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ブログ「一日の王」は、
一応、「登山」と「映画」と「読書」を三本柱としているが、
本の紹介はたまにするくらいで、
現在は、「登山」と「映画」がほとんどになってしまっている。
それは、「登山」のレポや「映画」レビューに比べ、
ブックレビューがはるかに時間がかかるからである。
情けないことに、
〈そんな時間があったら、もう一冊読める〉
と思ってしまう。
だから、ブログだけ見ていると、
「タクさんて、登山するか映画を見るかしている感じ……」
という印象を持たれるかもしれない。
が、実際は、読書している時間が圧倒的に多いのである。
数年前までは、図書館に一週間ごとに行き、
毎回10冊ずつ借りて読んでいた。
だが、最近は、歳のせいか、持続力が弱くなり、(笑)
図書館へは二週間ごとに通うようになった。
二週間で10冊が、今の私の読書量である。
それでも、登山や映画にかける時間より、
読書にかける時間の方がはるかに多いのである。
そんなワケで、図書館にはいつもお世話になっている。
若い頃は本を購入することも多かったが、
(なので、今でも家にはかなりの冊数の本がある)
50歳を過ぎてからは、
(本に限らず)モノを減らすことを心掛けているので、
(本に関しては)図書館の本棚を自分の本棚と思い、(オイオイ)
利用させてもらっている。
そんな私にとってなくてはならない大事な図書館であるが、
その図書館を舞台にした映画『図書館戦争』が、4月27日より公開されている。
「図書館」と「戦争」という、
まったく相反する言葉がくっついたタイトルが気になってはいたが、
有川浩の原作本は読んだことはなく、
ましてや、漫画や、TVアニメや、
アニメ映画『図書館戦争 革命のつばさ』(2012年6月公開)も見たことがなかった。
今回は実写版ということで、
榮倉奈々や西田尚美や栗山千明が出演しているので、(そこかい)
見に行ってみることにした。
メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年後の「正化31年」。
本を読む自由を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」に、
笠原郁(榮倉奈々)が入隊してきた。
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郁は、高校生のとき、
読みたい本と彼女自身を図書隊隊員に助けてもらったことがあり、
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その隊員に憧れての入隊であった。
想い込みと運動神経だけで入ってきた彼女を待っていたのは、
鬼のような教官の二等図書正・堂上篤(岡田准一)であった。
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鼻持ちならないエリート同期の手塚光(福士蒼汰)にヘコまされたかと思えば、
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ズバぬけた情報収集能力を持つ同期の業務部・柴崎麻子(栗山千明)に救われたり、

優しい上官・小牧幹久(田中圭)に褒められたかと思えば、
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鬼教官に叱られるといったようなデコボコの日々が続いていく。
そんな中、郁はなぜか優しく助けてくれた憧れの隊員とは真逆であるはずの堂上のことを意識しはじめる……
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原作本や漫画を読んでいなければ、
はっきり言って、荒唐無稽の物語なのだ。
図書隊とメディア良化委員会との衝突で、
内戦でもないのに武器を持って戦う……
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この非現実的で、ありえないストーリーを、その設定を、
まずは受け入れること。
それさえできれば、とても面白く、楽しめる作品である。
だが、それができなければ、
ずっと違和感を抱いたまま見続けなければならなくなる。
そういう人にとっては、ただただ苦痛の時間であるかもしれない。
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私の場合、
原作本も漫画も読んだことがなく、
TVアニメもアニメ映画も見たことがなかったが、
とても楽しく見ることができた。
私自身が単純な性格で、(笑)
順応しやすい人間ということもあるだろうが、
やはり脚本が優れていたからだと思う。
脚本は、野木亜紀子。
第22回『フジテレビヤングシナリオ大賞』において、
応募総数2,286編の中から大賞を受賞。
