一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……ミヤマウズラ、オオキツネノカミソリ、ミズタマソウが咲いています……

2016年08月10日 | 作礼山
大好きなミヤマウズラが、もうそろそろ咲く頃なので、 毎年訪れている作礼山へ、今年も行ってみることにした。 平日の暑い日なので、 当然のことながら、私以外誰もいない。 結局、下山するまで誰にも会わなかったのだが、 こんな美しい道や、 こんな美しい森や、 こんな美しい池を、独り占めだった。 一応、山頂を踏んで、花散策へ。 リョウブの花は終盤を迎えていた。 キンミズヒキや、 . . . 本文を読む

映画『シン・ゴジラ』……ゴジラ対日本の政治システムという構図が傑作を生んだ……

2016年08月08日 | 映画
日本を代表するシリーズ映画として君臨する“ゴジラ”。 第1作の『ゴジラ』(1954年)が公開されてから62年が経つが、 これまでに国内で計28作品が製作され、 1億人近い累計観客動員数を記録している。 その人気は国内に止まらず、 1998年にトライスター・ピクチャーズ提供による『GODZILLA』が、 2014年にはワーナー・ブラザーズ提供による『GODZILLA ゴジラ』が公開され、 日 . . . 本文を読む

天山 ……だからもうなんにも考えないで天山に行けばいいんだよ……

2016年08月06日 | 天山・彦岳
元旦に、「今年の抱負」を書いた。 登山に関しては、 「近くの山をもっとたくさん登りたい」 ということ。 昨年、天山で、 オオキツネノカミソリの群生地や、自生のマンサク、 ヒトリシズカや、ミヤマウズラなども見つけることができた。 天山だけでなく、作礼山や八幡岳や鬼ノ鼻山などにも登る回数を増やして、 これまで「その山にはない」と思われていた花を、 もっと見つけたいと思う。 今年ももう8月になっ . . . 本文を読む

映画『ふたりの桃源郷』 ……“生きるということ”とは何かを教えてくれる傑作……

2016年08月05日 | 映画
7月31日に、福岡のKBCシネマへ『若葉のころ』を見に行った時、 〈せっかく福岡に行くのに、一作だけでは勿体ない〉と、 佐賀県での上映予定のない作品をもう一作見たいと思い、 同じKBCシネマで見たのが、本作『ふたりの桃源郷』だった。 山口県のローカル放送局・山口放送が、 ある夫婦と彼らを支える家族の姿を、 1991年から足かけ25年にわたり追いかけたドキュメンタリーで、 ついでに見た映画で . . . 本文を読む

八幡岳・登吾留山 ……オオキツネノカミソリ、ノヒメユリ、キキョウ、そして……

2016年08月03日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
今日は、ヤスさんとの山行の日。 八幡岳のオオキツネノカミソリを見ようということになり、 佐世保在住のyanさんにもお声かけをし、 3人で行くこととなった。 天気は、まずまず。 でも、暑い。 オオキツネノカミソリの森へ入って行く。 ややピークを過ぎていたが、 まだまだ楽しむことができる程度には咲いていた。 八幡岳のオオキツネノカミソリを初めて見たヤスさんは、 「こんなに咲いているん . . . 本文を読む

映画『若葉のころ』 ……ルゥルゥ・チェンの演技力と、その目に魅了される……

2016年08月02日 | 映画
この映画『若葉のころ』を知ったのは、 そして、見たいと思ったのは、今年(2016年)の5月。 私の好きな評論家・川本三郎の書いたコラムを読んだことに由る。 そのコラムとは、 キネマ旬報にて連載中の「映画を見ればわかること」(キネマ旬報5月下旬号)。 冒頭の部分だけを抜粋してみる。 台湾の青春映画はどうしてこうも、ういういしいのだろう。 ジョウ・グータイ監督の「若葉のころ」は、現代の台北に . . . 本文を読む