崖っぷちの男
2011年/アメリカ
2つの視線
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
本作の主人公の元ニューヨーク市警官のニック・キャシディは2つの異なる視線に曝されている。一つは4千万ドルのダイヤモンドを盗んで売りさばいたという冤罪を晴らすためにニューヨークの高級ホテルの21階から飛び降りようとしながら、家族の援助も得て無実を証明した‘ヒーロー’として私たちが観ているもので、もう一つは、何気なく上を見上げるとニューヨークの高級ホテルの21階から飛び降りようとしている男を見つけて、飛び降りそうでなかなか飛び降りないその男はやがてお札をばらまきだして、儲けものと思って一枚くすねながら、撒くお札が無くなったようで、どうするのかと思ってもうしばらく見ていると、どうやら脱獄囚であるらしいその男は何と本当に飛び降りたのであるが、飛び降りた場所は巨大な救助クッションの上で、その男はすぐに立ち上がって走り出すと、警官たちの制止を振り切ってある老人に飛びかかって老人の内ポケットから巨大なダイヤモンドを奪って周囲の人々に見せびらかすという‘アンチヒーロー’としての作品内の野次馬たちのものであり、‘ヒーロー’と‘アンチヒーロー’の二役を一人の主人公に同時に演じさせるところが、例え途中からニックの左耳からイヤホンが無くなっているという不可解な点があるとしても、上手いと思う。
大津の生徒自殺、いじめ以外の要因も…市教育長(読売新聞) - goo ニュース
相変わらず大津市の沢村憲次教育長の発言は分かりにくいものがある。おそらく沢村憲次は
男子生徒が自殺した背景について「個人的、家庭的な要因もあったと、学校から聞いている」
ために「裁判を続行したい」と語っていたはずなのだが、「外部委員会の調査で、いじめと
自殺の因果関係が示されるのではないか。それを受け、和解協議をさせてもらいたい」と
態度を変えてしまった。それならば沢村が主張している自殺の“個人的、家庭的な要因”は
いじめに比べれば大したことではないと認めてしまうことになるはずなのだが、和解協議を
選んでおきながら、わざわざ個人に、あるいは家庭に問題があったような含みをもたせて
遺族側の感情を逆撫でるような発言をする真意が不明なのである。