受賞作は、『さよならロビンソンクルーソー』。
これまでの主な作品は、
TVドラマ『さよならロビンソンクルーソー』(2010) 脚本・原作
TVドラマ『ラッキーセブン』(2012)脚本
T Vドラマ『主に泣いてます』(2012)脚本
映画『図書館戦争』(2013)脚本
TVドラマ『空飛ぶ広報室』(2013)脚本
荒唐無稽な物語を、
よくぞここまでまとめ上げたと思う。
脚本家・野木亜紀子のお陰で、
私のような還暦に近い中年おっさんも楽しく見ることができた。
将来を嘱望されている新人脚本家のようだが、
これからTVに映画にと、引っぱりだこになることだろう。
主演の二人、
鬼教官の堂上と、純情新人隊員・郁を演じるのは、
岡田准一と榮倉奈々で、
実はこの2人はファンによる仮想キャスティングの第1位コンビ。
そのせいか、実写版を見た原作ファンからの評判もすこぶるイイようだ。
普通、ファンの多い小説や漫画を実写化した場合、
ファンそれぞれが想像しているキャラクターと違い過ぎるためか、
これまで成功した作品はそれほどない。
映画『図書館戦争』は稀有なケースと言えるかもしれない。
まずは笠原郁を演じた榮倉奈々。
高校生のときに会った図書隊員に憧れて入隊したという、
意志が強くて、純粋で、しかも運動神経が良いという役を、
実に楽しげに面白く演じていた。
背の高さ、手足の長さが魅力的に撮られていて、格好良かった。
ファンからの反応をいちばん心配していたようだが、
合格点の演技だったと思う。
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郁の担当教官となった二等図書正・堂上篤を演じた岡田准一は、
キレのいいアクション連発で、
さすがの演技を見せていた。
訓練では厳しいが、
時折見せる優しさがまさにツンデレで、
岡田准一ファンにとっては胸キュンの作品となったことであろう。

『図書館戦争』というタイトルから受けるイメージは、
「本を守る」ために戦う……という、ちょっと厳めしい感じだと思うが、
その中身は、笠原郁と堂上篤の純愛物語的なラブコメなので、
大いに笑わされ、そしてちょっぴり泣かされ、
とても楽しめる作品なのである。
共演陣も好演していて、
特に、図書基地司令・仁科巌を演じた石坂浩二が素晴らしかった。
若い出演者が多い中、
さすがの存在感で、作品をグッと引き締めていた。
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私の好きな西田尚美も、
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栗山千明も、
出演シーンが意外に多く、私的には大満足。
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本作のキャストに、本好きで有名だった故・児玉清さんの名があり、
「?」と思っていたのだが、
故・児玉清さんのキャスティングは、原作者・有川浩からの要望であったらしい。
どんなかたちでの登場かは……言わないでおこう。(笑)
最後に、
ちょっと思いついたことを書いておこうと思う。
本作では、ラストシーン近くで、
小田原にある情報歴史図書館で、
図書隊とメディア良化委員会との戦闘シーンがあるのだが、
この戦闘シーンの舞台となる(情報歴史図書館という設定の)建物に見覚えがあった。
とても特徴的な建物なので、覚えていたのだが、
それは、北九州市立美術館。
映画を見ている最中、
〈えっ、あの美術館でロケしてるの?〉
と、気になって気になって……(笑)

北九州市立美術館は、2008年に、
「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に行ったときに見ているが、
あの場所で、本当に戦闘シーンを撮ったのかと思った。
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なにしろ、映画の中では、
あの北九州市立美術館の前に土嚢が積み上げられているし、
爆弾をドッカンドッカンさせているのだ。
もう驚いたのなんのって。(笑)

調べてみると、やはり、北九州フィルムコミッションが関わっていて、
あの戦闘シーンは、北九州市の中央図書館と美術館で撮ったとのこと。
北九州フィルムコミッションとは、
北九州市のイメージアップを図るためにテレビや映画を誘致しようと考えて、
1989年春に設置された「北九州市広報室イメージアップ班」が、
現在のフィルムコミッションの基礎となるロケーション誘致・サポート業務を開始させたもの。
その後イメージアップ班は段々と成長し、
2000年9月27日に「北九州フィルム・コミッション」が設立された。
これまでに、
『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(2007年)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)
