8月3日(月)
赤石小屋~大倉尾根~椹島ロッヂ~畑薙第一ダム~静岡駅~肥前山口駅
南アルプス遠征・最終日。
4:30
起床。
出発準備を終える。
5:00
朝食。
朝食後、外に出る。
今日も朝からよく晴れていて、
赤石岳がはっきり見える。
ズーム。
いよいよお別れだ。
左に目を転ずると、
聖岳と兎岳が見えた。
左、日本アルプス最南の3000m峰「聖岳」(3013m)、
右、美しいピラミダルな兎岳(2818m)。
いつかあの稜線も縦走してみたい。
5:30
赤石小屋を出発する。
大倉尾根南西側をトラバース気味に下り始める。
カニコウモリが群生していた。
よく見ると美しい花だ。
樹間から、兎岳や、
赤石岳が見えた。
南アルプスの山々よ、サラバ!!
東側の樹間から朝陽が差してきて、眩しい。
ゴゼンタチバナや、
ミヤマアキノキリンソウや、
トリアシショウマが咲いている。
トリアシショウマとカニコウモリのコラボ。
6:03
登りの人にとっては最後の関門である「歩荷返し」を通過。
軽快に下って行く。
6:15
「5分の4」地点を通過。
この辺りにはキノコがたくさんあった。
シャクジョウソウを見つけた。
ギンリョウソウとよく似ているが、
ギンリョウソウほど白くなく、
錫杖のように先が曲がっており、
一本の枝に数個の花がつくのが特徴。
どんどん下って行く。
6:39
「5分の3」地点を通過。
椹島ロッヂまで90分と書いてあるが、
このペースだとそんなにかからないだろう。
7:09
「5分の2」地点を通過。
下り一辺倒なので、歩き慣れていないと足がガクガクするだろう。
7:37
「5分の1」地点を通過。
ゴールは近い。
カラマツとサワラの植林を九十九折(つづらおり)に進む。
ミズナラの大木の下を通過。
8:00
椹島に戻ってくる。
赤石小屋から、約2時間半で到着。
コースタイムは3時間半だったので、
1時間ほど早く着いた。
ヤスさんも感動のゴール。
お疲れ様でした~
椹島ロッヂで休憩した後、
バスと新幹線を乗り継いで九州に帰るだけなので、
まずはビールだ。
「ビールが飲めるぞ~」
と、またまた小躍りする私。(爆)
急いでレストハウスに駆けつけ、
ビールで乾杯。
その後、ロッヂ内でシャワーを浴び、着替えて、
再びレストハウスへ。
ランチとして「さわらじまバーガー」(デカッ!)を食べながら、(ウマッ!)
またしてもビール。(笑)
バスの出発時間までに、まだ時間に余裕があったので、
周辺を散策。
椹島は「南アルプスの上高地」っていう感じ。
素敵な場所だ。
13:00 椹島ロッヂから東海フォレストの送迎バスで畑薙第一ダムへ向かう。
14:00 畑薙第一ダムに到着。
14:25 しずてつジャストラインの夏季限定運行のバスで静岡駅へ向かう。
17:50 静岡駅に到着。
18:11 新幹線ひかり481号に乗車。
20:03 新大阪駅に到着。
20:09 新幹線のぞみ55号に乗り換える。
22:39 博多駅に到着。ヤスさんと別れる。
22:56 特急みどり31号に乗車。
23:44 肥前山口駅に到着。
配偶者の車にピックアップされ、自宅に帰る。
実に楽しい、有意義な4日間であった。
土曜、日曜を挟んだ4日間であったが、
北アルプスと違って、静かな山歩きが楽しめたし、
椹島ロッヂ、千枚小屋、赤石小屋のいずれも、
食事も美味しく、
夜もゆっくり寝ることができた。
山小屋はどの小屋も快適で、
昔のイメージとは随分違ってきているのを感じた。
南アルプスの山々は、一つひとつが物凄くデカかった。
山脈がうねるように続いていた。
高山植物もたくさん咲いていたが、
私は北アルプスに行ったときよりも写真は撮っていない。
私が撮った写真の数倍、数十倍の花が咲いていたと思ってもらってイイと思う。
なぜそんなに花の写真を撮っていないかというと、
南アルプスの山々の存在感や、山脈の風景に圧倒されたから……
といえるだろう。
南アルプスでは、
花を愛でる前に、まず、
ガシガシと山を歩くこと、
ガンガンと山にぶつかること、
