自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

気管支喘息・免疫不全・花粉症

2013年02月08日 | 健康のための心の波動

 子供の病気と言葉の力  平成25年2月8日

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昨日は 胃潰瘍と感情、自律神経のお話しでした。

今日は、心身の相関関係について、

考えて見たいと思います。


すでに、それに関しては、研究がすすんで、

胎教の重要性は周知され、実際の学校選びでは、

感受性をたかめるシュタイナー教育など、

心に重心を置いた、教育理念に賛同・共鳴する

保護者のかたも多くなっているようです。

 

心身相関関係を考えるにあたって

”言葉の力”も、見逃せません。

さらに ”育てられた背景”。


その子が兄弟がいるのかどうか、大家族かどうか、

祖父母との関係や 鍵っ子で育てられたかどうかなど、

生まれながらの背景ひとつとっても それぞれ、

異なります。

 

”言葉の力” とは、そうした 家庭背景の中で、

どんな想念を幼少期から受け取ってきたか、

家族、特に、母親からの どのような言葉が 

潜在意識に定着しているかなど、で病の出方や

治り方にまで影響がみられるといいます。


”育った背景と 現在の病気”とは 無関係ではないと 

内田医師は分析しています。

気管支喘息の子供を例にとります。


ゼーゼーといった、呼吸で、医師が’喘息かもしれない’

と言った言葉や、アレルギー系統の弱い家系である

ことから、

おじいちゃんが喘息だったから、お前も遺伝して

いるのねえ”

という母親の言葉などは、謹むべきだと

内田医師はこう述べます。

 

”不用意な母親の言葉などは子供の心に強く響いて、

 恐怖心を起こさせ、咳を長引かせている場合があります。 


気管支喘息の子供は 母親と隔離すれば治る 

一般に言われているくらい、精神的影響の強い病気です。

 

そこで、私は、たとえ気管支喘息であっても、

’これは、喘息の咳に良く似ているが、決して喘息ではなく、

 喘息様気管支炎 といわれているもので、風邪の一種

ですから、必ず治りますよ’ と、断言して、偏食を

あらため、水分を多くとるように指導します。 

 

母親の理解が早いほど、子供の病気は 早く治ります。

そのうえ、このような、子供(アレルギー体質)は、

 感受性が強く、鋭敏なので、その性格の美点をほめ


あなたは、デリケートで 緻密な良い性格の持ち主

ですから、 理数的、芸術的才能の方面にぐんぐん

伸びますよ。 

 元気を出してくださいね。


と申しますと、母子ともに、とても喜ばれ、病的観念、

恐怖心から、徐々に解放されていきます。

 

アレルギー を日本語で 過敏症 と訳し、気候とか、

食べ物、植物に過敏に異常反応を起こす状態を言います。 

しかし、心因的には、これは、心が過敏である 結果

といえるのです。

 

鋭敏で優しい、気質の子供には、親の強い、

言葉が恐怖的に感受されているのです。

そこで、親に精神指導をしますと、子供の内面に

 抑えていた感情が解放されるので、アレルギー反応が 

治るとともに、本来の鋭敏で緻密で優しい性格

(個性)が のびのびと長所となって、

発揮されるようになります。”

 

難治喘息のMさんの手記(*1)を読まれた読者も

多いと思います。


もし、喘息のご家族を持っていおられる人、

あるいは ご本人が喘息で難儀されていたら、

ぜひ、Mさんの手記にも目を通していただければと

思います。

   

ご自分の体に備わった、大いなる生命力の発見にも

つながるでしょう。

そして、内田医師が書かれているように、

喘息やアトピーとった、アレルギー体質をもった人の心持、

繊細で感受性が強い、その心と、向き合い、朗らかな

考えかたに持っていくことも一つの方法かと思います。

 

内田医師は

母親の気の持ち方が変われば、子供の喘息が改善される

というほど、

母親の子どもに対する、言葉の影響力に注目しています。

 

昭和61年、当時の厚生省は メンタルヘルス 

という言葉をとりあげ、さらに、心療内科や神経内科でも 

臨床的に、心の背後の要因に目を向け始めたのでした。

 

花粉症がこれから話題になる時期になります。

それも、結局は、心と身体の調和が保てない結果

という説もあります。

 

アレルギーの抗体、免疫力 も、肉体の中にある

”生命の生きる力”です。

外界(がいかい)からの異物質が肉体へ侵入する

のを防ぐために、”抗体”が血液中の リンパ球細胞 

から作られます。


異物はあくまで異物ですので、体にとって、良いものか

悪いものという判断はそこにありません。

 

”本質的に異質なもの”を、肉体から排除しようとする。

しかし、この抗体反応が不完全で、免疫作用が不十分

だと、ウイルスにやられたり、病気になりやすくなります。


これを免疫不完全状態といいます。

ある意味で、異物に対して、侵入を容認しているとも

考えられます。

 

何を容認して、何を、排斥するのか?

ここでも 内田医師は 次のように、説明しています。


厚生省認定の とうげん病という難病は 

原因不明の免疫異常の病気ですが 心の問題を解決

すれば、検査成績がこれに平行して、 改善された

数例を経験しました。

    

ですから、私たち医療担当者は、改めて、

 ”生体の自然治癒力’である、生理作用の不可思議

な、働きに対しての心の眼を開くとともに、

 身体に微妙な影響を与えている精神面に対する

研究に、今後さらに注目すべきでないかと考えます。”

 

こうしてみると、精神病といわれる領域のみならず、

ノイローゼやうつ病 などの心の病以外にも病気に

なる根源が、私たちの心の想念と密接な関係を

もっていることが うかがえます。

 

その想念次第で、行動が決まる。

何を食べるか、どんな服装をするか、どういう環境

を造りだすか~これらは自分の想念の波動が 

同調した波動の物質を引き寄せているのです。

 

”朱に交われば朱(あか)くなる” とか、

”同類は同類を呼ぶ” という 諺(ことわざ)に有る

通りです。

自分の体の状態もそれと同じことが言えるようです。

 

心に抱く想念によって、免疫作用、あるいは、

新陳代謝の機能が変化する。

そして、癌や潰瘍、あるいは、成人病といわれる、

現代病をも、引き起こしている、

大元なのかもしれないと 内田医師は示唆しています。

 

 

*1 ~ 平成25年1月17日から

1月28日にかけて、難治ぜんそく患者Mさんの、

回想記参照


参考: ”生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社


内田医師について: 昭和2年大阪生まれ・

昭和25年大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て

講演活動も行った。

 

 

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