THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

弐号機にバトンタッチ

2017-02-20 16:07:45 | 正吉君モトクロス
コースコンディションの良い日に新車のナラシをしようと思っていたのだが、なかなか好天に恵まれず。
どうにか19日の日曜日の午後に、エンジン始動となった。


65に乗り始めた頃は明らかにバイクがデカかったのに、最近になって見た目のバランスが良くなってきた。
俺が「全開にするなよ」と言ったのを忠実に守ったにも関わらず、正吉君は新車を「速い」と言っていた(笑)。今までのマシンがボロボロだったからなぁ。

新車を下ろす時、緑色の養生テープを貼りまくって傷つき防止にする人が多いけど、俺は職業倫理に基づき、養生テープ代わりに新品のプロテクトデカールを貼るのである(笑)。


職業…とはいうものの、一部の材料はわざわざ輸入しているため、コストはそれなりに掛かっている。

今まで乗っていた65初号機は、破格で譲っていただいたもの。
元々3年生のシーズンは50㏄がメインと考えており、これほど65に乗る事になるとは思っていなかった。

常に時間が足りない俺は、メンテ放置っぷりも激しく(笑)、タイヤは前後とも完全ツルツルになるまで交換しねーわ、ラジエターが漏れているのに継ぎ足しで走らせているわ(笑)、ピストン&ピストンリングも譲り受けて1年以上交換したことがないわ(笑)・・・と、マトモな状態では走っていない。
ほぼ「投げバイク」と思っており、逆にKX65では何に気を付けてメンテするべきかを勉強させてもらった。

50㏄の時は、TT-R50Eが少数派だったので、出先でのトラブル時に人に頼ることが出来ないという理由もあり、本番用と練習用の2台体制にしていた。
実際、50㏄はビックリするような壊れ方をする。
フレームやスイングアームが折れるのは当たり前。クラッシュすればフロントフォークが曲がったり、ハンドルストッパーの溶接が外れる。すぐにスポークが緩んだり折れたりするので、マメにチェックしないとリヤホイールを壊してしまう。ハブを割ったこともあったなぁ。

65はそこまで壊れないのだが、やたら「減る」という事が分かった。「減る」代表格は、何と言ってもガソリン・オイル・タイヤ。
ガソリンは1日当たり7リッター。2stオイルは40:1の計算で1日当たり175㏄消費するので、1リッター缶1缶を6日間で消費する計算となる。たかだか65㏄にバイクをトロトロとはしらせているだけでこれなので、正吉君がいずれ85やフルサイズに乗った時にはどうなるのか・・・。

リヤタイヤはツルツルになるまで使ったとしても、1ヶ月が寿命。マディの練習だとタイヤは減らないが、ブレーキパッドが減る。
よく言う「クランクの交換」。これはクランクがダメになるのではなく、コンロッド大端ベアリングが壊れるという事。ガンガン乗っていると半期に一度交換を余儀なくされる。
エンジンが壊れる・・・ではなく、ベアリングが寿命を迎えるという考え方をした方がいいのだろう。

TT-Rの2台体制では、確かにレース前の整備の負担は軽減することができたのだが、トータルの手間とお金は余分にかかった。面倒を見なければならないバイクが2台に増えるのだから、当たり前だよね。

65は50ほどは壊れない上に新車を使うので、練習車と本番車という2台体制にするメリットはミニマムだと判断。NEWマシンの方をメインで使っていく事にする。より良い状態のマシンで練習したほうが、上達も早いのではないだろうか。
今まで乗っていた方は、万が一のトラブル時のスペア&コンディションが悪い日の練習用とか、そんな感じにするのが良さそうだ。これで一度、お金をかけすぎないようにしつつバシッと直してやろうと思っている。
コメント
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