久しぶりに、ANTHONY HOROWITZの作品を読んだ。
このミステリーはすごい、本屋大賞などなどを受賞したMAGPIE MURDERSだ。
こんな複雑なミステリーを書くのは、現代では、アンソニーホロウイッツ
以外、いないのではないかと思えるような構成だった。
何しろ、ページ数が、通しではないのに驚く。
1.殺人事件と2.その作品を書いた作者の殺人事件が進行するのだが、
ページが違うのだ。
1.ページ1~275,278~312
2.ページ1~230、231~234
どちらも、複数の容疑者が出てくる。謎解きは、1.名探偵 2.編集者
となっている。名探偵は、余命宣告されており、殺人事件を解決するのにも
時間制限有りという厳しい条件だ。
書評を読むと、やはり、肯定的な人もいれば、否定的な人もいるようだ。
ミステリー好き、アガサクリステイファンには、たまらない。
やってみたい構成なのかも知れない。
一方で、複雑すぎるし、ちょっと、長すぎるきらいもある。登場人物も
多すぎて、老齢化した頭が混乱して登場人物名を記したメモに頼った。
多少、強引な謎解きにも、違和感を持つ人もいるだろう。
私も、後半の謎解きは、面白く感じたが、それまでは、少々、苦行僧だった。
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