自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

肝硬変を起こす人

2013年02月12日 | 健康のための心の波動

 

肝硬変と心構え         平成25年2月12日

************************************************

 

内田医師の現場からのレポートを基にして、さまざまな

角度から自然治癒力を見つめている。

 

肝臓の治療を数年来受けていた40歳の男性が 

39度前後の発熱が2週間でて、体一面に黒褐色

発疹が出た例が挙げられている。

この患者さんは肝臓機能検査成績や腹部CTで、

明らかに肝硬変の様相を呈したいた。

 

内田医師は、かつて、筆者が同様高熱を出して、

膿をもった湿疹を体中に出したときにとった方法、

つまり、出すだけ出すということを、この患者に

薦められた。

 

”今回の高熱は自然治癒現象の一つであることは、

前述のとおり(注:2月2日”熱の効用”参照)です。

また、発疹 も体内の毒素が発熱によって、

皮膚に浮き出したものでありますから、麻疹(はしか)

と同じように、できるだけ、出して、内向しない

ほうが良いのです。”

 

医師はこのように、家族にも説得して、高熱の間は

食欲も低下するので、点滴による肝臓の治療と

栄養・水分補給に努め、高熱を出し切らせた。 

すると、全身の発疹も次第に色が薄くなり、

数日の内にすっかり消えて、もとの、肌に戻った。

自然の解熱とともに、食欲も増進。 

こうして、3か月後には肝臓機能検査も正常に

回復したという。

 

さて、興味のあることは、肝硬変になった何人かの

男性の性格を、ご家族に聞かれてまとめてみると、

その性格の共通性があるというのだ。

 

”律儀な性格で何事にも、やりすぎる面があり、

同様や家族の忠告も聞かずに、無理強いする。

時々、カーッと腹を立てる

といったような、性格が共通していえるようだ。

 

内田医師は、”病の原因は心にあ”る という 

”心身一如” という 相関関係をこれまでにも

現場の症例と照らし合わせて、確信されている。 

そこで、次のように述べている。

 

”肝硬変は肝硬変になるような、特有な気質が

精神的ストレスとなって、長期間続くと、

肝臓の血管が収縮し、新陳代謝を低下させ、

やがて、肝臓細胞組織を退行変性、

並びに 血液障害に 至らしめることに

なるのです。 この場合、心をどのように解放

させるかが、課題です。”

 

そこで、内田医師は この患者の妻に対して、

以下の事を提案された。

 

1.肝硬変であるご主人が、悪い習慣に気づいているが、

素直になかなかなれないという心理を理解して、 

黙って見守ること。

’病人の心の傷に触れない’という想い。

 

2.ご主人の頑固さを指摘する前に、こちらが

素直に返事して、ご主人の長所をみて褒める事。

 

3.本当は 良いご主人だ~と信じる事。

 

4.入院中に ご主人の我が儘が原因で、

困ったことが起きたとき、ご主人に

直接小言をいわず、医療担当者に申し出る事。

 

理由は、主治医が検査結果に基づいて

理論的に説明すれば患者は納得するもの。

病状の裏付けをもって、説明すれば、効果的

だから。

 

5.食べ物の差し入れは 果物・炊いた野菜などを

主にする。

6.病人に向かって、”頑張って”というよりは 

”一緒にがんばりましょう”と言う方が、

愛の言葉として 相手の心に届く

 

さらに、患者さんに接する際、自ら、以下を気を

付けられた。

 

1.検査成績の良い点をほめて励ます。 

性格の長所をほめる

 

2.安静 にさせる。 安 とは、”心のリラックス”、 

静とは、”体の休養”を意味する

 

3.臓器の病は時間がかかるから、焦らないで 

待つ姿勢を大事にすることを話す。

 

4.病気になり、臓器に支障が起きても、臓器は

機械の部品ではない。

正しい方向性の中で、細胞組織は新生され、

傷んだ箇所は修繕される。

つまり、”不可思議な自然治癒力”が 働くと

いうことを信じて、安心させる。

 

その結果、奥様は 内田医師の説明を理解され

実行に移された。

家族の協力を得て、医療効果も上がり、肝硬変

とともに併発していた、糖尿病 が、2週間後には 

糖負荷試験をすると、すっかり 正常に戻って

いたという。

 

