一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……眠れる森のウスキキヌガサタケを探して……

2012年09月20日 | 登吾留山
ウスキキヌガサタケと言えば、
福岡県宗像市にある城山が有名だが、
私の住む家からそう遠くない登吾留山にも、
ウスキキヌガサタケが毎年顔を出す……
との情報を得たのは数年前。
いつかは行きたいと思っていたが、
なかなか行く機会がなかった。
今日は、午後から配偶者と一緒に、長女の家に行くことになっている。
そう、9月6日に生まれた長女の第二子を見に……である。
これまで何度も行っているけれど、何度でも行きたい。(笑)
……ということで、今日も午前中だけの山歩き。

登吾留山で、
果たしてウスキキヌガサタケは見つかるのか……
場所は大体把握しているのだが、
これまで登吾留山では見たことがないので、ちょっと不安。
午後1時に配偶者と待ち合わせをしているので、
それまでに帰らなければならない。
探す時間は限られている。
まあ、今日は、
ウスキキヌガサタケの痕跡だけでも発見できればよしとしよう。

山の麓は、もうヒガンバナがたくさん咲いている。


登山口から歩き出す。


この山でもシロバナサクラタデを発見。
嬉しい。


キバナアキギリも咲いていた。


ウスキキヌガサタケがあると思われる森に到着。
適当に歩き回り、探す。
しばらく後、萎んだウスキキヌガサタケを発見。
嬉しい。
たとえ萎んだものであっても、
ここにウスキキヌガサタケがあるという証拠なのだから。


さらに歩き回り、探していると、
「あった~」
08時22分
本日開きそうなウスキキヌガサタケを発見。


他にもないか探し回るが、
タマゴをいくつか発見しただけで、見つけることはできなかった。


先程見つけたウスキキヌガサタケを、時間をかけてじっくり観察することにする。
(とは言っても、配偶者との待ち合わせに遅れないという範囲内でだが……)
ウスキキヌガサタケの傍にシートを敷き、
ザックを枕に寝そべる。


珈琲を淹れて、
読書でもしながら、ゆったりと過ごすことにしよう。


以下、ウスキキヌガサタケの変化をご覧あれ。
09時21分。


09時27分。


09時41分。


09時53分。


09時59分。


10時01分。


10時04分。


10時06分。


10時08分。


10時08分②。


10時10分。


10時14分。


10時20分。


10時24分。


10時24分②。


10時34分。


10時52分。


10時52分②。


10時57分。


11時01分。


11時02分。


11時02分②。


11時06分。


11時16分。


11時17分。


この写真を撮ったところで、タイムアップ。
これ以上ここにいたら、配偶者との待ち合わせに遅れてしまう。
急いで下山し、車を飛ばし、配偶者のもとへ。
完全に開き切ったウスキキヌガサタケは、次回ということで……
タマゴもいくつか発見できたので、まだしばらくは楽しめそうだ。

この記事についてブログを書く
« 映画『夢売るふたり』 …オリ... | トップ | 天山 ……嬉しい花との再会…… »