『K-20 怪人二十面相・伝』(2008年)
『おっぱいバレー』(2009年)
『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』(2009年)
『風が強く吹いている』(2009年)
『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010年)
『交渉人 THE MOVIE』(2010年)
『僕達急行-A列車で行こう-』(2012年)
『終の信託』(2012年)
『あなたへ』(2012年)
などの作品が北九州市で撮られている。
『図書館戦争』は、北九州市で、
2012年11月12日から12月1日までロケされており、
主演の岡田准一ら俳優陣やスタッフ約70~120人が滞在し、
市民もエキストラなどとして延べ850人が撮影に協力したとか。
映画のエンドロールには、
美術館の前に土嚢を積み上げたボランティアスタッフの大学生たちの名前も記載されていたそうだ。
このところ、主要な映画・TVドラマが北九州市でよく撮影されているが、
裏にはこうした北九州フィルムコミッションの努力があるのである。
ロケ地誘致は、
その土地のイメージアップだけでなく、
ロケ地めぐりなどの観光客も呼び込めるし、
経済的にも大いに貢献するだろう。
実は佐賀県にも「佐賀県フィルムコミッション」があって、
これまで
『まぼろしの邪馬台国』(2008年)
『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』(2009年)
『悪人』(2010年)
『ソフトボーイ』(2010年)
『僕達急行 A列車で行こう』(2012年)
などの作品がロケされている。
「佐賀県フィルムコミッション」のHPを見ていたら、
『図書館戦争』も2012年11月29日~11月30日の2日間、佐賀でロケしたとか。
〈どこでロケしたんだろう?〉
今後の佐賀県へのロケ地誘致も大いに期待したい。
話が脱線してしまったが、
映画『図書館戦争』は、いろんな意味で楽しめる作品なので、
いますぐ映画館へ……
ぜひぜひ。
※新作映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』のレビューはコチラから。
一応、「登山」と「映画」と「読書」を三本柱としているが、
本の紹介はたまにするくらいで、
現在は、「登山」と「映画」がほとんどになってしまっている。
それは、「登山」のレポや「映画」レビューに比べ、
ブックレビューがはるかに時間がかかるからである。
情けないことに、
〈そんな時間があったら、もう一冊読める〉
と思ってしまう。
だから、ブログだけ見ていると、
「タクさんて、登山するか映画を見るかしている感じ……」
という印象を持たれるかもしれない。
が、実際は、読書している時間が圧倒的に多いのである。
数年前までは、図書館に一週間ごとに行き、
毎回10冊ずつ借りて読んでいた。
だが、最近は、歳のせいか、持続力が弱くなり、(笑)
図書館へは二週間ごとに通うようになった。
二週間で10冊が、今の私の読書量である。
それでも、登山や映画にかける時間より、
読書にかける時間の方がはるかに多いのである。
そんなワケで、図書館にはいつもお世話になっている。
若い頃は本を購入することも多かったが、
(なので、今でも家にはかなりの冊数の本がある)
50歳を過ぎてからは、
(本に限らず)モノを減らすことを心掛けているので、
(本に関しては)図書館の本棚を自分の本棚と思い、(オイオイ)
利用させてもらっている。
そんな私にとってなくてはならない大事な図書館であるが、
その図書館を舞台にした映画『図書館戦争』が、4月27日より公開されている。
「図書館」と「戦争」という、
まったく相反する言葉がくっついたタイトルが気になってはいたが、
有川浩の原作本は読んだことはなく、
ましてや、漫画や、TVアニメや、
アニメ映画『図書館戦争 革命のつばさ』(2012年6月公開)も見たことがなかった。
今回は実写版ということで、
榮倉奈々や西田尚美や栗山千明が出演しているので、(そこかい)
見に行ってみることにした。
メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年後の「正化31年」。
本を読む自由を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」に、
笠原郁(榮倉奈々)が入隊してきた。
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郁は、高校生のとき、
読みたい本と彼女自身を図書隊隊員に助けてもらったことがあり、
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その隊員に憧れての入隊であった。