 末期の肝硬変は、とうてい、簡単に回復は

しないと思われていたが、入院1か月半を過ぎる

ころから、肝臓機能検査成績が刻々と良く

なり始め、2か月目ころから、正常値に復して

しまったという。

 

内田医師は この例を上げることで、

・家族の協力、

・本人の努力、そして、

・体と心の相対的関連性に

十分考慮した、”調和ある医療”が、難治性の病気にも、

十分な治療効果が挙げられることを証明されている。

 

 

参考資料: ”生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・

昭和25年大阪女子高等医学専門学校

(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て講演活動も行 なう   

 

 

 
 
 
 
 
 
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信念の効用

2013年02月11日 | 健康のための心の波動

 

信仰の病気への影響       平成25年2月11日

*********************************

 

病を患っている人、それぞれ信念があり、また宗教を

持っていらっしゃる方も多い。

それぞれの宗教は、人の業(ごう)や、罪深さなど

について、それぞれの聖典に記された特定の

観念を持っている。

その観念が あるときには、病気の過程において、

治りを遅らせたり、早めたり、微妙に働くこと

がある。

 

内田医師は ご自分の体験から次のようなお話しをされている。

”肺結核が治ったあと、真菌症と気管支喘息で

長い入院生活を送っている老人が、

月に一回 外出し、お寺の法話を聞いていました。

 

ある日、法話の内容を尋ねてみると、

’人間には 108 ヶの煩悩があって、

到底この世では救われないのです。

死んで西方浄土へ行ったとき、

初めて救われるのです。それまでは、この世は

苦しみの生活をしなければならないのです・・・’

 

というのでした。 

そこで、私は、

 

’そうしたら、大晦日の夜の除夜の鐘は

どうしてつくのですか?あれは、ゴーンゴーン 

と 108回つくうちに、一つずつの罪穢れが

消されてすっかり今年一年の煩悩が消滅され、

清らかな新しい気持ちで 新年を迎える

のではありませんか?

 

そんな苦しい思いで入院していたら、病気が

よくなりませんよ。” と申しましたところ、

’いえ、私の病気は治らない方が良いのです。 

治さないでください。’

と、意外な事を言われるので、私はぞっとして

おりました。

 

翌日、猛烈な気管支喘息発作が起こり、呼吸困難で、

’早く、治してほしい’と叫ばれるのです。

 

’108ヶ の煩悩なんか、無いのですよ。 

お釈迦様はすでに救ってくださっているのです。 

すべてに感謝して、気を楽に持つように

しましょうね。と 背中をゆっくりさすって、

深呼吸をうながし注射をすると、次第に楽に

なってきました。 

 

また、このようなこともありました。

 

’人間は罪深いので、キリストさまと同じように、

十字架を背負わなければならないのです・・・’

  

と言いながら、何度も喀血を繰り返し、苦しんで

いられる方がおられました。その方に、

 

’キリストさまはご自身が、人間の苦しみを

十字架にかかって消されたので、3日後に

復活されたのではありませんか? 

ですから、人間はもうそんなに、

苦しまなくても、すでに救われているの

でしょう。

 

いつまでも十字架を背負っていたら、

キリストさまが悲しまれますよ。

とお話ししますと、

’ああ、そうでしたね。 

気が楽になりました。 

宗教を間違って、解釈すると大変なこと

になりますね。’

 

と、頬に赤みがさし、その後、日に日に、

回復されていきました。

 

本来救いであるべき宗教を、聖者が

説かれた真意の通り、正しく理解して、

把握することが、いかに大切であるかを

私はしばしば痛感するのです。”

 

人は裁くことが、どうして、こんなに

好きなのだろう。

それぞれ、信念を持ち、価値観を持ち

生きている私たち。

 

それはその人の個性が異なるように、

少しずつ違う価値観だ。

自分の価値観はこうです~と主張しなければ

ならないときはあるかもしれない。

 

江戸時代の踏み絵のように、マリア様の

写真を、土足で踏みつけることができるか

どうか?

