一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

夏の花が咲き始めた天山 ……キュウシュウコゴメグサ、ホソバシュロソウ……

2020年06月30日 | 天山・彦岳


6月29日(月)
梅雨真っ只中であるが、
今日は、午前中は曇りで、午後から雨との予報だった。
なので、朝早くに家を出て、天山に向かったのだった。

今日はまず散歩道で、
ヤマアジサイを観賞。


ちょうど見頃を迎えていた。


品種改良された豪華なアジサイよりも、
山にひっそりと(でもないけれど)咲いているヤマアジサイの方が好きだ。


オカトラノオもたくさん咲いている。


セイヨウノコギリソウや、


美しいノイバラの花も見ることができた。


夏の花、ヒメキンミズヒキもお目見え。


クモキリソウの群生地に行ってみると、
2週間前は蕾が多かったのに、
今日はもう終盤を迎えていた。




枯れる一歩手前の花をパチリ。


もっと早く来るべきであった。


天山山頂に着くと、やはり誰もいなかった。
嬉しい。


雲が多く、


南側は雲海になっていた。


さあ、稜線散歩へ。


保護区のカキランは開花にはもう少し時間がかかりそうであったが、


保護されていない方のカキランは明日にでも開花しそうであった。


夏の花、ハンカイソウも、7月になったら花を咲かせるだろう。


ノギランも開花間近。


早く、早く!


モウセンゴケはあちこちで見られるようになったし、


ホソバノヤマハハコも順調に育っている。


梅雨によって草が育ち、道幅が狭く感じられるようになった。


ギボウシが開花していた。


いいね~


ヤマトキソウは数が少なくなってきたが、


まだ見ることができた。


楽しい。




いつもの場所で、


こんな風景を見ながら珈琲タイム。


本日の「天山壁」。


休憩後は、
いろんな蝶を見ながら、再び花散策。




マイサギソウは、


舞う準備をしていたし、


オオバノトンボソウは、


飛ぶ準備をしていた。


おっ、ホソバシュロソウだ~


早くも逢うことができた。
嬉しい。


そして、キュウシュウコゴメグサ。
蕾が多かったが、


一輪だけ開花していた。


花期は7月から10月だが、
運が良ければ6月下旬から見ることができる。


今日も「一日の王」になれました~


この記事についてブログを書く
« 映画『巡礼の約束』……人生に... | トップ | 朝陽を浴びて歩く天山 ……カ... »