「逢いたい人に逢いに行く」という特別企画の第22回目は、
篠笛奏者の望月美都輔さん。
音楽や踊り、食、香りなど、
いろんな十八番(おはこ)が披露される「オハコフェス」が、
3月26日(土)に安養山円楽寺(武雄市武内町真手野)で開催されることを知った。
十八番の会(武雄市、藤安昭信会長)が、
地域密着型イベントとして初開催するもので、
アロマセラピーを楽しみながらクリームや石けんを作ったり、
多肉植物を寄せ植えしたりするワークショップがあり、
ヘチマ製品やお茶、地域の農作物、加工品を集めた店も出店され、
有精卵を使ったプリンとケーキの店や、あんこのスイーツ、
市内飲食店2店の軽食など食の店も並ぶという。
加えて、
11:30から近見りり子さんのピアノ演奏、
14:00からは望月美都輔さんの篠笛と歌のコンサートもあるとのこと。
望月美都輔さんのことは、
2018年11月18日に同じ円楽寺で開催された、
名取裕子さんの音語り「江戸艶姿四季写明鏡」という催しで知った。
横笛奏者として共演していたのが、彼女だったのだ。
このときのレポで、私は次のように記している。(全文はコチラから)
名取裕子さんと、横笛の橋口瑞紀さんは、
成田涼子さんのお弟子さんで、
橋口瑞紀さんが円楽寺の御子息と結婚することになり、
その縁で、3人で、円楽寺で公演をすることになったとのこと。
橋口瑞紀さんは、若くて才能あふれる美しい方で、
円楽寺の御子息とは東京で知り合い、結婚することになったそうだ。
これからも、機会があれば、このような催しをやっていきたいとのことなので、
楽しみに待ちたいと思う。(全文はコチラから)
このときのパンフレットには「橋口瑞紀」と表記されていたが、
プロフィール欄に、
「望月流家元より望月美都輔の名を許される。邦楽囃子方として古典演奏を継承しながらも、ポピュラー音楽の演奏にも積極的に取り組む」
とあったので、
望月美都輔の名で検索すると、
Twitterなどで活動などを発信されていて、
「音ノ葉」という和洋混成バンドで、
横笛奏者としてだけではなく、
ヴォーカルとしても活躍されていることを知った。
※望月美都輔さんの歌声と横笛が楽しめる動画↓
(バジリスクOP『甲賀忍法帖/陰陽座』cover by 音ノ葉)
望月美都輔さんの演奏を再び聴いたのは、
佐賀県の武雄市にある竹古場キルンの森公園「飛龍窯(ひりゅうがま)」で、
2020年2月8日(土)・9日(日)の2日間開催された、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り“光のバレンタインin飛龍窯”」でのこと。
望月美都輔さんは、2月9日に、
「光と和の響演 音ノ葉feat.望月美都輔」ということで、
音ノ葉のメンバーと演奏をされたのだ。(詳しくはコチラから)
その直後から、コロナ禍となり、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り“光のバレンタインin飛龍窯”」も、
2021年、2022年共に中止になるなど、
望月美都輔さんの演奏を聴く機会に恵まれず、残念に思っていたところ、
望月美都輔さん自らが主催者の一人となって開催される「オハコフェス」のことを事前に知り、
開催日の3月26日に休みを取得し、楽しみに待っていたのだった。
当日は朝から生憎の雨模様であったが、多くの人で賑わっていた。
(天気予報は「雨のち曇り」で、昼頃には雨も上がった)
10:00からのウェルカム演奏では、
子供たちに人気のある曲「パプリカ」が披露され、
サビの部分では子供たちも一緒に歌うなど、ほほ笑ましい光景がみられた。
11:30からの近見りり子さんのピアノ演奏では、
モーツァルトの「キラキラ星」変奏曲や、
「となりのトトロ」などの他、
ベートーヴェンの「月光」(第1楽章と第3楽章)なども演奏され、
楽しいひとときを過ごすことができた。
14:00からの望月美都輔さんの歌と篠笛の演奏では、
篠笛の独奏の他、
近見りり子さんのピアノとのコラボで、
スキマスイッチの「奏(かなで)」や、
いきものがかりの「ありがとう」なども演奏され、
大いに盛り上がった。
私自身も、演奏会の合間に、
フィッシャーマンズダイナーのビーフカレーを食べたりして、
ゆったりとした至福の時間を過ごすことができた。
「オハコフェス」の会場となった安養山円楽寺のある武雄市武内町には、
世界一の容積を誇る登り窯「飛龍窯」があり、(2018年11月18日撮影)
黒牟田焼の陶芸の里としても知られ、(2018年11月18日撮影)
「馬場の山桜」や、(2018年4月1日撮影)
「八天桜」など、(2020年4月6日撮影)
桜の名所も多くあり、とても素敵な所だ。
また機会があれば訪れたいと思った。
※望月美都輔さんの演奏「秘湯を求めて(ユクモ村のテーマ)」
(演奏されている場所は、黒髪山の竜門渓谷ですね)