自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

免疫調整も浄化作用の一つ

2013年02月05日 | 健康のための心の波動

 

浄化作用~自然治癒力の不思議 (3)  平成25年2月5日

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内田医師は 自然治癒力 のことを、自然療能力と 

著書の中で使ってておられる。

浄化作用 は 自浄作用 という、専門的用語

を使っておられる。今日はそのお話しである。

 

”人体は実に巧妙に創られている。人間が日常生活を

営む上で、遭遇するあらゆる障害に対処できる能力が

そなわっています。

 

それを生理学的な言葉で表せば、自浄作用と自然療能力

ということになります。例えば、糖尿病の時によく言われる

血糖(血液中の糖分)が、食事や何かの原因で一時的に

多くなりますと、インシュリン という血糖を下げる 

ホルモンが膵臓(すいぞう)から多く分泌されて、

これを下げ、また、下がりすぎると、アドレナリン

が副腎から分泌されます。

 

また、寒くなると、血管が収縮して、熱の放射を抑え、

暑くなると、血管壁がゆるみ、汗腺が開いて、熱の放射が

盛んとなって、体表温度を調整しています。

 

誤って、いたんだ物を食べたときは、吐いたり、

下痢になって、速やかに、排泄しようという働きが起こります。 

 

ばい菌感染したときは、白血球が菌を食べ発熱などに

よって、殺菌されます。

 

このように、我々の体の生理作用には、解毒作用、

異物排泄作用、免疫作用、組織再生作用などの自浄作用

本来、備わっているので、病気の症状のほとんどは、これらの

作用によって、起こってくるのです。 

 

痛み、発熱、腫れ、下痢、などの症状も、病的状態を

治すための自然療能力の始まりでもあるのですから、

いたずらに恐怖することは、さらに病気を長引かせる

ことになります。

 

体の表面の傷や胃潰瘍のような胃の中の傷、骨折、

腸の傷害なども、いずれも体の一部ですから、生体の

組織再生作用が働いて、細胞新生し、やがて、傷んだ細胞は 

かさぶたなどになって、脱落し、新しい 肉芽組織が

はえかわって、治ってしまいます。

 

また、血管の中を流れる、白血球は、ひとたび、外から

侵入した細菌に対して、俄然、角(つの)出して細菌に

向かって進み、パクッと取り込んで、白血球内の 

顆粒でつぶしてしまいます。

 

一般に中性好性白血球は 急性症に対して働き、

リンパ球は慢性症の原因となる結核菌やその他毒力の

弱い、病原菌に対して働く といったように、

白血球の中でもそれぞれ、分担が決まっています。

 

なお、白血球は種々の酵素を持っていて、異物を

溶かしたり、有毒物を分解して、無害にしたり、

炎症や傷ついた、組織から出た、繊維素を、溶かして

吸収するといった、病気の後始末働きもして

いるのです。 

 

これらは、まさに、生命の神秘といえるでしょう。”

 

このように、本来備わっている、自浄作用や自然療能力

という 自然治癒力の作用について、内田医師は少し

角度を変えて、こう述べられている。

 

本来備わっている それらの能力が、十分発揮されないとき、

その背後にある、原因に触れている。

 

”細菌やウイルス、カビなどは、自然界に存在している

ものであり、たとえ感染しても、健康体には’殺菌作用’

あるので、発病せず、しかも、その菌に対する 

免疫’ができる というような不可思議な生理作用

働いているのです。

 

ですから、感染し、発病するためには、これらの生理機能

が低下し、菌を受け入れ繁殖させるに適当な生体側の 

歪み(ひずみ)がなければならないはずです。

 

癌’にたいしても、同様なことがいえるのではない

でしょうか?正常な細胞が 何らかの原因によって、突然、

癌細胞に変化したり、また、何らかの、障害を受けた細胞に、

特有なウイルスや、公害物質が細胞内に侵入して、DNAを

侵して、癌細胞に変化していくとの説があります。 

 

この ’なんらかの原因’とか’何等かの障害’とは 

一体何なのでしょうか?

 

今、仮に、ある種のウイルスが、癌の原因だとしても、

前述のように、健全な生体には殺菌無害と化したり、

免疫作用が働いて、発病しないような自然療能力が

あります。また、’免疫異常説’にしても、元来、生体の

免疫力は正常に営まれているのですから、これが異常と

なるには、免疫異常を起こすような、それ以前の 

原因 がなければなりません。

 

世界中の学者が現在、癌の免疫学的、生化学的研究

取り組んでいるのですが、肉体医学の研究は、あくまでも、

現象面にあらわれた、異常や 中間代謝の異常、

つまり、結果に対する研究になっているのです。

 

肉体と精神(心)の相関関係を考えると、生きている

人間の 新陳代謝には、精神作用が微妙に影響して

いることは 無視できないと思います。

 

われわれは、どのような細菌やウイルスが侵入しても、

健全な生理作用さえ営んでいれば、これを防御する作用が、

人間の体にすでに、備わっているのですから、どうしたら、

生体の自浄作用が完全に営めるか、これを主導している 

精神面、心の持ち方を健全にすることが大切と考えます。”

 

内田医師が述べていること。

それは、今の医学は、現象面にあらわれた異常の研究、

結果の研究が主体となっているということだ。

 

”異常になる”ことを想定して、本来の健全な肉体ならば、

日常生活を送る上で、神秘的な療能力が働いて、十分に、

健全さを保つことができるようになっている。

 

だが、その本来の自浄力、つまり、自然治癒力、が働か

なかったとしたら?

その背景に、必ず、原因があると 内田医師はいう。

 

その原因こそ、心の持ちようという、精神面の原因があると

いうことを内田医師は 指摘されている。

 

 

参考資料: ”生命医療を求めて” 

内科医 内田久子著 平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・昭和25年大阪女子高等医学専門学校

(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て講演活動も行った。

                

 

                     

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