THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

俺が昔、ツーリングライダーだった頃・・・、

2010-07-06 19:13:03 | チョイ毒エッセイのようなもの

中免を取ったばかりの頃は,、とにかくバイクに乗っていたくて、かなり無意味にそこら中を走り回っていた。
主な使用用途であった通学が割りと遠い距離であった事もあって、年間4万キロくらい走っていたのだ。今じゃ信じられん。
ちなみにこの頃の愛車は、今でこそ敬遠しているホンダさんの、CBR400Rエアロ。レーサーレプリカに全く興味が無く(カッコ悪いと思っていた)、ホントはGSX400Xインパルスが欲しかったところ良いタマが見つからず、デザイン的に最も我慢のできるCBRエアロを選んだのだ。
 
平日も夜のバイトが終わってから海を見に行ったり、友達とスキーに行くのに俺だけ「バイクで行く」っつって意地張って乗ってったり(偶然道中に雪が積もってなかったが、マトモだったら大変な事になっていただろう)。
当然、夏休みなどの長期休暇にはロングツーリングに出掛けていた。
初めてのロングは寝袋と地図、使い捨ての固形燃料ストーブだけ持って出掛けた。とにかく走っていたいだけだったので、疲れるまで走り回り、道端で寝るだけ。各地の名所すらロクすっぽ見た記憶がない。
 
そんな野宿ツーリングも、回を重ねるごとに荷物が増えていった。
増えた荷物は主にストーブやテントなどのキャンプ用品だったのだが、そもそもその頃の俺には「キャンプを楽しむ」という発想はコレっぽっちもなく、キャンプといえば、走り回った挙句にバイクを停めたその場で、そのまま寝るための手段でしかなかった。
何せこの頃は旅館やホテルどころか、キャンプ場すら一度も使ったことが無かったほどだ。
 
キャンプそのものを楽しむようになってきたのは、人と一緒に走るようになってから。
大学の頃はバイク仲間という存在すら居らず(周りにバイクに乗っている人間がいなかった)、いつも一人。社会に出て人と走るようになった頃には既に日本のほとんどの県は制覇していた。それ以降は比較的近場の信州を中心に、友人らと各所を細かく観て周ったりするのが多くなったと記憶している。
この頃はどこかベースになるキャンプ場を見つけてテントを設置しておいて、身軽になってから周辺を走っていたな。
 
キャンプ用品は俺にとっては実用品以外の何物でもなかったので、それほどこだわりは無かった。
ただ、とにかく荷物をコンパクトにする事を考えていた。
 

Img_6954

コールマンのストーブと、小型のランタン。
どちらもホワイトガソリン仕様なのは、当時は、アウトドアブームの(?)今のように、何処に行っても使えるカセットガスが置いてあるわけではなかったため。
(確かメーカーによって口金が異なるので、互換性が無かったような)
まあアウトドアブーム云々は、バブルが崩壊した以降ずっと続いているようなところがあって、俺が野宿ツーリングを始めた頃にブランド服を着て、俺を珍しいものを見るような目で見ていた連中も、その後ブームに乗ってキャンプとかやってたんだろう。
お陰でアウトドア用品とかは入手しやすくなった。旅先でもホームセンターに入れば、ホワイトガソリンは必ず置いてあった。
ストーブの方はあの頃以来全く使っていない。最近は車に家庭用のカセットコンロを積んでいくだけである。
一方のランタンは、コンスタントに使っている。バイクのソロツーリングのために入手したこのコンパクトランタンは、かなりマニアックな選択だったかと。現在メッシュのグローブは、元々のガラスのグローブが運搬中に割れてしまったため、修理を兼ねてカスタムしたもの。
ストーブとランタンのどちらもポンプカップがへたってしまったので、部品を買ってきた。
 
さて。
俺がツーリングライダーだった頃、キャンプ用品を買いに行っていたのは、IBS石井スポーツ名古屋店。
10年以上足を踏み入れた事は無かったが、半年ほど前に閉店してしまったのを知り、寂しい思いをしていた。
しかしつい先日の事だ。5月28日に移転オープン。

IBS石井スポーツHP

その場所というのが俺にとって非常に都合の良い場所で、ビルの2Fに入居しているにも関わらず、オープン以来すでに店の入口前を3~4回通過している(謎)。
で、今回も「ついで」があったのでポンプカップは同店にて購入。
今やこんなものは何処でも買える世の中だが、冷やかし半分で。
 

Img_6953

以前はもっとマニアックな品揃えだったかと思う。しかし現在は万人向けかなあ。
この手の商品は陳列数がかなり少なくされてて、一瞬ポンプカップは置いてないのかとさえ思ってしまった。
 

Img_6955

当時、数千円で購入した、年季の入ったSIGGのボトル。
最近お茶を入れて持ち歩いている青いアルミボトルは、大きさが異なるとはいえ、近所のホームセンターにて¥500くらいだったかと。

コメント
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