一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「YURI MIYATA」…登山中に見つけた植物の形をモチーフにしたアクセサリー…

2018年05月04日 | 読書・音楽・美術・その他芸術


モデルをしながら山にも登っているという美しき人がいる。
(近いうちに「逢いたい人に逢いに行く」という企画に登場予定)
この女性のインスタグラムを見ていたら、
アクセサリーの写真と共に、
次のような文章が添えられていた。

素敵だな、森を感じるな、と思いながら
ちょっと私には似合わないかもなぁと横目でチラチラ見るだけだった
@yuri_miyata のアクセサリー

買っちゃった
いっひっひ


植物の形や景色、山道から感じた魅力が制作インスピレーションなんだそう

私の選んだこのイヤリングもね、ナントカって植物の茎のとこをモチーフにしててね
山で撮った写真を見せていただいたんだけど……
えーっと……
……そのナントカを忘れてしまった(2回も聞いたのに.笑)!
細くて力強い線に感じる植物らしさと、結晶みたいにも見えるとこが好き*

軽いから耳のフチにも留められます(写真2枚目)
フタリシズカのブローチも可愛かったなぁ

森を連れて歩きたい方はぜひ🌟



インスタグラムに載っていたアクセサリーの写真が素晴らしかったので、
宮田有理さんのことをちょっと調べてみた。

宮田有理【Yuri Miyata】
岡山県倉敷市出身
大学でセラミックデザインを学んだ後、
洋食器会社に形状デザイナーとして5年間勤務。
退職後、2015年よりアクセサリーの制作を開始。
現在は定期的に様々な山へ行きつつ、東京都内で活動中。
「YURI MIYATA」は、宮田有理さんのブランド名。


HPには、次のようなメッセージが書かれていた。


「自然から感じる思いをかたちに。」

山には様々な種類の植物が溢れ、
ふとした瞬間に思わぬ形や景色に出会うことがあります。

足元に広がる小さな世界には様々な種類の植物が溢れ
歩く度に新鮮な驚きを与えてくれます。
季節や天候によっても違う表情を見せてくれて飽きることがありません。

2011年から山へ行くようになり、
実際に歩いた山や森の中で感じたことや、見つけたこと、
肌で感じたさまざまな感動をかたちにしたくて制作をはじめました。

日々の生活にそっと寄り添い、
自然の空気を感じていただけるようなアクセサリーでありたいと願っています。



2015年より、
山道で見つけた植物や景色からインスピレーションを受け、
アクセサリーの制作をスタート。
植物から感じた様々な魅力をシンプルな形状に落とし込み、
普遍的なデザインとして長く愛用してもらえるアクセサリーを目指しているという。

制作を開始して、まだ3年ほどのようだが、
彼女がデザインしたアクセサリーを見て、すっかり魅せられてしまった。
そのどれもが、
森の中を歩いている際に見つけた、
小さな植物などの魅力的な自然のフォルムにフォーカスした作品群であったからだ。

先程のインスタグラムの写真のアクセサリーは、


イワセントウソウだそうだ。




これは、


ジシバリ。


ブローチとしてだけでなく、


ザックに付けても素敵だ。




これは、


木の枝をデザインしたもの。


いいね~


これは、


フタリシズカ。


カワイイ。


その他の作品を見ても、
素晴らしいものばかり。


金属なのに、本物の山野草と同じくらいの存在感がある。




見ているだけでも楽しい。






普通、アクセサリーは、自分に似合うかどうかで選ぶものだが、


「YURI MIYATA」のアクセサリーは、
アクセサリーの方が、人を選びそうな気がする。


このアクセサリーに相応しい女性かどうか……と。
はたして、あなたは……

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