一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

井原山・登吾留山 ……ホソバナコバイモとバイカイカリソウの花園へ……

2011年03月24日 | 背振山系
今年は春の花の開花が大幅に遅れている。
佐世保在住のyanさんから、
「バイカイカリソウの花が見たいです。できれば3月24日(木)に……」
との便りが届いた。
昨年は3月初旬から開花した登吾留山のバイカイカリソウであったが、
今年は、大幅に遅れている。
私が3月初旬に見に行った時には、葉さえ見かけなかった。
あれから3週間。
もうそろそろ咲く頃ではないか……
リーフさんにお訊ねしてみると、偵察に行って下さるという。
〈感謝〉
ほどなく、リーフさんから、
「バイカイカリソウ、咲き始めていますよ~」
との報告が入る。
〈おお、良かった~〉
と、さっそくyanさんに連絡。
本日の花ハイキングが実現したのだった。
参加したのは、リーフさん、お母ちゃん、yanさん、タクの4名。

某所に集合し、yanさんの車に同乗させてもらい、まずは井原山へ向かう。
登吾留山のバイカイカリソウを見る前に、
花の名峰・井原山に立ち寄り、ホソバナコバイモを観賞する。


〈さて、咲いているかな~〉
期待に胸をふくらませて歩き出す。
と、いきなり……


嬉しい~


得も言われぬ美しさ。


他の植物にも目を凝らす。


「コチャルメルソウだ~」


イチリンソウの葉を発見!


ニリンソウは、もう蕾が出ていた。


沢の音を聞きながら、ゆっくり歩いて行く。


ユリワサビの白い花。


陽の光を浴びて、嬉しそう。


花を観察しながら歩いていると、なかなか前に進まない。


葉が開く前のホソバナコバイモを発見!
〈こんな状態から葉が開き、花が咲くんだ~〉
と、驚く。
閉じている葉の中に花が見える。


葉が開くと、こんな感じになり、


やがて花も大きく開花する。


なんだか歌っているかのよう……


コガネネコノメソウもたくさん咲いている。


コガネネコノメソウの花にちょっと似ているアブラチャンの花。


リュウノヒゲの美しい色に魅せられ、


ヤマルリソウの花に酔う。


井原山の春の花を存分に楽しんだ。


自然に囲まれたテラスで昼食。
手作りのパン、イチゴ、メロン、枝豆、リンゴ、ミカン、赤飯、お菓子……
リーフさん、お母ちゃん、yanさんから、
食べきれないほど差し入れを頂いた。
美味しかった~



その後、登吾留山へ移動。
白い花の群生に出合う。
スズシロソウだ。
なんだかユリワサビに似ている。


フキノトウも顔を出している。


ジロボウエンゴサクもたくさん咲いている。


おっ、アマナだ!


アマナも数え切れないほど咲いていた。


そして、今日いちばんのお楽しみ……
バイカイカリソウ。


見ているだけで嬉しくなってくる。


カワイイ~


大満足の花ハイキングでした~
リーフさん、お母ちゃん、yanさん、
ありがとうございました~

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