一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……待ち焦がれた春の花々が咲き始めた……

2019年04月03日 | 天山・彦岳


4月3日(水)
今日は、天山に登ろうと思った。
3月17日(日)に登って以来なので、
約半月ぶりである。
春の花が咲き出す頃なので、
本当は休みの度に天山に登りたいのであるが、
八幡岳や鬼ノ鼻山や作礼山がヤキモチを焼くので、そうもいかない。(笑)

今日は、一日中「晴天」の予報であったが、
朝から曇っていた。
上宮登山口駐車場に着くと、一台の車もなかった。
この時期は、井原山など脊振山系に行く人が多いので、
天山は登山者が少ない。
私としては静かな山歩きができるので嬉しい限りである。


ゆっくり登って行く。


登山道には、


セントウソウがたくさん咲いていた。


小さな花であるが、美しい花である。


いつもの場所で、パチリ。


あめ山分岐から、あめ山へ向かう。


もうすぐ山頂。


あめ山山頂に到着。


しばらく展望を楽しんだ後、天山へ向かう。


あめ山分岐を通過し、天山にとりつく。


しばらく登って、振り返る。
先程までいたあめ山が美しい。


天山山頂に到着。
風が強くて寒い。


すぐに稜線散歩へ。


七曲峠から登ってきた数人とすれ違う。


いつものように彦岳が見える場所まで行って、引き返す。


いつもの場所でランチ。


本日の「天山壁」。


稜線では、
ややピークを過ぎたツクシショウジョウバカマや、


ホソバナコバイモくらいしか見つからなかったので、


山頂へ戻り、散歩道へ。


散歩道では、もうバイカイカリソウが咲いていた。




天山は標高が高いので、平地よりかなり遅れて咲くのだが、
今年は案外早い。


まだ数は少ないが、嬉しい。


木々も芽吹き、


新緑も増えてきた。


散歩道のツクシショウジョウバカマは今がピーク。


ユリワサビ、


コガネネコノメソウ、


ジロボウエンゴサク、


ツクシなどもたくさん顔を出している。


散歩道で、ホソバナコバイモを発見。


稜線以外では、ホソバナコバイモの群生地を3箇所ほど把握しているが、
4箇所目を見つけることができた。


ここも広範囲に咲いている。


天山は案外ホソバナコバイモの多い山だ。


そして、この花も咲き始めていた。


咲き始めの頃に魅せる褐色の葉が好きだ。


曇っているので、閉じた花が多い。


探してみると、開いた花もあった。


いいね~


花弁のようなものは萼片で、
花弁は黄橙色の部分。
ピンクは葯(やく)と言い、雄しべの一部で、花粉をつくる袋状の器官。


この色の取り合わせが、得も言われぬ美しさ。


今日も一日の王になれました~


この記事についてブログを書く
« 桜の名所と、八幡岳、鬼ノ鼻... | トップ | 映画『まく子』 ……なぞの転... »