一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ヶ鼻岩~猟師岩山 ……春の花を楽しんだ後に、もうひとつの楽しみが……

2011年03月27日 | 背振山系
数日前、山友の平六さんより、
「今度の日曜日、どこに行きますか? ちょっと春を体験するような山歩きをしたいのですが、案はないですか?」
とのメールが来た。
今年は、春の花が遅れ気味で、どの山もイマイチの印象。
それでも、私の少ない脳みそを使って、いくつかの山域を提案した。
その中から平六さんが選んだのが、
背振山系の鬼ヶ鼻岩・猟師岩山ルート。
林道金山背振線・小爪峠登り口~林道金山背振線・椎原峠登り口~椎原峠西~鬼ヶ鼻岩~猟師岩山~小爪峠~林道金山背振線・小爪峠登り口。


ツクシショウジョウバカマやホソバナコバイモが楽しめるし、
ひょっとしたら、まだマンサクも見ることができるかもしれない……

早朝に某所で待ち合わせをし、平六さんの車で、出発点に向かう。
約50分で、林道金山背振線・小爪峠登り口に到着。
駐車スペースにはすでに一台の車が駐まっており、その隣りに駐めさせてもらう。


すぐに準備とストレッチ。
出発。
椎原峠登り口まで、林道金山背振線の舗装道路歩き。
3月下旬だというのに、すごく寒い。
林道脇の土手には霜柱が……


雪が残っている箇所も……


それでも日当たりの良い場所には、フキノトウや、


スミレの花が……


この林道金山背振線は「スミレ・ロード」と呼んでもおかしくないほどスミレが多かった。


所々に見晴らしの良い場所があり、天山から彦岳への稜線が望まれた。


約55分かかって、椎原峠登り口に到着。
ここから左折し、椎原峠西を目指す。


約15分で、椎原峠西に到着。


ここから左折し、鬼ヶ鼻岩の方へ向かう。


うっすらと雪の積もった縦走路。
美しい。


椎原峠西より18分ほどで鬼ヶ鼻岩に到着。


背振山方面を眺める。


目を左に転ずる。
素晴らしい展望だ。


猟師岩山の方に歩き出し、しばらくすると、マンサクの花が目に飛び込んできた。


まだ咲いていたので嬉しい!


平六さんも喜んでおられた。


この辺りは、シャクナゲも多く植生しているが、花芽はあまり多くはなかった。
今年は期待薄か……?
(写真は、珍しく花芽のあった木)


マンサクを楽しみながらゆっくり歩いてきたので、鬼ヶ鼻岩から45分ほどで猟師岩山山頂に到着。


猟師岩山から小爪峠への急坂には雪があり、スッテンコロリと転んでしまった。(爆)


約15分で、小爪峠に到着。
ここから左折し、出発点へ戻る。


気持ちの好い登山道を下り、小爪峠から約20分で林道金山背振線・小爪峠登り口へ出た。


今日は、マンサクやスミレの他にも、少なからぬ春の花に出逢った。
その中でも嬉しかったのは、この花。


ツクシショウジョウバカマ。


一輪だけでも十分に美しいのに、


こんなにも集合していたら、言葉を失う。


その他、ホソバナコバイモも……


こんな芸術的な蕾を発見!
開花している花以上の感動!
平六さんにも楽しんでもらえたかな?


今日は、平六さんに、
「弁当は持って来なくていいよ」
と前日に連絡しておいた。
なぜなら、「カフェ・のっち」でランチすることにしてたから。
背振山系に来た時に、私はしばしばこの「カフェ・のっち」を利用する。
お店の雰囲気が好いし、料理がすこぶる美味しい。
平六さんにも、ぜひこの雰囲気と味を堪能してもらいたいと思ったのだ。

「カフェ・のっち」に到着。
いるいる、私の好きなワンちゃんたちが……


なんか癒されるよね~


眺めの良い特等席に座る。
ログハウスの中には、薪ストーブが……
落ち着くぅ~



で、頼んだは、「三瀬鶏の親子丼セット」。


とろとろの親子丼は、極旨であった。


山歩き後ということもあって、食欲旺盛。
ミックスピザを一皿注文。
平六さんと分け合って食す。
これも超美味。


珈琲も美味しかった~


店を出ると、ワンちゃんたちが見送ってくれた。
とても楽しい一日であった。
平六さん、ありがとう!

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