無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

クローバーの草生栽培あれこれ

2009-01-15 18:02:27 | 自然菜園の技術 応用
本日

夕方、NHKカルチャーセンターの打ち合わせの帰りに、鶏小屋による途中。一匹のキツネと遭遇。

鶏小屋からかなり近くでのこと。

脳裏には、合鴨をお持ち帰りされたことがよぎる。

痩せ焦げたキツネはそそくさと山に逃げ込む。

鶏を飼う前であれば、「キツネだ!」と嬉しがっていたのに、今はそうは思わない自分がいる。

「何事かに、想いを抱くと、起こっていることが同じでも、受け止め方が異なってしまう。」面白いと思った。

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今日の「白クローバー」のお話も同じで、白クローバーを敵にしてしまうと大変ですが、一定の距離で付き合えば、最高のパートナーになります。

うちでは畑の空いたところや、田んぼの畦わきには必ずといっていいほど「白クローバー」の種を播きます。

白クローバーは、公園でよく見かけるグランドカバープランツです。たまに四つばのクローバーを見つけると嬉しい、あの背の低いクローバーです。

弱酸性で、乾いた大地から、田んぼの脇まで幅広くよく根づくので、一般できな田畑では、除草の敵「強雑草」として嫌われます。

そのままにしておくと根っこをぐんぐん張って、竹のように周りにに勢力を伸ばし、一面白クローバーで埋め尽くされてしまいます。

しかし、一方で白クローバーはマメ科なので、根っこに根粒菌を寄生させ、痩せた大地に窒素などを供給し、豊かにしてくれる面もあります。

しかも、白クローバーで覆われた大地には、他の草が入れないらしく、草刈が簡単になります。

畑の中に、入ってしまうと、なかなか絶やせない白クローバーですが、畑の周りに生やしておくと、便利になるというわけです。

しかも刈った白クローバーは、熊手で集めますと、いい堆肥や草マルチの材料になりますし、ウサギの餌としても最高です。

おすすめは、同じ弱酸性を好むブルーベリーなど低木樹の下草として周りに生やしておくと、グランドカバーにもなります。

しかも背が伸びたら、刈った草をブルーベリーの株下に敷くと乾燥から根を守ってくれる草マルチになります。

物事を一方的に見るのではなく、両面から見ていい面と付き合えるといい関係が生まれるいい例だと思いました。
コメント
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