一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

ミヤマキリシマが咲き始めた天山 ……チゴユリやキンランにも逢えたよ……

2020年05月17日 | 天山・彦岳

ここ数年の私は、
年齢の所為もあろうが、
とにかく“静かな山歩き”を好むようになった。
花は咲いているに越したことはないが、
咲いてないならそれでもかまわない。
花の多い山よりも、
人の少ない山が好い。
まあ、要するに、
山で人に会いたくないのだ。

今の時期は、天山よりも作礼山の方が人が多い。
作礼山は、元来は静かな山であったのだが、
ここ数年、奥作礼の花々がYAMAP族に知られるようになってからは、
大挙してYAMAP族が訪れるようになり、騒々しい山になった。
鼻につく、いや、花につくYAMAP族には会いたくないので、
今日は、天山へやってきた。
予想通り、天川登山口の駐車場には、日曜日だというのに1台の車もなかった。(シメシメ)


さあ、出発。


新緑が美しい。


青空に映える。


緑のトンネルの中をゆっくり歩いて行く。






いつもの場所でパチリ。


天山山頂に到着。


山頂にはやはり誰もいなかった。
嬉しい。


稜線では雲が激しく動いていた。


一人だけの稜線歩き。


タンナトリカブトや、


ハンカイソウの葉が茂ってきた。


ホソバノヤマハハコは、今年は全部で6株ほど。


左側に3株。


右側に1株。


そして、奥に2株。
楽しみだ~


いつもの場所で、


こんな風景を見ながら珈琲タイム。


本日の「天山壁」。(カッコイイ!)


最後に、本日出逢った花々を少しだけ。
まずはヤマフジ。


あちこちで見ることができた。


食虫植物のモウセンゴケも数を増してきた。


バイカイカリソウは、今ならどこでも見ることができる。


キンランもお目見え。


カワイイ。


こちらは開花し始めていたキンラン。


標高の高い天山は、キンランも咲くのが遅い。


逢えて嬉しい。


天山のチゴユリには久しぶりに逢うことができた。


楽しい。


登山道ではヤマツツジが目立っていたが、


稜線では、ミヤマキリシマが所々に咲き始めていた。






くじゅうや雲仙に行かずとも、ミヤマキリシマを見ることができる幸せ。


今日も「一日の王」になれました~


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