元旦に、「今年の抱負」を書いた。
登山に関しては、
「近くの山をもっとたくさん登りたい」
ということ。
昨年、天山で、
オオキツネノカミソリの群生地や、自生のマンサク、
ヒトリシズカや、ミヤマウズラなども見つけることができた。
天山だけでなく、作礼山や八幡岳や鬼ノ鼻山などにも登る回数を増やして、
これまで「その山にはない」と思われていた花を、
もっと見つけたいと思う。
今年ももう8月になっているが、
この「今年の抱負」は、まずまず実践されていると思う。
近くの山、
ことに「天山」には、登る回数がぐんと増えた。
最近では、
「会津駒の小屋」で売られているTシャツ(←クリック)の言葉風に言えば、
「とんでもない。私は天山に行きますよ」
「だからもうなんにも考えないで天山に行けばいいんだよ」
「金もいらなきゃ出世もいらぬ。天山さえ登れりゃご満悦」
といった感じ。(笑)
そして、今日も、天山詣で。
レポの前に、
【天山道路情報】(8月6日現在)を。
通行止めになっている、
「上宮登山口」と「天川登山口」をつなぐ林道(林道畑田~天川線)ですが、
結論から言うと、7月27日に報告した状況と、まだほぼ同じだった。
上宮登山口の方から歩いてみると、
このように通行止めのポールが半分だけ開けられていた。
(これは、誰かが勝手に開けたものと思われる)
崩落箇所に着いてみると、
前回来たときと、状況はまったく同じ。
小さな軽自動車なら通れるくらいになっている。
(但し、通れるかどうかは分りません)
反対側からも、パチリ。
地元車(軽トラック等)を通すためにこのようにされているのかもしれないが、
確かなことは分からない。
天川側の通行止めのポールも、このようになっていた。
バイクは通っているので(目撃済み)、
これも誰かが開けてそのままにしているものと思われる。
工事に取り掛かる様子も見られないし、
当分、この状況が続く模様なので、
【天山道路情報】は、今回で終了する。
状況が変われば、またこのブログで報告します。
では、山レポへ。
今日も、このような素晴らしい風景を楽しみながら登って行く。
山頂着。
さっそく稜線散歩。
しばらく歩いて、振り返る。
いつものように、彦岳が見える所まで行って、引き返す。
本日の「天山西壁」。
いいね~
では、今日出逢った花々を少しだけ紹介しよう。
朝早かったので、葉に朝露が残っていた。
現在、天山で、もっとも目立っているのは、ホソバシュロソウ。
光の当たり具合で、様々な色に変化するし、
マクロ撮影すると楽しい。
コオニユリや、
リョウブも数が多い。
美しい~
オトギリソウ、
オミナエシ、
サイヨウシャジンも、数を増している。
例年より少なく感じられるキュウシュウコゴメグサ、
そして、稜線では貴重なカワラナデシコや、
ヤマホトトギスも、
登山者の目を楽しませてくれる。
7月27日に開花を確認したマツムシソウはというと……
誰もが見つけることができる程度に数が増えていた。
やはり、これからの時期の、天山の主役は、この花だ。
くじゅうや阿蘇に見に行かなくても、
近くの山で見ることのできるという喜び。
なんという贅沢。
これから数を増していく花々とは違い、
花期を終えようとしているハンカイソウや、
ヤマサギソウ、
そして、モウセンゴケの花。
これが見納めだろう。
開花準備をしていたタンナトリカブトや、
天山のエーデルワイス、
ホソバノヤマハハコに期待しつつ、
秘密の散歩道へ向かった。
散歩道には、
キンミズヒキや、
シギンカラマツや、
アキチョウジなどが咲いていた。
ねじれていないネジバナも美しい。
私の大好きなクサアジサイも増えてきた。
白花のクサアジサイをパチリ。
昨年発見したミヤマウズラの群生地に行ってみると、
すでに数十株のミヤマウズラが顔を出していた。
楽しみだ~
最後に、オオキツネノカミソリの咲く場所へ。
ここまで来るのが本当に大変。
春に、あれだけ葉が茂っていたのに、花が少ない。
球根はあるのだが、茎が伸びていないのだ。
それだけ、この場所が、オオキツネノカミソリにとって、
過酷な場所なのだろう。
花の色が薄いし、
なんだか弱々しい。
それでも懸命に咲いていることに感動する。
なによりも、天山にオオキツネノカミソリが咲いているのが嬉しい。
スポットライトのように木漏れ日が当たった花があった。
どの山のオオキツネノカミソリよりも、
天山に咲く花が美しいと思った。
今日も「一日の王」になれました~