MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

コントに対する愛情

2008-09-21 01:15:06 | Weblog

ミル姉さんが案内役「笑う犬」一夜限り復活(スポーツニッポン) - goo ニュース

 昨日の『ザ・イロモネアSP』の“ザ・テルヨシ”は流石に面白かった。やっぱり内村

はコントが本当に好きなのだと思った。だから『笑う犬・2008秋』も楽しみである。

コントはネタ作りに時間がかかるため、レギュラー番組にするのは難しいのだろう。

ところで話は変わるが、18日にフジテレビで『みんなでコント会議!』という特番を

見た。時間が取れなかったためなのかグダグダな感じであったが一番面白かった

のは雨上がり決死隊の宮迫が爆笑問題の太田に対して「全然面白くない」と喝破

した場面だった。何故こんな面白くない奴と組んだのか訊かれた田中は「昔は

緻密に計算して笑いを取っていた」と弁明していた。分かっていても治らないのだと

寂しさを感じたと同時に、コントに対する愛情の違いを確認できた。


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『幸せの1ページ』 80点

2008-09-21 00:41:05 | goo映画レビュー

幸せの1ページ

2008年/アメリカ

ネタバレ

「ニム」という名のゲーム

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 邦題の『幸せの1ページ』というのはジョディ・フォスター目線から付けられたものであろう。確かに日本ではジョディ・フォスターを主役のように扱った方がプロモーションしやすいという事情は理解できるが、この映画の主役はあくまでも『ニムの島』という原題通りニム役のアビゲイル・ブレスリンである。
 家に引きこもっていて潔癖症のアレクサンドラ・ローバーと孤島で思いっきり自然に浸っているニムは一見対照的な存在であるが、2人とも他者と関わらないという点では同じである。特にニムの他者に対する拒否の仕方は酷い。アレクサンドラは大人であるため11歳の女の子が一人で苦しんでいることを放っておけずニムに会いに行くが、ニムは船で島に遊びに来た人々を実力行使で追い返してしまう。アレクサンドラを呼んだのはあくまでも自分の父親に似ている‘アレックス・ローバー’が来てくれるものと思い込んで呼んだだけである。だからニムと唯一会った少年はブサイクのためニムに相手にされなかったのである。
 ところで主人公に何故‘ニム’という不思議な名前が付けられているのだろうか? 実は‘ニム’という名のゲームがある。簡単に説明すると、2人のプレイヤーがコインの山からコインを取り合い、最後のコインを取ったプレイヤーが勝者となる。
 主人公のニムは島に来る人々(=コイン)を追い出す。アレクサンドラも出会う人々から逃げるようにして二ムに会いに来る。結局、溺れているアレクサンドラの手を取って助けたニムが‘勝者’となり、この場面がこの作品のクライマックスなのだと思う。だから『幸せの1ページ』という邦題ではクライマックスがずれてしまい不満が残るのかもしれない。


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