佐賀県の武雄市にある竹古場キルンの森公園「飛龍窯(ひりゅうがま)」で、
2020年2月8日(土)・9日(日)の2日間、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り“光のバレンタインin飛龍窯”」が開催された。
毎年行われているイベントだが、
私はこれまで一度も参加したことがなかった。
だが、今年は、横笛奏者の望月美都輔さんがゲストとして初出演されるということで、
演奏を聴きに行きたいと思った。
横笛奏者の望月美都輔さんのことは、
2018年11月18日に、
武雄市武内町の円楽寺で開催された、
女優の名取裕子さんが、自ら書き下ろした「江戸艶姿四季写明鏡」を、三味線を弾き、朗読する催しのときに知った。
横笛奏者として共演していたのが、彼女だったのだ。
このときのレポで、私は次のように記している。
名取裕子さんと、横笛の橋口瑞紀さんは、
成田涼子さんのお弟子さんで、
橋口瑞紀さんが円楽寺の御子息と結婚することになり、
その縁で、3人で、円楽寺で公演をすることになったとのこと。
橋口瑞紀さんは、若くて才能あふれる美しい方で、
円楽寺の御子息とは東京で知り合い、結婚することになったそうだ。
これからも、機会があれば、このような催しをやっていきたいとのことなので、
楽しみに待ちたいと思う。(全文はコチラから)
このときのパンフレットには「橋口瑞紀」と表記されていたが、
プロフィール欄に、
「望月流家元より望月美都輔の名を許される。邦楽囃子方として古典演奏を継承しながらも、ポピュラー音楽の演奏にも積極的に取り組む」
とあったので、
望月美都輔の名で検索すると、
Twitterなどで活動などを発信されていて、
「音ノ葉」という和洋混成バンドで、
横笛奏者としてだけではなく、ヴォーカルとしても活躍されていることを知った。
その望月美都輔さんのTwitterを先日見ていたら、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り2020」で、
2月9日(日)の17:00から、
“音ノ葉feat.望月美都輔”として演奏されることが掲載されていた。
「飛龍窯灯ろう祭り」の公式サイトを見ると、
望月美都輔さんからのメッセージ動画があった。(コチラを参照)
すでに武雄市武内町に在住とのことで、
〈円楽寺の御子息と結婚されたのだな~〉
と思った。
古典演奏の望月美都輔さんは知っているが、
和洋混成バンド「音ノ葉」での望月美都輔さんの生演奏は初めてなので、
凄く楽しみ。
で、2月9日(日)の午後、
武雄市に向かったのだった。
会場には駐車場がないとのことなので、
武雄市役所と会場(飛龍窯)を往復する無料シャトルバスで、
会場である飛龍窯へ向かう。
15~20分ほどで、飛龍窯に到着。
飛龍窯は、陶芸の里・武雄の拠点として造られた全長23メートルの窯。
一度に約12万個の湯飲みを焼くことができ、
世界一の容積を誇ると言われている。
飛龍窯の周囲には、たくさんの出店があり、賑やかだ。
「灯ろう祭り」では、
飛龍窯の周辺に、約6000本もの灯ろうを置き、
光で幻想的な世界を演出するとのこと。
すでに灯ろうはセッティングされており、
点火されれば、
日が暮れていくにつれて、イルミネーションの“光の海”となる。
私が到着した15:30頃にはステージイベントが始まっており、
ビートルズのコピーバンド「ゼロスターズ」の演奏が行われていた。
16:00からは、アフリカンダンス。
派手な衣装と太鼓で、
観客を巻き込みながら陽気なお祭りパフォーマンスが行われた。
16:30からは、世界一の氷の彫刻ライブショー。
氷の彫刻世界大会で2度の優勝経験のある氷彫刻師「秦武日児」氏によるライブショーで、
飛龍窯上段の特設ステージで行われた。
17:00
いよいよ、待ちに待った、望月美都輔さんの登場。
「光と和の響演 音ノ葉feat.望月美都輔」スタート。
最初は、一人、横笛の演奏。
曲目は、自らの作曲による「雨奇晴好」(うきせいこう)。
素晴らしい曲、素晴らしい演奏で、うっとりしてしまった。
【雨奇晴好】
「蘇軾‐飲湖上初晴後雨詩」の「水光瀲灔晴方好、山色空濛雨亦奇」から、
山水の景色は、晴れた日は美しく、雨に日は趣きがあり、どちらも見事であるという意味。
雨のときも、晴れのときも、それぞれに景色がすぐれている如く、
