4月12日(火)
朝から雨が降っていたが、
「雨は止む」との予報だったので、
近くの里山へ花散策に出掛けた。
歩き始めの頃はまだ小雨が降っていたが、
しばらくすると止んだ。
新緑が美しい。
若い頃は「新緑の美しさ」には気づきもしなかった。
齢を取るのも悪くない。
ホウチャクソウがもう姿を現していた。
開花したものはないか……と探すと、
「あった!」。
寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りは、
一般的には風鐸(フウタク)と呼称するが、宝鐸(ホウタク・ホウチャク)とも言う。
花が垂れ下がって咲く形状が似ていることから名づけられた。
黄色い花が咲いている。
ヒイラギナンテンの花であった。
水滴を纏ったシハイスミレも可愛い。
シュンランはたくさん咲いていた。
周囲の植物の色と同化していて見つけにくいが、
探すと案外多く咲いている。
地味な色合いの花だが、
よく観察すると、不思議な形をしているし、
大好きな花だ。
ムサシアブミも開花していた。
ゆっくり歩いて行く。
(私の好きな)ジロボウエンゴサクが咲いている場所へ出て、喜んでいたら、
大群生地であった。
これほど群生しているジロボウエンゴサクは見たことがない。
クサイチゴの花が美しい。
ヒメハギの花も咲いていた。
可愛い。
センボンヤリの花もまだ咲いていた。
嬉しい。
そして、フデリンドウ。
秋に咲くリンドウに比べて、小さく、
気が付かないで通り過ぎることが多いが、
一度目にすると、
次々と見つかり、
そこが群生地だったりして、驚く。
ずっと見ていたい感じ。
そして、今日の大発見は、
家から近い里山に、ヒトリシズカが咲いていたこと。
60代になってしばらくしてから、
近場の山を中心とした山歩きに変えたのだが、
近くの里山の豊かさに驚かされっぱなしである。
こんな近くにヒトリシズカが咲いていたとは……
嬉し過ぎる。
今日も「一日の王」になれました~