一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……咲き始めたキバナアキギリやイヌタヌキモなどの花々を楽しむ……

2020年08月22日 | 作礼山


8月21日(金)

連日、猛暑が続いている。
老人にとっては危険な暑さだ。
こんな日は外をウロウロしてはいけないのだが、
徘徊老人の私は作礼山へ。(笑)

早朝の森の中は気持ちが好い。


“ジュンサイ池”には、朝靄が……


“中の池”は、神秘的な雰囲気。


その“中の池”には、イヌタヌキモが咲いていた。


葉の一部に捕虫嚢が形成され、
水中の動物プランクトンなどを捕まえて消化する食虫植物。


だが、花は小さくて可愛い。




佐賀県では、樫原湿原などでも見られるが、
日本全体では生育条件が年々悪化しており、
九州では、
長崎県で絶滅危惧種Ⅰ類、
鹿児島県で絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。




まずは西峰(作礼山山頂)へ。




ここには二等三角点がある。


次に、東峰へ向かう。


厳かな雰囲気。


東峰に到着。


晴れてはいるものの、山の周囲はガスっていて、
展望は得られなかった。


ヤマボウシが実をつけていた。


ここから散歩道へ。
森の中はキノコがたくさん。






花期を終えたイチヤクソウや、


オオバノトンボソウを見ることができた。




ボタンヅルや、


センニンソウが咲いている。


シラヤマギク、


オトギリソウ、


クルマバナ、


アキノタムラソウ、


イタドリ、


ヒメキンミズヒキ、


オミナエシ、


ヤマホトトギスも咲いている。


ミズタマソウを発見。


嬉しい。


ツルニンジンも開花準備を整えていた。


線香花火のようなヒヨドリバナや、


悲しそうな顔をしたミヤマウズラなどを見ながら歩いていたら、


キバナアキギリに出逢った。


もう咲いていたのだ。
下山するまで誰にも会わなかったし、
今日も「一日の王」になれました~


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