一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

北アルプス2023「槍・穂高の山岳美を撮る」④南岳~中岳~大喰岳~槍ヶ岳

2023年08月21日 | 北アルプス(北穂高岳・大キレット・槍ヶ岳)


今日は、
南岳(3033m)
中岳(3084m)
大喰岳(3101m)
槍ヶ岳(3180m)
と、3000m峰を4座縦走し、
槍沢沿いに下山し、槍沢ロッジに宿泊予定。

山の端から顔を出した朝陽をパチリ。


今日も素晴らしい一日になりそうだ。


6:00
南岳小屋を出発。


ゆっくり登って行く。
背後の穂高連峰が美しい。


西側の笠ヶ岳も見送ってくれる。


東側の幾重にも重なる山々。


また振り返る。
なんて美しいんだろう。


南岳山頂(3033m)に到着。




ここから見る槍ヶ岳が本当に美しかった。


3000mの稜線の風景は刻々と変化し、
こんなに晴れているのに槍の穂先がガスって見えなくなってしまうこともある。


チングルマの花後の羽毛状果穂が見られた。


しばらく下って、振り返り、南岳を見上げる。


雄大な風景が広がる。


写真を撮りまくる。


天狗原分岐を通過。


槍ヶ岳の位置を確かめながら歩いて行く。


イワギキョウがたくさん咲いている。


中岳が見えてきた。


素晴らしい縦走路。


中岳が近づいてくる。


中岳山頂(3084m)に到着。


ここからの眺めも素晴らしい。


雪が少し残っているようだ。


大喰岳へ、一旦下って、


登り返す。


風景を楽しみながら、


軽快に歩いて行く。


大喰岳山頂(3101m)に到着。


ここから見る槍ヶ岳も素晴らしかった。


カッコイイ!


天空の城だ。


大喰岳から槍ヶ岳へ、ここも一旦下って、登り返す。


槍ヶ岳山荘に到着し、山頂を見上げる。
この後、一気に山頂へ。


槍ヶ岳山頂(3180m)に到着。


正直、二度目なので、それほどの感激はない。(コラコラ)
私が登頂した頃にはガスっていて、何も見えず。
しばらく待つと、ガスが切れて、眼下の風景を少し楽しむことができた。


槍ヶ岳山荘でラーメンを食べ、下山開始。


殺生ヒュッテを横目に見ながら、


ガレ場の斜面をジグザグに下って行く。


下りは楽だ。


槍ヶ岳を開山した播隆上人ゆかりの岩屋「播隆窟」を通過。




かなり下ってきた。


お花畑が広がっている。
夏の花は終わり、もう秋の花が咲いている。


とりわけ、白い花のサラシナショウマ、


ウメバチソウ、


センジュガンピが可愛くて美しい。


槍沢の川に「テーブル岩」と呼べそうな巨岩があった。
落石したものであろうが、落石したときには地響きがしたに違いない。


槍沢ロッジのキャンプ指定地「ババ平」を通過。


「槍見」と書かれた岩があった。


見上げると、背後にトンガリ山が……
〈プチ槍ヶ岳ということだろうか……〉
と思いながら通過し、あとで調べてみると、
天気が良く、槍ヶ岳にガスがかかっていなければ、
この大岩の上に登れば北西方向に槍の穂先を眺められるとのこと。
また、あのトンガリ山は、「カブト岩」と名付けられているそうだ。


ヨツバヒヨドリを見ながら、さらに下ると、


槍沢ロッジに到着。


お風呂(槍沢ロッジにはお風呂がある)に入って疲れを癒し、
美味しい夕食を食べた。
明日は最終日。
上高地を満喫したい。


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