爆)
そよかぜさんのブログ(←クリック)参照。


マツムシソウに朝日が当たる。


タンナトリカブトにも……


ツルリンドウも朝日を浴びて嬉しそう。


おっ、ウメバチソウだ。


ウメバチソウも朝日を浴びて、一段と輝く。


光が創り出す芸術。


この後、月を見ながら、


秘密の散歩道へ向かう。


アキノキリンソウが咲いている。


オタカラコウも株が増えてきた。


キバナアキギリは、群落を形成しつつある。


白花のツリフネソウ。
平六さんが逢いたがっていたっけ。


平六さん、見てますか~
まだ咲いてますよ~


そしてレイジンソウ。
もうかなり増えてきている。


今年も逢えたタカクマヒキオコシ。


そしてアケボノソウ。
まだまだ蕾が多いけど……


咲いている株もありました~


ウメバチソウ、アケボノソウが咲き始め、
天山の秋の花々も、もう少しで出揃うだろう。
行く度に新しい発見があるこの時期の天山。
短い時間だったけど、とても充実した朝のひとときであった。

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