原題:『Cocaine Bear』
監督:エリザベス・バンクス
脚本:ジミー・ウォーデン
撮影:ジョン・ガレセリアン
出演:ケリー・ラッセル/オシェア・ジャクソン・Jr/オールデン・エアエンライク/イザイア・ウィットロック・Jr/クリストファー・ヒヴュ/マーゴ・マーティンデイル/レイ・リオッタ
2022年/アメリカ
ゴジラのようなクマについて
興行的にも成功し、批評家の評価も高いのだから作品としては悪くはないはずなのに、何故か観終わった後にいまいちスッキリしない理由を考えてみたのだが、要するに本作はポスターのイメージとは違って『ゴジラ』ではないということに尽きるように思う。
つまり1985年にチャッタフーチー・オコニー国立森林公園に生息していたアメリカグマがコカインを食べて常軌を逸してしまう原因も、そのクマに翻弄されるハイキング中のカップル、2人の中学生と彼女の母親、コカインを取り戻そうとするギャングたち、森林警備隊と刑事たち、「デュシャン・ギャング」と呼ばれている若者たちのそれぞれの描写の方がメインであり、アメリカグマはむしろ脇役といった感じなのである。その点を踏まえて観るのならば十分楽しめると思う。
スリム・ホイットマンの「ラヴ・ソング・オブ・ザ・ウオーターフォール」を和訳しておきたい。
「Love Song of the Waterfall」 Slim Whitman 日本語訳
滝からのラヴソング
誰にも荒らされていない森林の頂から僕は聞く
滝からのラヴソング
テマリカンボクから樹の隙間を通って聞こえる
そよ風を伝ってラヴソングが生まれる
ゴツゴツした岩山を伝うような
水の滑走音が聞こえる
その先には君がいるはずなんだ
愛おしい人たちよ
僕はここにいるよ
これは天国からの求愛の呼びかけなんだ
滝からのラヴソング
滝からのラヴソング
これは天国からの求愛の呼びかけなんだ
滝からのラヴソング
Slim Whitman - Love Song of the Waterfall - Country Music Experience
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