一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

シリーズ「麓から登ろう!」32.鬼ノ鼻山 ……雨の日には裏山歩きを楽しもう……

2014年07月06日 | シリーズ「麓から登ろう!」
今日は午後から用事があったので、
午前中に山歩きを楽しもうと思った。
車で移動する時間が勿体ないので、
裏山の鬼ノ鼻山に登ることにした。
裏山といっても、
わが家の玄関から登山靴を履いて歩き出せば、
鬼ノ鼻山山頂まで、約2時間かかる。
往復4時間も山歩きが楽しめるのだ。
往路は車道を歩いて憩いの森公園から山頂へ。
復路は、土道ルートを通って周回し、
天ヶ瀬ダムの下の辺りで往路の道へ合流する。


朝から雨が降っている。
今日は一日中「雨」の予報。
レインウェアを着ると暑いので、
傘をさして歩くことにする。

市街地を抜け、
県道25号線を横切って進むと、
田園地帯に入って行く。




ヤブカンゾウが咲いている。


この辺りでは、この花が至る所に咲いている。


藁葺き屋根の家を左に見ながら登って行く。


オドリコソウが咲いている。


こちらは色の薄いオドリコソウ。
花期は4~6月だそうだが、
それ以外の季節にもよく見かけるな~


ミゾソバも咲いていた。
美しい~


舗装道路が緑に占領されつつある。


天ヶ瀬ダムの下にたどり着く。
いつもの階段。(笑)


この階段も緑に占領されつつある。


水溜りもできていたので、歩きにくいことこの上なし。


階段を登り終わって、振り返る。
(あなたも、ぜひ……




ダム湖と、背後に見える鬼ノ鼻山から聖岳へ至る稜線。
雨が強くなり、シュールな風景と化す。


登山靴もズボンもずぶ濡れ。(笑)


今日はまったく疲れを感じず、快調。


雨の日の風景も悪くない。


グングン登って行く。


憩いの森公園に到着。
当然のことながら、駐車場には1台の車もない。


左折してしばらく歩くと、
右手に入口があり、
「いただきへの道」と書かれた道標があるが、
この道は展望台へ続いている。


ここから20mほど歩いた場所にも道標と入口があるが、
この入口も展望台へ続いている。


ここからさらに50mほど進むと、
右へ登って行く道があるので、
山頂へは、ここから登って行く。


しばらく登ると、鞍部に出る。
右へ登ると、鬼の展望台。
左へ登ると、鬼ノ鼻山山頂。


左へ登り始めるが、草茫々。
夏草に覆われており、ちょっとビックリ。


ウツボグサや、


オカトラノオの群生を見ながら登って行く。


ママコナがたくさん咲いていた。


天山や作礼山や八幡岳などではそれほど見ないのに、
この鬼ノ鼻山にはママコナが群れ咲くのだ。


コキンバイザサを発見。


嬉しい~


鬼ノ鼻山山頂に到着。


わが家から1時間40分ほどで着いた。




雨の所為で展望はまったく得られなかった。


しばらく稜線歩き。
縦走路も草茫々。


鬼のテラスを通過。


この先の縦走路も緑に覆われている。


ここから左に入って行く。


緑のトンネルを抜け、


このような道を歩いて行く。


オカトラノオの群生地がたくさんある。
ずっと奥までオカトラノオ。


アキノタムラソウも咲いていた。


こちらは、白花。


ムラサキニガナも咲いていた。


ここで、土道ルートは終わる。


天ヶ瀬ダムのあの階段が見える。


雨は豪雨と化したように強く降り続ける。


往路の道へ合流。


かなり下ってきた。
雨は降り続いているのに、
なぜか天山が見えた。


午前8時過ぎに出発し、
正午頃に家に戻ってきた。
約4時間の歩きを楽しむことができた。
雨の日の山も大好きだ。


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