想い込みと運動神経だけで入ってきた彼女を待っていたのは、
鬼のような教官の二等図書正・堂上篤(岡田准一)であった。
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鼻持ちならないエリート同期の手塚光(福士蒼汰)にヘコまされたかと思えば、
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ズバぬけた情報収集能力を持つ同期の業務部・柴崎麻子(栗山千明)に救われたり、
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鬼教官に叱られるといったようなデコボコの日々が続いていく。
そんな中、郁はなぜか優しく助けてくれた憧れの隊員とは真逆であるはずの堂上のことを意識しはじめる……
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原作本や漫画を読んでいなければ、
はっきり言って、荒唐無稽の物語なのだ。
図書隊とメディア良化委員会との衝突で、
内戦でもないのに武器を持って戦う……
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この非現実的で、ありえないストーリーを、その設定を、
まずは受け入れること。
それさえできれば、とても面白く、楽しめる作品である。
だが、それができなければ、
ずっと違和感を抱いたまま見続けなければならなくなる。
そういう人にとっては、ただただ苦痛の時間であるかもしれない。
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私の場合、
原作本も漫画も読んだことがなく、
TVアニメもアニメ映画も見たことがなかったが、
とても楽しく見ることができた。
私自身が単純な性格で、(笑)
順応しやすい人間ということもあるだろうが、
やはり脚本が優れていたからだと思う。
脚本は、野木亜紀子。
第22回『フジテレビヤングシナリオ大賞』において、
応募総数2,286編の中から大賞を受賞。
受賞作は、『さよならロビンソンクルーソー』。
これまでの主な作品は、
TVドラマ『さよならロビンソンクルーソー』(2010) 脚本・原作
TVドラマ『ラッキーセブン』(2012)脚本
T Vドラマ『主に泣いてます』(2012)脚本
映画『図書館戦争』(2013)脚本
TVドラマ『空飛ぶ広報室』(2013)脚本
荒唐無稽な物語を、
よくぞここまでまとめ上げたと思う。
脚本家・野木亜紀子のお陰で、
私のような還暦に近い中年おっさんも楽しく見ることができた。
将来を嘱望されている新人脚本家のようだが、
これからTVに映画にと、引っぱりだこになることだろう。
主演の二人、
鬼教官の堂上と、純情新人隊員・郁を演じるのは、
岡田准一と榮倉奈々で、
実はこの2人はファンによる仮想キャスティングの第1位コンビ。
そのせいか、実写版を見た原作ファンからの評判もすこぶるイイようだ。
普通、ファンの多い小説や漫画を実写化した場合、
ファンそれぞれが想像しているキャラクターと違い過ぎるためか、
これまで成功した作品はそれほどない。
映画『図書館戦争』は稀有なケースと言えるかもしれない。
まずは笠原郁を演じた榮倉奈々。
高校生のときに会った図書隊員に憧れて入隊したという、
意志が強くて、純粋で、しかも運動神経が良いという役を、
実に楽しげに面白く演じていた。
背の高さ、手足の長さが魅力的に撮られていて、格好良かった。
ファンからの反応をいちばん心配していたようだが、
合格点の演技だったと思う。
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郁の担当教官となった二等図書正・堂上篤を演じた岡田准一は、
キレのいいアクション連発で、
さすがの演技を見せていた。
訓練では厳しいが、
時折見せる優しさがまさにツンデレで、
岡田准一ファンにとっては胸キュンの作品となったことであろう。
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『図書館戦争』というタイトルから受けるイメージは、
「本を守る」ために戦う……という、ちょっと厳めしい感じだと思うが、
その中身は、笠原郁と堂上篤の純愛物語的なラブコメなので、
大いに笑わされ、そしてちょっぴり泣かされ、
とても楽しめる作品なのである。
共演陣も好演していて、
特に、図書基地司令・仁科巌を演じた石坂浩二が素晴らしかった。
若い出演者が多い中、
さすがの存在感で、作品をグッと引き締めていた。
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私の好きな西田尚美も、
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栗山千明も、
