一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

プチ雪山の天山 ……プチ氷瀑、プチエビの尻尾、プチ霧氷を楽しむ……

2021年01月30日 | 天山・彦岳


1月29日(金)

プチ、プチ、プチと、プチうるさいタイトルになってしまったが、(笑)
九州の標高1000mくらいの山では、
本格的な雪山、本格的な氷瀑、本格的なエビの尻尾、本格的な霧氷は、
よほど条件が整わない限り望むべくもない。
私の公休日の1月29日に、プチ寒波が来るとの予報が出ていたので、
プチ雪山が楽しめるかもしれないと思い、天山に登ることにした。

平地には雪はまったく無かったし、雪も降っていなかったが、
車で天川集落まで来てみると、雪が降っており、うっすら積雪もあった。
ノーマルタイヤなので、ここに車を駐め、ここから歩き出すことにした。


1月4日に車を駐めた場所(左側の空きスペース)の前を通過。


雪が激しく降っている。


天山スキー場からの道と合流。


ゆっくり登って行く。


途中、小さな滝に立ち寄ると、プチ氷瀑になっていた。




いいね~


氷の芸術だ。




天山ダム分岐を通過。


足跡も車のタイヤの跡もない。


上宮登山口への道との分岐を通過。


天川登山口に到着。


当然のことながら、一台の車もない。
嬉しい。


登山口を出発。


まだ誰も歩いていない道に、足跡をつけながら登って行く。


このくらいの雪でも、楽しい。


美しい風景が続く。




この辺りに、いちばん雪があった。


いつもの場所でパチリ。
アクセントにしている枯れ木がまた折れて、小さくなっていた。
そういえば、昨夜は強風だった。


そこを過ぎた辺りから、小さな霧氷が見られるようになってきた。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


石碑には、


小さなエビの尻尾がたくさんできていた。


石碑の隙間に生えた小さな樹木には霧氷ができていた。


道標にも、小さなエビの尻尾が無数にできていた。


稜線散歩へ。


小さいけれど、霧氷がついている。


嬉しい。


天山で霧氷を見ることができるのは、年に数回しかない。


とても貴重なのだ。


天山の霧氷は、霧氷ができる確率から言って、
くじゅうや雲仙より価値があると思う。


もっと先に行ってみると、


小さな霧氷に彩られた白い林があり、


とても美しかった。


白いサンゴ礁のようでもある。


いつもの場所で、


こんな風景を見ながら珈琲タイム。
ガスが晴れてきた。


本日の「天山壁」。


山頂へ戻ると、


うっすら下界も見え、


あめ山も美しい姿を現した。


プチ雪山であったが、存分に楽しむことができた。


今日も「一日の王」になれました~


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