自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

臨死体験共通要素

2013年02月24日 | 健全生活のために”死”の常識を反転

死後世界のモデル  平成25年2月24日  

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ムーア博士が医療現場で体験した、患者の臨死体験には、

すべての体験に”共通した要素” が いくつか、みられる

いう。

 

その要素を取り入れて次のような、”死後世界体験記” 

一例として挙げられている。

共通した要素を、起きた順でたどると~

(1)担当の医師からの 死を宣告 

 

(2)長くて暗いトンネルを急速で、通過するような感覚。 

耳鳴りの音や唸る音が、聞こえる。

 

       

(3)トンネルを抜けると、突然、自分の物理的肉体から、

抜け出した自覚 。

 

(4)傍観者のような、もう一人の自分。自分の物理的肉体

を見下ろして、医師たちが物理的肉体を蘇生させるべく、

手を施しているのを観察している。 

混乱する

 

(5)今、自分の体の自覚ある自分は、先ほど抜け出した

物理的肉体とは異質であることに気が付く。

 

(6)今、ここにいる自分に会いに来てくれている人たち

(亡くなった)に気がつく。と同時に、光のように輝く、

暖かい、愛に満ちた存在が現れた。仮に 光の生命 と呼ぶ

 

(7)光りの生命 は 自分の一生を総括する質問を

投げかける。その時、自分の一生に起きた事柄が一瞬のうちに 

目の前にパノラマ写真の連写で再生。

 

(8)自分 が 現世と来世の境目に来ていることを知る。 

現世に戻らなければとわかっているが、光の生命

出会ってから、安らぎと愛に圧倒されて、このまま

ここに留まっていたい誘惑

 

(9)私の意識は再び、自分自身の物理的肉体と

 同一化(蘇生)

 

蘇生した後の変化として:

 

(10)想像を絶するこの体験は 適切に表現する言葉

もなく、人に語っても、一笑に付され、だれにも報告

する気持ちは二度とおきなかった

 

(11)この体験は、自分自身の其の後の生きること

への影響を与えた。 死 への考え方、とくに、生と死 

とのアプローチに影響を与えた

                                                      ムーディ―博士は 一般的な、臨死体験をした人の

体験として 上記の話を挙げているが、完全に同じ内容は

無いという。 

しかし、手術中、肉体的に死にきわめて近い状況に陥った

データを持つ人でもこれらの体験を 全く覚えていない、

あるいは、してはいない と答えた人もいる

 

臨死体験の時間の長さや、物理的肉体のダメージの深さ

によっても、共通する要素の数は不特定に異なるとも

博士は報告している。

 

 

 

それでは、博士のいうところの”、共通する要素” を 

もう少し詳しく見ていきたい。

 

(1)言葉では表現できない ということ。

モデル例の(10)にあるように、適切に表現する言葉

はない、

と多くの体験者は語る。その理由として、ある体験者は、

’私が知っている三次元の言葉では言い表せないから’という。 

 

あの世界は ’明らかに 三次元の世界ではなかった’

付け加えている。それは、時間と空間への認識が、三次元の

世界行われるような感覚とは違うということだろう。

 

たとえば、自分の生きてきた足跡を、人生のスクリーン

に瞬時に見せられたり、光の生命と言葉なき、言葉で対話

したり、送ってきた人生の問いかけをされたり、

この世界で感じる、時間 がもはや、通用する世界では

ないということだろう。

 

(2)医師の 死の宣告 が聞こえる;

ムーディー博士は 担当医師やその場に居合わせた人

たちが、自分の物理的肉体へ死 の宣告をしているのを

聞いていたという体験者が非常に多いと語る。

ここに その、体験をした女性の手記がある。 

 

”…私はひどい薬品アレルギーです。 

テストの結果、何の反応も現れなかったので、

治療が行われました。 

でも、実際にその薬を使ったとたん、私の体の機能が

停止してしまったのです。

 

治療担当の医師が電話のところへ向かい、ダイヤル

を回している音がはっきりと聞こえました。 

そして、主治医の ジェームズ博士にこう言いました。

’ジェームズ博士、あなたの患者を殺してしまいました。

マーチン夫人のことです。

 

私は自分が死んでいないことがわかっていました。 

体を動かして、先生たちにそれを知らせようと思った

のですが、そうは、できませんでした。”(実例1)

 

他の例は心臓発作で死の境に言った人に話だ。

”突然、締め付けられるような胸の痛みに襲われました。

私が倒れる音を聞きつけた、主人と友人が駆けつけました。

私は真っ暗な闇の中にいました。その闇のかなたから、

’発作だ!今度はダメだ!’という主人の声が聞こえました。

それを聞いて私は、’そうね、今度はダメだわ’と自覚

しました。

 

これらの事例の報告で思い出したことがある。

それは、亡くなった と言われる人の枕元で、

決して相続のことや、親せき間の問題など、生前の人

が心配していた、軋轢ある話を持ち出さないこと、

それは、死者を悲しませるから という話だ。

 

亡くなったといわれても、実際、こうした、生き帰った

人の話を聞くと、心 という領域で、話しの内容を、

理解していることがわかる。

肉体はすでに、仮死状態に陥っていても、心 で聴く

ことができるというのは、肉体の耳ともう一つの耳が

私たちには備わっているということではないか? 

と思う。

               

普段は、もう一つの 耳の存在を感じることがない

にしても、実在しているのだろう。

現象界の音だけでなく、心に聞こえる声目の前の風景

でなく、心に映るイメージの世界。

 

言葉に出さなくても心に湧いてくる想い、それらは

確実に、今も存在して 活動しているけで私たちは 

なかなかそれに 気が付かない。

 

 

 

参考:

”かいま見た死後の世界” レイモンド・A・ムーディ・Jr. 

中山 善之訳 評論社 昭和58年

レイモンド博士について: バージニア大学、

大学院で哲学専攻

1969年 哲学博士号取得、 

3年間 ノースキャロライナ東部の大学で教鞭をとる。

1972年 バージニア医学大学に入学。

医学博士号を取得。 

1965年 死後の世界の体験談を聞き、その後、

死後の世界体験者に面接。 特異な分野研究を行い

今日に至る。

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