一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

マンサクが咲き始めた天山 ……セリバオウレンやツクシショウジョウバカマも……

2020年02月07日 | 天山・彦岳
2月6日(木)

2月になって、やっと寒くなってきたが、
いつもの冬とは違って、まだ「厳しい寒さ」とは言えない。
天山の麓では、
菜の花畑があちこちに見られ、


梅も開花が早く、
各地の“梅まつり”も例年より早まりそうな気配。


道端には1月からシロバナタンポポが咲き始め、




4月頃に開花する筈のムラサキケマンがもう咲いている。




セリバオウレンの群生地に行ってみると、
もうたくさんの花が咲いていてビックリ。


嬉しくて、ひとつひとつの花に挨拶をして回る。


同じようでいて、


それぞれが個性を持っていて、


微妙に違っている。


みんな違って、


みんな好い。


そんな中で、一番のお気に入りを見つける。


とびっきり美人さんだ。


麓では、春の花がこれだけ早く咲き出しているのだ。
天山の山頂部でもマンサクがもう咲いているのではないか……と考えた。
で、天山のマンサクに逢いに行ってみた。

高度が上がると、
さすがに寒く、霜柱があちこちに見られた。


この分だと、春の花はまだまだかもしれない。




まず、ツクシショウジョウバカマを見に行ってみる。
だが、まだ蕾ばかりで、ガッカリ。


開花し始めた蕾を探すが、なかなか見つからない。


それでも、少し開き始めた蕾を見つけた。


蕊が少し見えている。


もっと開いたものはないかと探すと、
かなり開いた蕾を見つけた。


「早く、早く!」


ふと見上げると、白い花みたいものが見えた。


何の花だろうと思ってよく見ると、
木に絡まっている蔓植物の綿毛のようだった。


花を欲していると、何でも花に見えてしまう。
困ったものだ。(笑)


マンサクの木を見るが、
まったく咲いていなかった。


ガッカリしながらも、よく探すと、
黄色いものが目に入った。(写真中央部)


ズームすると、マンサクの花であった。


はやり、もう咲き始めていたのだ。
嬉しい!


今日も「一日の王」になれました~


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