今日は、
ヤスさんとの山行の日であったが、
アキさんが久しぶりに参戦することに……
ヤス、アキ、タク、三人揃っての山歩きは、
昨年(2016年)10月30日の「涌蓋山」以来である。
アキさんは、あの日以降、山には行っていないとのことで、
「軽めの山歩きをお願いします」
とのメールが届いた。
短時間で周回できて、
展望も楽しめて、
春の花もたくさん楽しめる山といえば……
そう、平尾台。
吹上峠登山口から、大平山、四方台を経て、茶ヶ床園地へ下るルートを考えた。
ところが、山行予定の4月9日(日)の天気予報は、
1週間前から傘マーク。
菜種梅雨の真っ最中なので、山行中止も考えた。
ところが、ところが、
(ヤスさんと、アキさんの、日頃の行いが良いからであろう)
前日になって、4月9日(日)の傘マークが消えた。
……こうして本日を迎えたのであった。
午前7時に、佐賀の某所で待ち合わせをし、
一路、平尾台へ。
午前8時半頃に吹上峠に到着。
駐車場に車が多くてビックリ。
九州の山の季刊誌『のぼろ』(2017年春号)で平尾台を特集していた影響だろうか?
すぐに準備をし、軽くストレッチ。
8:40
吹上峠の登山口より出発。
菜の花を楽しみながら登って行く。
ゆっくり登れば、急登でもきつくない。
大平山山頂(586.5m)に到着。
平尾台は初めてのアキさん、
その雄大な眺めに驚きを隠せない。
激写につぐ激写。
展望を楽しんだ後、
石灰岩の岩の間を抜けて、次の目的地「四方台」へ向かう。
四方台への急坂が見えてきた。
「えっ、あの坂を登るんですか?」
と、アキさん。
「登るんです!」
と、ヤスさん。
こころなしかアキさん少しヘタっている?(笑)
ようやく登り切り、
四方台に到着。
もう後は下るだけです。
しばらくは稜線歩き。
素晴らしい風景を楽しみながら歩いて行く。
「こんな風景、初めて見ました」
と、アキさん。
やがて、右手の道へ入り込み、
石灰岩の群れへ潜り込む。
アキさんは、楽しくて仕方がないといった感じ。
面白い形の岩を探しながら歩く。
私が命名した「クジラ岩」。
これも私が発見し、命名した「十字架岩」。
これは、平尾台では有名な「根性の木」。
この「根性の木」に感動したアキさん、
「根性の木」と一緒に記念写真。
心が折れそうになった時は、
この写真を見て、元気をもらうとのこと。
こちらは、我々が発見した、もうひとつの「根性の木」。
実は、先ほど紹介した「クジラ岩」のクジラの口の中にも「根性の木」があった。
「キス岩」に到着。
こちらも、平尾台では有名。
「うまくできていますね~」
と、アキさん。
ジィ~と見ていた。(笑)
平尾台のユニークで素晴らしい風景を存分に楽しんで、
茶ヶ床園地へと下った。
カルスト台地の美しい風景や、
面白い形の岩などを楽しんだだけではない。
歩きながら、我々は、多くの花々も楽しんでいたのだ。
最後に、その春の花々を紹介して、
このレポを終えようと思う。
まずは、センボンヤリ。
少し開いたものや、
全開のものまで、
数多くのセンボンヤリの花を楽しむことができた。
スミレや、
フキノトウも、我々の目を楽しませてくれた。
期待していたヒトリシズカも見ることができた。
登るにしたがって数が増え、
群生地も各所にあった。
私としては、花が葉に包まれた、こんな感じが好もしい。
ホタルカズラもたくさん咲いていた。
石灰岩の砂の白い色に、花の色が映える。
このホタルカズラの花の色が大好きだ。
それぞれ花の色が微妙に違う。
ホタルカズラを見ているだけで、幸せな気持ちになる。
そして、本日の主役、オキナグサ。
土からむっくりと起き上がったばかりという感じで、
花に土がたくさんくっついている。
雨に洗われ、
風に土を落とされた花もある。
開く途中の花も美しい。
いいね~
こちらも、ただ見ているだけで、幸福になる。
本当は、これで終わりなのであるが、
もうひとつ、驚かされたことがあったので、
最後に書き加えておきたい。
完璧な美しさのシロバナタンポポがあったので写真を撮っていたら、
すぐ横にも美しいシロバナタンポポが3輪あった。
すると、その横にも、シロバナタンポポが……
そして、目を上げると、
このような風景が目に飛び込んできた。
「え~、これって、全部シロバナタンポポなの?」
もうビックリ。
「ここは北アルプスのチングルマのお花畑かい?」
といった感じの大群落であったのだ。
ヤスさんもアキさんも大喜びであった。
今日も「一日の王」になれました~