一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

近くの里山 …ヒトリシズカ、フデリンドウ、ジロボウエンゴサクの群生地で遊ぶ…

2022年04月13日 | 近くの里山


4月12日(火)

朝から雨が降っていたが、
「雨は止む」との予報だったので、
近くの里山へ花散策に出掛けた。

歩き始めの頃はまだ小雨が降っていたが、
しばらくすると止んだ。
新緑が美しい。


若い頃は「新緑の美しさ」には気づきもしなかった。
齢を取るのも悪くない。


ホウチャクソウがもう姿を現していた。




開花したものはないか……と探すと、
「あった!」。


寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りは、
一般的には風鐸(フウタク)と呼称するが、宝鐸(ホウタク・ホウチャク)とも言う。
花が垂れ下がって咲く形状が似ていることから名づけられた。




黄色い花が咲いている。


ヒイラギナンテンの花であった。


水滴を纏ったシハイスミレも可愛い。


シュンランはたくさん咲いていた。


周囲の植物の色と同化していて見つけにくいが、


探すと案外多く咲いている。


地味な色合いの花だが、


よく観察すると、不思議な形をしているし、


大好きな花だ。


ムサシアブミも開花していた。


ゆっくり歩いて行く。


(私の好きな)ジロボウエンゴサクが咲いている場所へ出て、喜んでいたら、


大群生地であった。


これほど群生しているジロボウエンゴサクは見たことがない。


クサイチゴの花が美しい。


ヒメハギの花も咲いていた。


可愛い。


センボンヤリの花もまだ咲いていた。


嬉しい。


そして、フデリンドウ。


秋に咲くリンドウに比べて、小さく、


気が付かないで通り過ぎることが多いが、


一度目にすると、


次々と見つかり、


そこが群生地だったりして、驚く。


ずっと見ていたい感じ。




そして、今日の大発見は、
家から近い里山に、ヒトリシズカが咲いていたこと。


60代になってしばらくしてから、
近場の山を中心とした山歩きに変えたのだが、
近くの里山の豊かさに驚かされっぱなしである。


こんな近くにヒトリシズカが咲いていたとは……


嬉し過ぎる。


今日も「一日の王」になれました~


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