一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「モンベルクラブ・フレンドフェア2018 福岡」 ……仲川希良に逢いたくて……

2018年06月17日 | 特別企画「逢いたい人に逢いに行く」


今年(2018年)の5月4日、このブログ「一日の王」で、
「YURI MIYATA」 ……登山中に見つけた植物の形をモチーフにしたアクセサリー……
と題して記事を書いた。


そのとき、次のように書き始めている。(全文はコチラから)


モデルをしながら山にも登っているという美しき人がいる。
(近いうちに「逢いたい人に逢いに行く」という企画に登場予定)
この女性のインスタグラムを見ていたら、
アクセサリーの写真と共に、
次のような文章が添えられていた。


素敵だな、森を感じるな、と思いながら
ちょっと私には似合わないかもなぁと横目でチラチラ見るだけだった
@yuri_miyata のアクセサリー

買っちゃった
いっひっひ



植物の形や景色、山道から感じた魅力が制作インスピレーションなんだそう

私の選んだこのイヤリングもね、ナントカって植物の茎のとこをモチーフにしててね
山で撮った写真を見せていただいたんだけど……
えーっと……
……そのナントカを忘れてしまった(2回も聞いたのに.笑)!
細くて力強い線に感じる植物らしさと、結晶みたいにも見えるとこが好き*

軽いから耳のフチにも留められます(写真2枚目)
フタリシズカのブローチも可愛かったなぁ

森を連れて歩きたい方はぜひ🌟




このときの、
「モデルをしながら山にも登っているという美しき人がいる」
というその人こそ、仲川希良であった。


【仲川希良】(モデル、フィールドナビゲーター)
1984年埼玉県生まれ。
子どもの頃から自然の中で過ごすことが好きで、
山登り歴は8年。
アウトドア誌での執筆も行い、
テレビ、ラジオなど幅広いメディアで自らが感じた自然の魅力を伝えている。
5月11日には、
自身の経験を元に、山で役立つノウハウを紹介する書籍『山でお泊まり手帳』を発売。





仲川希良という美しき女性がいることを知ったのは、
「ランドネ」という雑誌であった。


表紙に度々登場していたが、
その“笑顔”に魅了された。
モデルとしての営業用の笑顔ではなく、
真に心から楽しんでいるような、太陽のような“笑顔”だったのだ。


他の山の雑誌でも度々見かけるようになり、
そこでも、その“笑顔”は特別で、
見る者を元気づけるような素晴らしい“笑顔”であった。
以降、仲川希良のファンとなり、
ブログやインスタグラムなどを見るようになった。


昨年(2017年)の6月にブログで結婚したことを発表し、
7月には結婚式の模様が掲載された。


本人は、結婚式はしないつもりでいたそうだが、
彼女の仲間たちが内緒で企画し、
雪山でのサプライズウェディングとなったとのこと。


そのときのウェディングドレス姿が、びっくりするほど美しかった。


サプライズであった為、
「今日はここで結婚式を挙げます」
と夫が手紙を読んでくれている間も、


用意してくれていた衣装に着替え、結婚式を挙げたときも、
驚きと嬉しさがまぜこぜになって涙が止まらなかったそうだ。


かように素敵な仲川希良という女性を、
機会があったら実際に見てみたいと思った。
その日本一(いや、世界一)の“笑顔”を見てみたいと思った。
そして、その機会が、ついに訪れた。
今年(2018年)6月16日~17日に実施される
「モンベルクラブ・フレンドフェア2018 福岡」で、
トークショーを行うことが決まったのだ。
で、6月16日(土)に、福岡まで逢いに行ったのだった。


「モンベルクラブ・フレンドフェア」は、
東京、大阪、名古屋などで、以前より行われていたイベントであるが、
福岡での開催は今年が初めてであった。
会場である福岡国際センターに到着。




全国のえりすぐりの逸品が集合しているフレンドマーケット、


お買い得商品が目白押しのアウトレット商品販売コーナー、


クライミング体験コーナーなどがあり、
大人も子どもも楽しめるフェアとなっている。


そして、いよいよ仲川希良トークショーが始まった。


モデルさんなので、写真は撮ってはいけないと思い、このときは自粛。
(写真は過去のイベントのもの)


内容は、
彼女が現在取り組んでいる「ジャパンエコトラック」に関するもので、
とても興味深いものであった。


【ジャパンエコトラック】
アウトドア・アクティビティを通じて地域の自然や文化を楽しむ新しい旅のスタイル。
トレッキング、カヤック、自転車といった人力による移動手段で、
日本各地の豊かで多様な自然を体感し、
地域の歴史や文化、人々との交流を楽しみながら、旅をするというもの。
エリアは現在14箇所ある。


仲川希良は、この「ジャパンエコトラック」の旅を体験レポートしており、
モンベルクラブの会報誌『OUTWARD』に記事を連載している。


今回のトークショーでは、
「境港・皆生・大山」
「やんばる本部半島・伊江島」
の2箇所について、実際に体験した出来事などを、楽しく語っていた。
「ジャパンエコトラック」は、“人力”というのが重要なポイントで、
自転車、カヤック、そして自分の足を使って旅をする。
「境港・皆生・大山」では、海から山頂へ、
カヤック、自転車、そしてトレッキングで山頂へ到達していたが、
それは、私がやっている「海抜0メートルから登る」シリーズに通じるものがあり、
そういう意味でとても興味深かった。


トークショーの後は、
発刊されたばかりの『山でお泊まり手帳』のサイン会があった。
このとき、気軽に写真撮影にも応じておられたので、
私もサインをしている彼女の姿をパチリ。




私の番になり、
「どちらから来られましたか?」
と訊かれたので、
「佐賀県から来ました」
と答えると、
「近くにオススメの山はありますか?」
と再び訊かれたので、
「天山があります」
と答えた。
どんな山か知りたそうだったので、
「“一日の王”というブログをやっているので、そちらを見て頂ければ、天山登山のレポがたくさん載っています」
と付け加えた。
彼女は、「天山」「一日の王」とメモしていたので、
もしかしたら、このブログを見てくれるかもしれない。


モデルというと、
華奢なイメージがあるが、
仲川希良は、身長が172cmあり、
重いザックもひょいと担いで歩くオトコマエ女子である。
そして、無形文化遺産、人間国宝級の“笑顔”。
美しい人は“冷たい人”と思われがちだが、
彼女は太陽のように“温かい人”で、“優しい人”であった。
実際に逢って、話して、ますますファンになった。
今日も「一日の王」になれました~

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