遠藤周作の小説のテーマにもなっていた、

人の信念 と その主張の方法 はこれまた、

一人ひとり異なる。

 

”裁く” というのは、”価値”をある ”特定の基準” 

に合わせ、その基準にあえば、”良し”、

合わなければ”悪い” というレッテルを貼ること。

 

生活空間の常識 や、暗黙のルール、独裁者の

沈黙の圧力や、組織の流儀によって、

それらの ”特定の基準” が造られていく。

 

こと、宗教の 正しいとする基準にいたっては、

人々は 信仰を持つがゆえに、譲ろうとは

しないだろう。

 

罪 と、穢れた性分 という、意識においても 

然りだ。ここで内田医師が述べられている、すでに、

穢れ は存在し無い存在、 罪は許されている

存在、それが私たちだという。

 

それはいいなおせば、人の本来の性分は、

アートマという 傷のない珠(たま)のようなもの、

限りなく、完全な存在であると言い換える事が

できるだろう。

 

自分は罪が深いのだから、許されるはずないのだから、

この病気も 自分自身への 処罰だ~

と 自分を自分で裁いている・・・

心理学的にいえば、こういう 精神状態が、

病を長引かせているといっても過言でない

と思う。

 

人を裁く人は、自分自身を裁く人だ。

かつて私もそうだった。 

当時は、アトピーで体や顔、手足の痒さに

悩まされていた。

ひっかきながら、自分の小ささを想った。

 

カサカサの皮膚が自分のカサカサの心を顕わして

いるようで、許せない気がした。自分自身を 

”良くない。理想とほど遠い存在だ。 

生きていて何の価値もない”と思った。

 

こんなとき、他者の、素晴らしさを観る余裕

もないし、見ているつもりでも、理解して

いなかっただろう

自分を 愛せて、人を愛せる という 

格言は 本当だ。

 

”自分を愛する前に、他者を愛せ” 

というのは 観念的に聞こえる。

自分を愛せないのに、人を愛せるのだろうか?

だから、キリストさまは ”自分を愛するように、

他者を愛せ” と言われたのだと思う。

 

 

 

参考資料: ”生命医療を求めて” 

内科医 内田久子著 平成7年11月1日18刷発行 

発行所 日本教文社

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・昭和25年

大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て講演活動も行った。

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胆石と肝腎な話

2013年02月10日 | 健康のための心の波動

ストレスとの関係(1) 平成25年2月10日

********************

 

昨日は脳卒中のお話し、ストレスで自律神経の働きを抑えないことが

その大元を防ぐ要因だと言うお話しでした。

今日は胆石のお話しです。


胆石は胆のう内に胆汁が 滞り、その水分が吸収されて、胆石の原因

となるといわれます。

胆のうは、胆汁を出して、脂肪を乳化させて、腸内の吸収をたかめます。 


そして、腸の扇動を促進させ、腸の内部物の腐敗を防ぐ作用があると

されています。

胆のうの出口にある、括約筋(かつやくきん)には、人の名前が

ついています。


これを、オディ氏筋 といいます。

なんでも、オディ氏 と呼ばれる、この部位の筋肉は、

とても精神的影響を受けやすいということで 

人の名前がついているという説もあるそうです。

 

この括約筋は 自律神経 の働きで 幽閉作業を行って

います。

ところが、非常に我慢強い人、頑固な人、融通の利か

ない人、などの緊張が、この部位にストレスをかけると、

自律神経が容易に正常に働かなくなるようです。


さらに、この種のストレスを抱えやすい人は、

食べ物にも偏りがみられ、濃厚な味加減、水分摂取も

わずかであったり、体液の濃度が増しやすい傾向が

みられるといいます。

 

そうすると、胆石ができる確率も増していくと

いわれます。

 

胆石が痛いというのは、石が自然に流れ出ようとして、

細い胆管に 詰まってしまうからです。


2年前、やはり、結石で、痛い思いをされた経験を

もつ、Uさんが アートマセラピーに来られました。


週に一度、続けられて、”精神的に変わってきた” 

という自覚を持たれたころでした。

どう、変わってきたかと言えば、以前は、長い踏切など

で待たされていると、イライラしたのに、気が付くと、

せっかちさ や イライラ感、 人に対しても、

怒りっぽさなどが抜けてきたということでした。 

 

こういう小さな事件もありました。

Uさんは、高価な、サファイアの指輪を ご自分の

ラッキーストーンとして、はめておられました。


コンビニで買い物をして、運転してから しばらくして、

いつもの光が薬指から放たれていないことに気がつき

ました。

指輪が消えていました。

そこで、咄嗟に、コンビニの駐車場で落としたに違いない

~と直観しました。

前のUさんでしたら、きっと、戻る間、気がせいたこと

でしょう。


ところが、運転席で、”あっても良し、無くても良し” と、

気持ちをラクに せかされる想いもなく、元来た道を

戻りました。 


はたして、駐車場に着くと、いきなり、きらり と閃光を

放つ、指輪の石を発見。

やはり、思っていた通りの場所にあったこと。

そして、時間がたっていたにもかかわらず、だれの手にも

渡っていなかったこと。

何よりも、ご自分の、達観した心持を体験されて、

”自分は変わった”と 感じられた話しをされました。

 

さて、薬指の石ではなくて、体の中の石はどうなった

でしょう?


Uさんはお仕事で関西に行かれることになりました。

もし、その間、結石が、体の中で動いたら、傷みを

覚えたら どうしようという 不安を持っていました。

関西へ行く直前、アートマセラピーさせていただき、

特に、異常も感じなかったので、関西でのお仕事に

支障はないと お話ししました。


あちらへ行き、朝方、トイレへ行かれました。

そのとき、カチン と金属音とともに、体から何かが 

排泄された感覚がありました。 

良く、目を凝らしてみると、小さな米粒ほどの、石でした。 

こうして、Uさんは難なく、体から、その石を排泄

されました。

 

激痛は困りものですが、その理由は、結石が体の外に

出ようとする働きでもあるわけです。


このように、体は自然の働きで、異物を 外に出そう

しています

内田医師はこのことを、こう買いています。

 

”胆石の激痛発作は症状であり、異物排除という

自然療能力の顕れでもあるのです。

平素からリラックスにつとめ、また、仕事等で 

緊張したあとは、ほっとして、深呼吸をして、

気分を緩める方法をこうじれば、胆汁の流れをよくし、

病気の手軽な予防でしょう。”

 

胆石といえば、腎臓結石を想いだす方もいるでしょう。


腎臓の働きは、

・体内に生じたタンパク質の分解産物、体内に吸収され

解毒された 不要物質を尿 として排泄。 


・病気になって、体内で異常な新陳代謝が行われるときは、

それらの分解産物も尿として排泄。 


・水分や塩分の排泄も行い、

体液の調整もしている 大事な臓器です。

 

腎臓 は 一対あり、左腎は、右よりやや大きく 

高い位置にあるそうです。

血液が濾過され、尿細管を流れる間に生体に

有益な物質は再吸収され、アミノ酸・ブドー唐は

100%再利用のため吸収されます。

 

ここで大事なこと。

それは改めていうまでもないのですが、 腎臓の働きも、

交感神経・副交感神経の、自律神経の支配を完全

に受けています。


今までみてきたように、自律神経 を作動させている、

私たちの感情や、感情の元になる、想念、さらに想念

のもとになる、潜在意識の浄化などが、大切である

ということに、繋がって来るでしょう。


自然治癒力というのは、自律神経作用、免疫作用など、

自分の体が自然に当たり前に営んでいる生命の神秘が、

完全に発揮されたとき、自然と出てくる力に他ならない

からです

 

さて、腎臓とくれば、肝臓が出てきます。

”そこが肝腎である。” という場合、の 肝腎 とは、

肝臓と腎臓 をさしています。


この二つの臓器の重要性から、とても大事な点を、肝腎

という言葉で表しているのでしょう。


肝臓はとても強い臓器と言われます。

なぜなら 70% 切開され取られても、再生可能

だからです。

肝臓は横隔膜の右下にあります。 

・ 血管が集まって、血液中のたんぱく質、糖質、脂肪などの

  栄養素を加工して 蓄える働きもしています。


・ 解毒作用、


・ 血液の循環と調節、

・ 胆汁をつくる、

・ ビタミン貯蔵、

・ ホルモン代謝などの働きもしています。

さらに

・ 止血剤をつくり、

・ 有害物質にたいし、酸化・還元作用を起こし、

グルクロン酸・硫酸その他と抱合。 

そうして、毒性を低めて、溶けやすい物質にして、

排泄させるという、自浄作用 の役目もしています。

 

こうした役目を十分に果たせるために、肝臓内の

血液循環はスムーズであることが必要です。

動脈硬化や血管の収縮を招かないこと、つまり、

自律神経を十分に高めることが腎臓に劣らず

大事だということになります。


精神的ストレスや過労は、肝臓に分布されている、

自律神経に直接影響を与えると、

肝臓血管も収縮して、肝臓の機能である栄養分の

運搬やさまざまな化学作用に支障をきたすことに

なります。

 

肝臓機能が衰えたとき、人は ウイルス肝炎に

なりやすいとされます。

ウイルスは本来、平素は無害である。でも、肝臓

の解毒作用が低下すると、病的な活動が活発する

からです。 


だからこそ、平常心が穏やかに、プラスの思考で、

想念を明るく維持することが、ストレス回避に大切だと 

考えます。


************

 参考:

生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社


内田医師について:

昭和2年大阪生まれ・

昭和25年大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、国立療養所、

私立病院内科部長を経て講演活動も行った               

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脳卒中

2013年02月09日 | 健康のための心の波動

 

脳卒中と動脈硬化          平成25年2月9日

*************************************

 

暦の上では 立春をむかえたものの、まだ寒い日が続きます。

寒いと、脳卒中が増えるといいます。

寒いから脳血管が縮みやすいということもあるのでしょうが、

医学的には、動脈硬化や高血圧といった要素のほかに、

心臓や肺、肝臓や腎臓などの臓器にも

障害がある場合がみられるようです。

一般に脳の血管障害として、脳卒中は知られていますが、

いくつかの種類があります。

脳血管の詰まるもの、脳血管が破れるものの二つです。

 

脳血管の詰まるものには:

1) 脳梗塞(のうこうそく)

脳の血管がつまり、血液供給を受けていた先にある 

脳組織にダメージがあった場合です。

 

2) 脳血栓(のうけっせん)

安静時に発症する場合があり、片側麻痺、

言語障害などの後遺症があります。

脳の血管の動脈硬化の進行で、内腔(内腔)

が狭くなったところに血液が固まりやすく

なって詰まった場合です。

 

3) 脳栓塞(のうせんそく)

脳以外の場所、たとえば、心臓内の血液の固まりや、

血管の壁から剥げ落ちた血栓などの小さな粒子が

脳血管内に運ばれてつまる場合。

突発的に起こり、症状も激しい、弁膜症などの

心臓病を持っている人がかかりやすい

 

脳血管の破れるものには:

1)脳出血

脳の細い動脈が、高血圧の影響により、破れやすくなる。

強い頭痛とともに嘔吐などをともない、意識喪失も

みられる。 数時間の間に片側麻痺、言語障害の症状が

出る。

 

2) クモ膜下出血

脳を覆う 中間膜と、一番 内側の膜との間

に起きた出血。半数以上の場合、一種の奇形である、

動脈瘤が破裂して起こる。

比較的若い人にも見られ、脳卒中全体の一割ぐらいを

占める。突然 吐き気、嘔吐を伴う、激烈な頭痛発作。

 

内田医師によると、これらの原因が検査によって、

判明しやすくなっているので、脳出血、脳梗塞、その他の

識別、出血部位、広がり状態を診断するためにも、

検査設備のある病院に直ちに運ぶことが先決と 

言います

 

それによって、出血を吸引する外科的治療をするか、

自然吸収を待つ、内科的治療で良いかの判断がくだせる

わけです。

 

”脳卒中は絶対安静” と言われていた時代もあった

ようですが、こうした理由で、早期の適切な検査が重要

であることを言われています。

意識がはっきりしていない患者の場合、救急車が来る

までに、頭を下にして、ベルトを緩め、呼吸ができる

ように、スプーンにガーゼをまいて、口にいれ、

患者の呼吸を楽にすることも薦めています。

 

こうして、急性期の治療が整えば、あとは、安定期に

はいり、一週間たてば、回復の早い患者はリハビリに

入るわけです。

ここで、何故、この項目をあげて、脳卒中の方達の話を

したかと言えば、これからが要点なのです。

 

脳卒中のみならず、こん睡状態の患者さんを現場で

触れてきた立場から次のように 内田医師は及して

います。

 

”こん睡状態が長引いてくると、病室で財産相続争い

やその他の不用意な発言をされる方がいます。

たとえ、意識がなくても、肉親、家族の感情は

そのまま、患者さんに直通して、悪影響を及ぼして

いることがあります。

 