ビンビンと山を感じることが要求される。
花よりも、そのようなことの方がより重要だったのだ。
最近の風潮として、
山よりも花に重点を置いている人の方が多いような気がする。
珍しい花の咲く山にしか登らない人が多いように感じる。
そんな花偏重の登山を、
根本から打ち砕くような山域が、南アルプスだといえる。
高山植物大好きの私ですら、
花の存在を忘れてしまうほどの山脈のデカさであり、深さであった。
森林限界が高い南アルプスでは、
森林限界を抜けだすまでは忍耐を強いられる。
だが、3000mの稜線に出ると、パラダイスが待っている。
これは、北アルプスにはない魅力といえるだろう。
巨大山脈の、
うねる稜線を、
天空の散歩道を、
いつの日か、またひたすら歩きたいと思った。
ガシガシと山に登り、
ガンガンと山にぶつかり、
ビンビンと山を感じ、
そして、
ゴクゴクとビールを飲みたいと思った。
9日間連続でブログを更新したのは、おそらく初めてだと思う。
やっと南アルプスのレポを書き終えることができた。
すべてに感謝。
御愛読、ありがとうございました。
【目次】(クリックするとレポを読むことができます)
7月31日(金)
①静岡駅~畑薙第一ダム~椹島ロッヂ
8月1日(土)
②椹島ロッヂ~小石下~清水平~蕨段~千枚小屋
8月2日(日)
③千枚小屋~千枚岳~丸山
④丸山~東岳(悪沢岳)
⑤東岳(悪沢岳)~中岳~前岳
⑥前岳分岐~前岳南東斜面のお花畑~荒川小屋
⑦荒川小屋~大聖寺平~小赤石岳
⑧小赤石岳~赤石岳~北沢源頭~富士見平~赤石小屋
8月3日(月)
⑨赤石小屋~大倉尾根~椹島ロッヂ~畑薙第一ダム~静岡駅~肥前山口駅
赤石小屋~大倉尾根~椹島ロッヂ~畑薙第一ダム~静岡駅~肥前山口駅
南アルプス遠征・最終日。
4:30
起床。
出発準備を終える。
5:00
朝食。
朝食後、外に出る。
今日も朝からよく晴れていて、
赤石岳がはっきり見える。
ズーム。
いよいよお別れだ。
左に目を転ずると、
聖岳と兎岳が見えた。
左、日本アルプス最南の3000m峰「聖岳」(3013m)、
右、美しいピラミダルな兎岳(2818m)。
いつかあの稜線も縦走してみたい。
5:30
赤石小屋を出発する。
大倉尾根南西側をトラバース気味に下り始める。
カニコウモリが群生していた。
よく見ると美しい花だ。
樹間から、兎岳や、
赤石岳が見えた。
南アルプスの山々よ、サラバ!!
東側の樹間から朝陽が差してきて、眩しい。
ゴゼンタチバナや、
ミヤマアキノキリンソウや、
トリアシショウマが咲いている。
トリアシショウマとカニコウモリのコラボ。
6:03
登りの人にとっては最後の関門である「歩荷返し」を通過。
軽快に下って行く。
6:15
「5分の4」地点を通過。
この辺りにはキノコがたくさんあった。
シャクジョウソウを見つけた。
ギンリョウソウとよく似ているが、
ギンリョウソウほど白くなく、
錫杖のように先が曲がっており、
一本の枝に数個の花がつくのが特徴。
どんどん下って行く。
6:39
「5分の3」地点を通過。
椹島ロッヂまで90分と書いてあるが、
このペースだとそんなにかからないだろう。
7:09
「5分の2」地点を通過。
下り一辺倒なので、歩き慣れていないと足がガクガクするだろう。
7:37
「5分の1」地点を通過。
ゴールは近い。
カラマツとサワラの植林を九十九折(つづらおり)に進む。
ミズナラの大木の下を通過。
8:00
椹島に戻ってくる。
赤石小屋から、約2時間半で到着。
コースタイムは3時間半だったので、
1時間ほど早く着いた。
ヤスさんも感動のゴール。
お疲れ様でした~
椹島ロッヂで休憩した後、
バスと新幹線を乗り継いで九州に帰るだけなので、
まずはビールだ。
「ビールが飲めるぞ~」
と、またまた小躍りする私。(爆)
急いでレストハウスに駆けつけ、
ビールで乾杯。
その後、ロッヂ内でシャワーを浴び、着替えて、
再びレストハウスへ。
ランチとして「さわらじまバーガー」(デカッ!)を食べながら、(ウマッ!)