人生に起伏があっても、それはそれですばらしいものであるという考え。
「雨のときも、晴れのときも、それぞれに景色がすぐれている」
とは、山歩きをしているときの私の実感でもある。
望月美都輔さんからも「雨奇晴好」の解説があり、
〈好い言葉だな~、座右の銘にしよう!〉
と思った。(コラコラ)
一曲目の演奏が終わると、
「音ノ葉」のメンバーが3人登場。
和太鼓・ツッチーさん、
三味線・Myさん、
ギター・トムさん、
彼らの演奏で、望月美都輔さんが、
NHK朝ドラ「スカーレット」の主題歌、Superflyの「フレア」を歌唱された。
透明感のある美しい歌声で、聴き惚れてしまった。
その後、ヴォーカルのFujiさんが登場。
望月美都輔さんとFujiさんのツインヴォーカルで、
SMAPの「夜空ノムコウ」
中島みゆきの「糸」
星野源の「恋」
を熱唱された。
その合間にも望月美都輔さんは横笛も演奏され、
私は、横笛と歌声の両方を存分に楽しむことができた。
演奏終了後に販売された、
「音ノ葉」の初シングルCD『おもかげ/夜桜ハ初夢ニテ』を購入。
1.おもかげ
2.夜桜ハ初夢ニテ
3.夢紡ぎ
の3曲が収められており、
和と洋の概念を超越した変幻自在な“音ノ葉サウンド”が詰まった1枚となっている。
「音ノ葉feat.望月美都輔」が終了すると、
灯ろう点灯式が行われ、
約6000本もの灯ろうに火が灯された。
(チャッカマンがたくさん用意されていたので、私も灯ろうに点火して回った)
氷の彫刻もライトアップされ、
様々な色に変化していた。
日が暮れていくにつれて、
炎が放つ光が鮮やかになってゆき、
“光の海”と化した飛龍窯を見た人々は、
光の魔法にかけられたように彷徨い、
立ち尽くす。
夢のようなひととき。
その日の夜、
望月美都輔さんのTwitterを覗くと、
三味線を担当したMyさんが望月美都輔さんを撮った写真を、
望月美都輔さんがリツイートし、
「奇跡の一枚を撮って貰っちゃった…・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
とのコメントを付けて掲載されていた。
美しい!
望月美都輔さんの歌声と横笛が楽しめる動画↓
(バジリスクOP『甲賀忍法帖/陰陽座』cover by 音ノ葉)
2020年2月8日(土)・9日(日)の2日間、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り“光のバレンタインin飛龍窯”」が開催された。
毎年行われているイベントだが、
私はこれまで一度も参加したことがなかった。
だが、今年は、横笛奏者の望月美都輔さんがゲストとして初出演されるということで、
演奏を聴きに行きたいと思った。
横笛奏者の望月美都輔さんのことは、
2018年11月18日に、
武雄市武内町の円楽寺で開催された、
女優の名取裕子さんが、自ら書き下ろした「江戸艶姿四季写明鏡」を、三味線を弾き、朗読する催しのときに知った。
横笛奏者として共演していたのが、彼女だったのだ。
このときのレポで、私は次のように記している。
名取裕子さんと、横笛の橋口瑞紀さんは、
成田涼子さんのお弟子さんで、
橋口瑞紀さんが円楽寺の御子息と結婚することになり、
その縁で、3人で、円楽寺で公演をすることになったとのこと。
橋口瑞紀さんは、若くて才能あふれる美しい方で、
円楽寺の御子息とは東京で知り合い、結婚することになったそうだ。
これからも、機会があれば、このような催しをやっていきたいとのことなので、
楽しみに待ちたいと思う。(全文はコチラから)
このときのパンフレットには「橋口瑞紀」と表記されていたが、
プロフィール欄に、
「望月流家元より望月美都輔の名を許される。邦楽囃子方として古典演奏を継承しながらも、ポピュラー音楽の演奏にも積極的に取り組む」
とあったので、
望月美都輔の名で検索すると、
Twitterなどで活動などを発信されていて、
「音ノ葉」という和洋混成バンドで、
横笛奏者としてだけではなく、ヴォーカルとしても活躍されていることを知った。
その望月美都輔さんのTwitterを先日見ていたら、
「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り2020」で、
2月9日(日)の17:00から、
“音ノ葉feat.望月美都輔”として演奏されることが掲載されていた。
「飛龍窯灯ろう祭り」の公式サイトを見ると、
