初物づくしとなった。まず、24CMのハードブックを読んだことだ。
以前は、電車で読むことが多かった習慣で、ペーパーブックのみを読んでいたが、
図書館には、ハードブックしかなかったし、最近は、家で読むことが多いので、
問題ないと感じた。
次に、実質、13日。2週間以内で323ページの洋書を読んだのは、おそらく、最短、
最速スピードではないかと思う。パートが5つに分かれていて、更に、チャプターが
69に細かく分かれているのだ。平均すると5ページで一区切りだが、チャプターによっては、
2~3ページで区切られるところもあり、とても読みやすかった。
調べた単語も130個くらいだった。平均すると2.5ページくらいに一つだから、
簡単な方だろう。最初の方は、結構、調べていたが、後半は、調べなくても読めるくらいだった。
著者の父親がギリシャ系だったり、米国でスクリーンライターをしていたのが、
読みやすかった理由の一つかも知れない。これがデビュー作というのも驚きだ。
さて、夫を射殺し、その後一言も発せず沈黙を貫き続ける女性と、何とか、話すようにしようと
するセラピストの物語だ。
このセラピストも、実は、かって、他のセラピストに助けられた経験があり、何とか、無言の
女性を助けようとするのだ。
一方、このセラピストの妻は、女優であり、不倫の疑いを抱き、苦悩に苦しむストーリーが並行して
進むのだ。
読みやすいだけでなく、とても、面白く読めた。最後のどんでん返しも見事である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます