自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

胃潰瘍と水の効用

2013年02月04日 | 健康のための心の波動

 

水は薬 ~自然治癒力の不思議 (2)  平成25年2月4日

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友人に紹介され、さらに、私の友人を連れて、と、

これまでに、数度 南インドの アユールヴェーダ研究所で、

医師の指導のもとで、自分の体質に適したオイルを選んで

いただき、アユールヴェーダマッサージを施術してもらった。

 

その折、常に、医師からは、水を一日 最低 2L 

は飲むようにと 言われた。私だけではなく、通訳のため

同席した、友人たちも全員、水は最低 1日、2L

摂取することを薦められていた。

 

もちろん 塩素や化学物質の入った、飲料水ではなく、

純粋な水をさす。この診療所では、ジーラ(クミンシーズ)

の種を 麦茶のように煮出してさましたものを、

水替わりに飲んでいた。 

衛生上 印度では、一度沸騰した湯冷ましを飲む場合

が多い。さて、今日の 内田医師のお話しは 胃潰瘍 と 

”水の効用” である。

 

”人間は 何故 病気にかかるのでしょうか?

成人病や老人病から脱することができないのでしょうか?

私が 臨床内科 に没頭し、このような問題に悩んで

いたとき、胃がさしこみ、胸やけがするので、胃の

レントゲンを撮ってみたところ、胃のなかほどの 胃角部に、

潰瘍(かいよう)ができていました。

 

その頃、当然のことながら、胃潰瘍治療薬を服用して、

潰瘍のレントゲン所見は消失したのですが、

 

’内田君、胃潰瘍は 薬が効くのか、その時に飲む水が

効くのか、どちらだと思うかね?”と、担当教授より、

意外な質問を受けたことがあります。

 

私は、もちろん、薬と水と両方が 効くのだ と

思っていましたところ、教授は、’潰瘍の薬より、水の作用の

大切さを 案外 みんなは知らないようだね。

薬物学の本の 1頁に 何が書いてあるか、もう一度

調べてごらん。’と教えてくださりました。

 

早速、薬物の本を開いてみると、第1頁に、’水’

記載されていたのには 驚いてしまいました。

其の後、他の職場で 多忙による、ストレスから再び 

胃潰瘍になったとき、あの教授の言葉を想いだして、

痛んだり、胸やけのたびに、水を飲んでいたところ

約、三週間して、胃の写真を撮ってみると、すっかり、

治っていたのでした。

 

’水’は胃液を適度に薄め、胃の粘膜を保護し、薬のように、

胃液の分泌を止めたり、制御しすぎるといったことが

無いので、’水’の効用については、十分納得できるものでした。

そのうえ、副作用の心配もありません。

 

また、傷ついた、粘膜の修復や、組織再生の働きは、

食事が その原動力となるのですから、’食生活を

ただす’ことは言うまでもありません。

 

其の後、胃潰瘍の患者さんに、教授の教えを生かした、

私の体験を説明して、薬を最小限にして、何例か

試みたところ、よき効果が得られました。

 

教授は 決して薬を排斥されているのではなく、

自然の(治癒)力のの素晴らしさに目をふりむけ

ことを 教えてくださったのです。 

これはいつの時代になっても、心しなければならない

ことと 思います。”

 

内田医師は ご自分が胃潰瘍になって、”水”の効用を

知ることで、自然治癒力の素晴らしさに気づかれました。

そして、29歳の時、流行性肝炎に感染してしまいます。

 

治療をしたものの、慢性化して、数年後には肝機能が悪化。 

医学知識として、’肝炎で障害を受けた肝細胞は修復や再生は

難しい。慢性肝炎は肝硬変に移行することが多い’

と学ばれ信じていたので、悲観的になられた時期もあった

ようです。

 

その時 肝臓専門の教授よりある助言を受けるのです。 

それは、

”内田君、人間の考えた、10や20の 検査結果が

どんなに悪くても、肝臓にはまだまだ何億という

人間では はかり知り得ない、不可思議な作用があるのだ。

 

医学で研究されているのは、そのごく一部にすぎない

現に、障害ある肝臓や、切除した肝臓に再生能力のある

ことが、研究で確かめられているのだ。”

 

こうして、内田医師は、’人智を超えた内臓の巧妙な働き” 

に、注目をします。内田医師は こう述べています。

 

”この教授の自信に満ちた言葉の響きに強い感銘を

受けたのでした。病気が悪化すれば、必ず 死へつながる

ものと思い込んでいた恐怖心から、何となく救われる

ような思いがいたしました。

 

医学だけでなく、その道の達人、専門家と言われる

ような人は、人間知を超えた、何か偉大な自然の力

直観していられるのではなかろうか、とその頃の私にも、

おぼろげながら、感じたものです。

・・・・・略・・・・その後、内科臨床において、

貴重な教えや経験からも、人間生命の不可思議さ

ますます認めざる得ませんでした。”

 

と感慨を述べられている。

                            

参考: ”生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社


内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・昭和25年大阪女子高等医学専門学校

(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て

講演活動も行った。

                

芦ノ湖

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