望月美都輔さんからのメッセージ動画があった。(コチラを参照)
すでに武雄市武内町に在住とのことで、
〈円楽寺の御子息と結婚されたのだな~〉
と思った。
古典演奏の望月美都輔さんは知っているが、
和洋混成バンド「音ノ葉」での望月美都輔さんの生演奏は初めてなので、
凄く楽しみ。
で、2月9日(日)の午後、
武雄市に向かったのだった。
会場には駐車場がないとのことなので、
武雄市役所と会場(飛龍窯)を往復する無料シャトルバスで、
会場である飛龍窯へ向かう。
15~20分ほどで、飛龍窯に到着。
飛龍窯は、陶芸の里・武雄の拠点として造られた全長23メートルの窯。
一度に約12万個の湯飲みを焼くことができ、
世界一の容積を誇ると言われている。
飛龍窯の周囲には、たくさんの出店があり、賑やかだ。
「灯ろう祭り」では、
飛龍窯の周辺に、約6000本もの灯ろうを置き、
光で幻想的な世界を演出するとのこと。
すでに灯ろうはセッティングされており、
点火されれば、
日が暮れていくにつれて、イルミネーションの“光の海”となる。
私が到着した15:30頃にはステージイベントが始まっており、
ビートルズのコピーバンド「ゼロスターズ」の演奏が行われていた。
16:00からは、アフリカンダンス。
派手な衣装と太鼓で、
観客を巻き込みながら陽気なお祭りパフォーマンスが行われた。
16:30からは、世界一の氷の彫刻ライブショー。
氷の彫刻世界大会で2度の優勝経験のある氷彫刻師「秦武日児」氏によるライブショーで、
飛龍窯上段の特設ステージで行われた。
17:00
いよいよ、待ちに待った、望月美都輔さんの登場。
「光と和の響演 音ノ葉feat.望月美都輔」スタート。
最初は、一人、横笛の演奏。
曲目は、自らの作曲による「雨奇晴好」(うきせいこう)。
素晴らしい曲、素晴らしい演奏で、うっとりしてしまった。
【雨奇晴好】
「蘇軾‐飲湖上初晴後雨詩」の「水光瀲灔晴方好、山色空濛雨亦奇」から、
山水の景色は、晴れた日は美しく、雨に日は趣きがあり、どちらも見事であるという意味。
雨のときも、晴れのときも、それぞれに景色がすぐれている如く、
人生に起伏があっても、それはそれですばらしいものであるという考え。
「雨のときも、晴れのときも、それぞれに景色がすぐれている」
とは、山歩きをしているときの私の実感でもある。
望月美都輔さんからも「雨奇晴好」の解説があり、
〈好い言葉だな~、座右の銘にしよう!〉
と思った。(コラコラ)
一曲目の演奏が終わると、
「音ノ葉」のメンバーが3人登場。
和太鼓・ツッチーさん、
三味線・Myさん、
ギター・トムさん、
彼らの演奏で、望月美都輔さんが、
NHK朝ドラ「スカーレット」の主題歌、Superflyの「フレア」を歌唱された。
透明感のある美しい歌声で、聴き惚れてしまった。
その後、ヴォーカルのFujiさんが登場。
望月美都輔さんとFujiさんのツインヴォーカルで、
SMAPの「夜空ノムコウ」
中島みゆきの「糸」
星野源の「恋」
を熱唱された。
その合間にも望月美都輔さんは横笛も演奏され、
私は、横笛と歌声の両方を存分に楽しむことができた。
演奏終了後に販売された、
「音ノ葉」の初シングルCD『おもかげ/夜桜ハ初夢ニテ』を購入。
1.おもかげ
2.夜桜ハ初夢ニテ
3.夢紡ぎ
の3曲が収められており、
和と洋の概念を超越した変幻自在な“音ノ葉サウンド”が詰まった1枚となっている。
「音ノ葉feat.望月美都輔」が終了すると、
灯ろう点灯式が行われ、
約6000本もの灯ろうに火が灯された。
(チャッカマンがたくさん用意されていたので、私も灯ろうに点火して回った)
氷の彫刻もライトアップされ、
様々な色に変化していた。
日が暮れていくにつれて、
炎が放つ光が鮮やかになってゆき、
“光の海”と化した飛龍窯を見た人々は、
光の魔法にかけられたように彷徨い、
立ち尽くす。
夢のようなひととき。
その日の夜、
望月美都輔さんのTwitterを覗くと、
三味線を担当したMyさんが望月美都輔さんを撮った写真を、
望月美都輔さんがリツイートし、
「奇跡の一枚を撮って貰っちゃった…・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
とのコメントを付けて掲載されていた。
美しい!
望月美都輔さんの歌声と横笛が楽しめる動画↓
(バジリスクOP『甲賀忍法帖/陰陽座』cover by 音ノ葉)