一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「節分の日」には鬼ノ鼻山に登ろう ……シュンランの花芽に“春”を感じる……

2020年02月04日 | 鬼ノ鼻山・聖岳


2月3日(月)

今日は、「節分の日」。
「節分の日」と言えば、“鬼”。
“鬼”と言えば「鬼ノ鼻山」。(笑)
ということで、鬼ノ鼻山へ向かったのだった。(コラコラ)

「肥前国風土記」では嬢子山(おとめやま)と紹介されている鬼の鼻山には、
山名の由来となる鬼伝説(民話)が残っていて、それは、

村人を困らせていた鬼は、
〈日本一の山を築きたい!〉
と思っていた。
その話を聞いた神様は、
「一晩のうちに築けたら村を差し出す、築けなかったら村を出て行け」
という話をし、
鬼が山を築き始めたときに、
神様が“一番鶏”の声を真似て、鬼を退治した……

というもの。
今日は、鬼ノ鼻山の“鬼”たちをじっくり観察したいと思う。

麓では、
もう終焉を迎えていた蝋梅の花や、


満開に近い白梅などが見られた。




天ヶ瀬ダムでは、うっすらと天山が眺められ、


湖面では、


水鳥たちが泳いでいた。


今日も“憩いの森”からとりつく。


まずは、公園内にある“鬼”へ。
ここは、鬼の口の中が滑り台になっていて、


横から見ると、舌のようにも見える。


裏側は階段になっている。


美しい林を抜けて、


第一展望所へ。


ここから一登りして、


“鬼の展望所”に着く。


太陽が“鬼”の向こう側にあったので、


“鬼”の目に太陽を入れて、パチリ。


なんだか神々しい“鬼”になった。


“鬼の展望所”の口の中は階段になっていて、


階段を上ると、


展望台になっている。


今日は霞んでいて遠望はきかず、多良山系の山々も雲仙も見えなかった。


階段を下りて、


裏側へ回る。
何もない。(笑)


いったん下って、


登り返す。


鬼ノ鼻山山頂(435m)に到着。


ここからの眺めはイマイチなので、
すぐに“鬼のテラス”へ向かう。


“鬼のテラス”に到着。


眺めはここが最高なのだが、やはり遠望はきかず。


ここには、岩でできた(自然の)テラスがあり、


振り向くと“鬼”たちの表情も眺められる。


ここの“鬼”たちは、なんだかユーモラス。


もはや“鬼”には見えない。(笑)


縦走路をさらに先へ進むと、


“みはらしの丘”に出る。


ここからの眺めも素晴らしい。


ここから“サザンカの小径”が始まるのだが、
もはや花は終わっていた。残念!


花はスミレくらいしか見られなかったが、


アセビの花の蕾が見られたし、




シュンランの群生地へ行ってみると、
花芽も見ることができた。


節分(せつぶん、せちぶん)は、
雑節の一つで、
各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日頃)の前日を指す場合が多い。
なので、節分(2月3日)の翌日は、立春なのだ。
立春は、
冬が極まり春の気配が立ち始める日。
冬至と春分の中間に当たり、
昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、
この日から立夏の前日までが春となる。
……そう、今まさに“春”が始まったのだ。
今日も「一日の王」になれました~


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