MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『オペレーション・フォーチュン』

2023-10-30 00:59:48 | goo映画レビュー

原題:『Operation Fortune: Ruse de guerre』
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー/アイバン・アトキンソン/ビル・ブロック
撮影:アラン・スチュワート
出演:ジェイソン・ステイサム/オーブリー・プラザ/ジョシュ・ハートネット/ケイリー・エルウィズ/バグジー・マローン/エディ・マーサン/ヒュー・グラント
2022年/イギリス・アメリカ

きれい過ぎるクライムサスペンスについて

 ガイ・リッチー監督の作品としては悪くはない方の作品だと思うが、いかんせん主人公のオーソン・フォーチュンの能力も彼の部下のサラ・フィデルのハッキング能力もJJの射撃の技能も高すぎてストーリーがきれいに流れ過ぎる。コメディ作品として観るならばアリなのか?
 しかしオーソン・フォーチュンの当初の敵方のグレッグ・シモンズがハリウッドのアクションスターであるダニー・フランチェスコを愛する同性愛者であるという設定は、珍しいのではないだろうか。因みに原題のフランス語部分は「諍いの策略」といった意味である。
 ところで気になるのはやはり『ザ・クリエイター/創造者』(ギャレス・エドワーズ監督 2023年)同様に「ニューアジア」問題で、ラストではドーハで映画が撮られているのだが、シモンズを真似たダニーが主演を務め、シモンズは監督のような立場で現場にいるのだが、作品内でダニーが交渉している相手は日本語を話しているから日本人であろうが、セットは明らかに中国風でやはり「アジア」を正確に描けていないのである。コメディ作品として観るならばアリなのか?


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_114250


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