一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……なんと、なんと、まだサバノオが咲いていたよ……

2016年06月08日 | 天山・彦岳
3日前にくじゅうの平治岳に行ったばかりだが、
今日の休みもまた山歩きをしたくなった。
くじゅうは登山者が多かったので、
今日は、静かな山歩きをしたいと思った。
となれば、行先は、天山。
ミヤマキリシマも終わり、
登山者もほとんどいないことだろう。

天川登山口駐車場に着くと、
予想通り、一台の車もなかった。
ひとり登り始める。


草が茂り、
登山道が狭くなったように感じた。


ウツギの花を見ながらゆっくり登って行く。


天山山頂に到着。
やはり、誰もいなかった。


みなさん、ご存じだとは思うが、
天山は、一等三角点。


天気予報はイマイチであったが、
あめ山は、よく見えた。


さあ、稜線散歩。
今日は、彦岳が見える所まで歩いて行くつもり。


驚いたことに、
所々に、まだミヤマキリシマの花が残っていた。


いいね~


目立っていたのは、ヤマツツジ。


大きな花の塊となって、


点在していた。


赤い塊は、情熱的だ。


黒髪山系のような風景を切り取る。


タンナサワフタギを発見。


いいね~


今日のお目当てのヤマボウシ。


満開だった。


そして、彦岳。


ヤマボウシ越しに見る彦岳。
この風景が見たかったのだ。
毎年、この風景を見るのを楽しみにしているのだ。
今年も見ることができて、嬉しい。


本日の「天山西壁」。


イイでしょう~


稜線をひとり歩いていたら、
ヘリコプターが天山の真上を周回し始めた。


私は見張られているのだろうか?(爆)


では、秘密の散歩道へ。
タツナミソウがたくさん咲いている。


ミズタビラコも数を増している。


ヤマアジサイは、咲き始め。


マルバノイチヤクソウは、まだ蕾。


バイカイカリソウは数が少なくなっていた。


大きなキイチゴを、


食べながら歩く。


アサギマダラは、アザミから、


モンシロチョウは、ニガナから蜜を吸っていた。


サバノオの第一群生地に行ってみた。
鯖の尾の形になった実を見たいと思ったのだ。


そして、それを見ることができたのだが、


なんと、なんと、まだ花も咲いていたのだ。


もう、ビックリ。


花期は4月の筈。


もう6月なのに、
天山のサバノオはまだ咲いていた。


鯖の尾の実と花のコラボ。


今日も「一日の王」になれました~


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