たまたま、私は、こうした現場に直面したことがあ

りました。注意をうながして、言葉遣いを改め、家族同士、

和解していただくようにしますと、意識不明の病人の顔が、

仏様のような優しい顔つきに変わり、驚いたことが

ありました。

 

また、或る時、こん睡状態のまま入院された、82歳

の方は、CTで脳室の横に、かなり大きな出血所見が

見られましたが、家族が、’高齢だから・・・’と 半ば

あきらめて、心静かに、看病しておられたところ、

やがて、出血した血液は自然に吸収され、後遺症も

おこりませんでした。”

 

とあり、こん睡状態に陥った家族に、近親の家族の心持が

作用していることが書かれています。

 

ここで 大事なことは、高血圧や動脈硬化、食生活や

肥満などの問題などを考えても、その大元にある、

自律神経の乱れを指摘せずにはいられません。

 

内田医師はそのことを、

”脳卒中を起こす元になっている 血液循環や

血管の収縮を司っているには自律神経であります。 

感情の中枢と自律神経中枢とが 繊維でつながっている

解剖的関係から、感情の影響を無視するわけには

まいりません。”と述べています。

 

具体的に考えれば、高血圧になるということは、

アドレナリンの分泌によるものです。

腹を立てるという怒り、我慢しすぎるという抑圧

のストレスなど、一種の興奮状態になったとき

アドレナリンが分泌されます。 

 

高血圧になれば 脳の血液に、脳溢血などの

障害を与えやすくなります。ストレスをかかえない心持、

これが或る意味、ほかの病気と同様、とても大切なことが

判ります。

 

 

 

参考資料: ”生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社

内田医師について: 

昭和2年大阪生まれ・昭和25年

大阪女子高等医学専門学校

(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て

講演活動も行った。 

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気管支喘息・免疫不全・花粉症

2013年02月08日 | 健康のための心の波動

 子供の病気と言葉の力  平成25年2月8日

******************************

昨日は 胃潰瘍と感情、自律神経のお話しでした。

今日は、心身の相関関係について、

考えて見たいと思います。


すでに、それに関しては、研究がすすんで、

胎教の重要性は周知され、実際の学校選びでは、

感受性をたかめるシュタイナー教育など、

心に重心を置いた、教育理念に賛同・共鳴する

保護者のかたも多くなっているようです。

 

心身相関関係を考えるにあたって

”言葉の力”も、見逃せません。

さらに ”育てられた背景”。


その子が兄弟がいるのかどうか、大家族かどうか、

祖父母との関係や 鍵っ子で育てられたかどうかなど、

生まれながらの背景ひとつとっても それぞれ、

異なります。

 

”言葉の力” とは、そうした 家庭背景の中で、

どんな想念を幼少期から受け取ってきたか、

家族、特に、母親からの どのような言葉が 

潜在意識に定着しているかなど、で病の出方や

治り方にまで影響がみられるといいます。


”育った背景と 現在の病気”とは 無関係ではないと 

内田医師は分析しています。

気管支喘息の子供を例にとります。


ゼーゼーといった、呼吸で、医師が’喘息かもしれない’

と言った言葉や、アレルギー系統の弱い家系である

ことから、

おじいちゃんが喘息だったから、お前も遺伝して

いるのねえ”

という母親の言葉などは、謹むべきだと

内田医師はこう述べます。

 

”不用意な母親の言葉などは子供の心に強く響いて、

 恐怖心を起こさせ、咳を長引かせている場合があります。 


気管支喘息の子供は 母親と隔離すれば治る 

一般に言われているくらい、精神的影響の強い病気です。

 

そこで、私は、たとえ気管支喘息であっても、

’これは、喘息の咳に良く似ているが、決して喘息ではなく、

 喘息様気管支炎 といわれているもので、風邪の一種

ですから、必ず治りますよ’ と、断言して、偏食を

あらため、水分を多くとるように指導します。 

 

母親の理解が早いほど、子供の病気は 早く治ります。

そのうえ、このような、子供(アレルギー体質)は、

 感受性が強く、鋭敏なので、その性格の美点をほめ


あなたは、デリケートで 緻密な良い性格の持ち主

ですから、 理数的、芸術的才能の方面にぐんぐん

伸びますよ。 

 元気を出してくださいね。


と申しますと、母子ともに、とても喜ばれ、病的観念、

恐怖心から、徐々に解放されていきます。

 