出演シーンが意外に多く、私的には大満足。
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本作のキャストに、本好きで有名だった故・児玉清さんの名があり、
「?」と思っていたのだが、
故・児玉清さんのキャスティングは、原作者・有川浩からの要望であったらしい。
どんなかたちでの登場かは……言わないでおこう。(笑)
最後に、
ちょっと思いついたことを書いておこうと思う。
本作では、ラストシーン近くで、
小田原にある情報歴史図書館で、
図書隊とメディア良化委員会との戦闘シーンがあるのだが、
この戦闘シーンの舞台となる(情報歴史図書館という設定の)建物に見覚えがあった。
とても特徴的な建物なので、覚えていたのだが、
それは、北九州市立美術館。
映画を見ている最中、
〈えっ、あの美術館でロケしてるの?〉
と、気になって気になって……(笑)
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北九州市立美術館は、2008年に、
「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に行ったときに見ているが、
あの場所で、本当に戦闘シーンを撮ったのかと思った。
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なにしろ、映画の中では、
あの北九州市立美術館の前に土嚢が積み上げられているし、
爆弾をドッカンドッカンさせているのだ。
もう驚いたのなんのって。(笑)
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調べてみると、やはり、北九州フィルムコミッションが関わっていて、
あの戦闘シーンは、北九州市の中央図書館と美術館で撮ったとのこと。
北九州フィルムコミッションとは、
北九州市のイメージアップを図るためにテレビや映画を誘致しようと考えて、
1989年春に設置された「北九州市広報室イメージアップ班」が、
現在のフィルムコミッションの基礎となるロケーション誘致・サポート業務を開始させたもの。
その後イメージアップ班は段々と成長し、
2000年9月27日に「北九州フィルム・コミッション」が設立された。
これまでに、
『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(2007年)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)
『K-20 怪人二十面相・伝』(2008年)
『おっぱいバレー』(2009年)
『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』(2009年)
『風が強く吹いている』(2009年)
『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010年)
『交渉人 THE MOVIE』(2010年)
『僕達急行-A列車で行こう-』(2012年)
『終の信託』(2012年)
『あなたへ』(2012年)
などの作品が北九州市で撮られている。
『図書館戦争』は、北九州市で、
2012年11月12日から12月1日までロケされており、
主演の岡田准一ら俳優陣やスタッフ約70~120人が滞在し、
市民もエキストラなどとして延べ850人が撮影に協力したとか。
映画のエンドロールには、
美術館の前に土嚢を積み上げたボランティアスタッフの大学生たちの名前も記載されていたそうだ。
このところ、主要な映画・TVドラマが北九州市でよく撮影されているが、
裏にはこうした北九州フィルムコミッションの努力があるのである。
ロケ地誘致は、
その土地のイメージアップだけでなく、
ロケ地めぐりなどの観光客も呼び込めるし、
経済的にも大いに貢献するだろう。
実は佐賀県にも「佐賀県フィルムコミッション」があって、
これまで
『まぼろしの邪馬台国』(2008年)
『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』(2009年)
『悪人』(2010年)
『ソフトボーイ』(2010年)
『僕達急行 A列車で行こう』(2012年)
などの作品がロケされている。
「佐賀県フィルムコミッション」のHPを見ていたら、
『図書館戦争』も2012年11月29日~11月30日の2日間、佐賀でロケしたとか。
〈どこでロケしたんだろう?〉
今後の佐賀県へのロケ地誘致も大いに期待したい。
話が脱線してしまったが、
映画『図書館戦争』は、いろんな意味で楽しめる作品なので、
いますぐ映画館へ……
ぜひぜひ。
※新作映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』のレビューはコチラから。