またしてもビール。(笑)
バスの出発時間までに、まだ時間に余裕があったので、
周辺を散策。
椹島は「南アルプスの上高地」っていう感じ。
素敵な場所だ。
13:00 椹島ロッヂから東海フォレストの送迎バスで畑薙第一ダムへ向かう。
14:00 畑薙第一ダムに到着。
14:25 しずてつジャストラインの夏季限定運行のバスで静岡駅へ向かう。
17:50 静岡駅に到着。
18:11 新幹線ひかり481号に乗車。
20:03 新大阪駅に到着。
20:09 新幹線のぞみ55号に乗り換える。
22:39 博多駅に到着。ヤスさんと別れる。
22:56 特急みどり31号に乗車。
23:44 肥前山口駅に到着。
配偶者の車にピックアップされ、自宅に帰る。
実に楽しい、有意義な4日間であった。
土曜、日曜を挟んだ4日間であったが、
北アルプスと違って、静かな山歩きが楽しめたし、
椹島ロッヂ、千枚小屋、赤石小屋のいずれも、
食事も美味しく、
夜もゆっくり寝ることができた。
山小屋はどの小屋も快適で、
昔のイメージとは随分違ってきているのを感じた。
南アルプスの山々は、一つひとつが物凄くデカかった。
山脈がうねるように続いていた。
高山植物もたくさん咲いていたが、
私は北アルプスに行ったときよりも写真は撮っていない。
私が撮った写真の数倍、数十倍の花が咲いていたと思ってもらってイイと思う。
なぜそんなに花の写真を撮っていないかというと、
南アルプスの山々の存在感や、山脈の風景に圧倒されたから……
といえるだろう。
南アルプスでは、
花を愛でる前に、まず、
ガシガシと山を歩くこと、
ガンガンと山にぶつかること、
ビンビンと山を感じることが要求される。
花よりも、そのようなことの方がより重要だったのだ。
最近の風潮として、
山よりも花に重点を置いている人の方が多いような気がする。
珍しい花の咲く山にしか登らない人が多いように感じる。
そんな花偏重の登山を、
根本から打ち砕くような山域が、南アルプスだといえる。
高山植物大好きの私ですら、
花の存在を忘れてしまうほどの山脈のデカさであり、深さであった。
森林限界が高い南アルプスでは、
森林限界を抜けだすまでは忍耐を強いられる。
だが、3000mの稜線に出ると、パラダイスが待っている。
これは、北アルプスにはない魅力といえるだろう。
巨大山脈の、
うねる稜線を、
天空の散歩道を、
いつの日か、またひたすら歩きたいと思った。
ガシガシと山に登り、
ガンガンと山にぶつかり、
ビンビンと山を感じ、
そして、
ゴクゴクとビールを飲みたいと思った。
9日間連続でブログを更新したのは、おそらく初めてだと思う。
やっと南アルプスのレポを書き終えることができた。
すべてに感謝。
御愛読、ありがとうございました。
【目次】(クリックするとレポを読むことができます)
7月31日(金)
①静岡駅~畑薙第一ダム~椹島ロッヂ
8月1日(土)
②椹島ロッヂ~小石下~清水平~蕨段~千枚小屋
8月2日(日)
③千枚小屋~千枚岳~丸山
④丸山~東岳(悪沢岳)
⑤東岳(悪沢岳)~中岳~前岳
⑥前岳分岐~前岳南東斜面のお花畑~荒川小屋
⑦荒川小屋~大聖寺平~小赤石岳
⑧小赤石岳~赤石岳~北沢源頭~富士見平~赤石小屋
8月3日(月)
⑨赤石小屋~大倉尾根~椹島ロッヂ~畑薙第一ダム~静岡駅~肥前山口駅