8月21日(金)
連日、猛暑が続いている。
老人にとっては危険な暑さだ。
こんな日は外をウロウロしてはいけないのだが、
徘徊老人の私は作礼山へ。(笑)
早朝の森の中は気持ちが好い。
“ジュンサイ池”には、朝靄が……
“中の池”は、神秘的な雰囲気。
その“中の池”には、イヌタヌキモが咲いていた。
葉の一部に捕虫嚢が形成され、
水中の動物プランクトンなどを捕まえて消化する食虫植物。
だが、花は小さくて可愛い。
佐賀県では、樫原湿原などでも見られるが、
日本全体では生育条件が年々悪化しており、
九州では、
長崎県で絶滅危惧種Ⅰ類、
鹿児島県で絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。
まずは西峰(作礼山山頂)へ。
ここには二等三角点がある。
次に、東峰へ向かう。
厳かな雰囲気。
東峰に到着。
晴れてはいるものの、山の周囲はガスっていて、
展望は得られなかった。
ヤマボウシが実をつけていた。
ここから散歩道へ。
森の中はキノコがたくさん。
花期を終えたイチヤクソウや、
オオバノトンボソウを見ることができた。
ボタンヅルや、
センニンソウが咲いている。
シラヤマギク、
オトギリソウ、
クルマバナ、
アキノタムラソウ、
イタドリ、
ヒメキンミズヒキ、
オミナエシ、
ヤマホトトギスも咲いている。
ミズタマソウを発見。
嬉しい。
ツルニンジンも開花準備を整えていた。
線香花火のようなヒヨドリバナや、
悲しそうな顔をしたミヤマウズラなどを見ながら歩いていたら、
キバナアキギリに出逢った。
もう咲いていたのだ。
下山するまで誰にも会わなかったし、
今日も「一日の王」になれました~