一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……リンドウやアキノキリンソウが咲き始め、秋の花が出揃いました……

2020年09月30日 | 天山・彦岳


9月29日(火)
もうそろそろリンドウが咲く頃だと思い、
天山に登ることにした。
いつもは早朝に登るのだが、
リンドウは早朝には開花していない。
太陽の光を浴びないと花が開かないのだ。
なので、昼過ぎから登ることにした。
正午頃だと、この時期、平日でも山頂に人が少なからずいるので、
山頂であまり人に会いたくない私は、
午後2時近くに天川登山口を出発することにした。

今日は、新しく登山靴で登ることにする。
これまでは、2015年の夏に買った、
Adidas(アディダス)の「テレックスファストRミッドGTX」
を主に履いていた。(コチラを参照)


とても履き心地が良く、
大事に5年間履いていたのだが、
5年も経つとさすがにくたびれてきた。
同じAdidasのトレッキングシューズを探したのだが、
現在は(Adidasは)トレッキングシューズに力を入れていないのか、
種類も少なく、良いものがなかった。
そこで、他社のもので探すと、
SCARPA(スカルパ)の「ハイドロジェンハイク GTX」
が見つかった。


重量は428g(#42=26.7cm片足)で、
「テレックスファストRミッドGTX」よりも少し軽い。


軽いけれども、ソール(ビブラム・サリックス)はしっかりしており、


アルプスでも使えそう。


天川登山口を出発。


ゆっくり歩いて行く。


いつもの場所で、パチリ。
この辺りで、下山するコヨーテさんに会った。
井原山の主のような方で、
昔、井原山によく行っていた頃は、
コヨーテさんのブログで情報を得ていた。
そよかぜさんの紹介で、何度か山を御一緒したことがあり、
2009年に井原山の洗谷ルートを歩いたことなどが、
今でも思い出される。(コチラを参照)
近況報告、花情報の交換などをして、お別れした。


天山山頂に到着。
もう下山しなければならない時間帯なので、
数人の登山者がおられるのみだった。


展望はまずまずで、
雲仙や多良山系の山々も見ることができた。


左に目を転ずると、佐賀平野。


さあ、稜線散歩へ。


ウメバチソウは4輪が開花していた。


美しく開花している。


嬉しい。


マツムシソウや、




キュウシュウコゴメグサは、
数は少なくなってきたが、まだ頑張っている。




ツルリンドウ、


ホソバノヤマハハコ、


ヒメアザミを見ながら歩いていたら、


アキノキリンソウに逢えた。


1週間の間にたくさん咲き出していたのだ。


この花が咲き出すと、秋本番だ。


せんぶりもたくさん咲いていた。


普通は5弁なのだが、


4弁の花も多く見かける。


陽当たりの良い場所だと、輝いて見える。


いいね~


次は、ムラサキセンブリ。
一輪、




二輪、




三輪、




たくさん。(笑)




大好きな花。


リンドウも咲き始めていた。


この花が咲くと、天山の秋の花は出揃うことになる。


11月頃まで咲き続け、
リンドウが花期を終えると、
天山の秋が終わることになる。


そういう意味では、天山の秋はまだ始まったばかり。


存分に楽しもう。


山頂に戻ると、もう誰もいなかった。


……私だけの天山。
この後、ちょっとだけ散歩道へ。


ヤマハッカ、


アキチョウジ、


ノダケなどは主役にはなれないけれど、
秋の花たちの名脇役。


ミズヒキもこれだけ集まると、圧巻の風景。


シギンカラマツがまだ咲いていた。


アケボノソウは、今がピーク。


美しい。


ツルニンジンも、今がピーク。


あちこちで見ることができる。




オタカラコウは咲き始め。


レイジンソウは散歩道の主役。
これでもかというように咲いている。


今日は、出揃った天山の秋の花を存分に堪能した。
SCARPA(スカルパ)の「ハイドロジェンハイク GTX」の履き心地も良かった。
今日も「一日の王」になれました~


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