アレルギー を日本語で 過敏症 と訳し、気候とか、

食べ物、植物に過敏に異常反応を起こす状態を言います。 

しかし、心因的には、これは、心が過敏である 結果

といえるのです。

 

鋭敏で優しい、気質の子供には、親の強い、

言葉が恐怖的に感受されているのです。

そこで、親に精神指導をしますと、子供の内面に

 抑えていた感情が解放されるので、アレルギー反応が 

治るとともに、本来の鋭敏で緻密で優しい性格

(個性)が のびのびと長所となって、

発揮されるようになります。”

 

難治喘息のMさんの手記(*1)を読まれた読者も

多いと思います。


もし、喘息のご家族を持っていおられる人、

あるいは ご本人が喘息で難儀されていたら、

ぜひ、Mさんの手記にも目を通していただければと

思います。

   

ご自分の体に備わった、大いなる生命力の発見にも

つながるでしょう。

そして、内田医師が書かれているように、

喘息やアトピーとった、アレルギー体質をもった人の心持、

繊細で感受性が強い、その心と、向き合い、朗らかな

考えかたに持っていくことも一つの方法かと思います。

 

内田医師は

母親の気の持ち方が変われば、子供の喘息が改善される

というほど、

母親の子どもに対する、言葉の影響力に注目しています。

 

昭和61年、当時の厚生省は メンタルヘルス 

という言葉をとりあげ、さらに、心療内科や神経内科でも 

臨床的に、心の背後の要因に目を向け始めたのでした。

 

花粉症がこれから話題になる時期になります。

それも、結局は、心と身体の調和が保てない結果

という説もあります。

 

アレルギーの抗体、免疫力 も、肉体の中にある

”生命の生きる力”です。

外界(がいかい)からの異物質が肉体へ侵入する

のを防ぐために、”抗体”が血液中の リンパ球細胞 

から作られます。


異物はあくまで異物ですので、体にとって、良いものか

悪いものという判断はそこにありません。

 

”本質的に異質なもの”を、肉体から排除しようとする。

しかし、この抗体反応が不完全で、免疫作用が不十分

だと、ウイルスにやられたり、病気になりやすくなります。


これを免疫不完全状態といいます。

ある意味で、異物に対して、侵入を容認しているとも

考えられます。

 

何を容認して、何を、排斥するのか?

ここでも 内田医師は 次のように、説明しています。


厚生省認定の とうげん病という難病は 

原因不明の免疫異常の病気ですが 心の問題を解決

すれば、検査成績がこれに平行して、 改善された

数例を経験しました。

    

ですから、私たち医療担当者は、改めて、

 ”生体の自然治癒力’である、生理作用の不可思議

な、働きに対しての心の眼を開くとともに、

 身体に微妙な影響を与えている精神面に対する

研究に、今後さらに注目すべきでないかと考えます。”

 

こうしてみると、精神病といわれる領域のみならず、

ノイローゼやうつ病 などの心の病以外にも病気に

なる根源が、私たちの心の想念と密接な関係を

もっていることが うかがえます。

 

その想念次第で、行動が決まる。

何を食べるか、どんな服装をするか、どういう環境

を造りだすか~これらは自分の想念の波動が 

同調した波動の物質を引き寄せているのです。

 

”朱に交われば朱(あか)くなる” とか、

”同類は同類を呼ぶ” という 諺(ことわざ)に有る

通りです。

自分の体の状態もそれと同じことが言えるようです。

 

心に抱く想念によって、免疫作用、あるいは、

新陳代謝の機能が変化する。

そして、癌や潰瘍、あるいは、成人病といわれる、

現代病をも、引き起こしている、

大元なのかもしれないと 内田医師は示唆しています。

 

 

*1 ~ 平成25年1月17日から

1月28日にかけて、難治ぜんそく患者Mさんの、

回想記参照


参考: ”生命医療を求めて” 内科医 内田久子著 

平成7年11月1日18刷発行 発行所 日本教文社


内田医師について: 昭和2年大阪生まれ・

昭和25年大阪女子高等医学専門学校(現在関西医大)を卒業。

その後 大阪大学附属病院、池田市立病院、

国立療養所、私立病院内科部長を経て

講演活動も行った。

 

 

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