ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

英語の話し方

2008年11月29日 | 英語学習はミステリー
著者は、同時通訳の神様として知られる國弘正雄氏だ。

1970年に出版した大ベストセラーと同じ題名で、
1999年に出されている。

読んでいて、本当に面白くて、流し読みながら、
一日で読み終えてしまった。

著者は、「只管朗読」すなわち、ひたすら朗読するという
ことを実践して、英語の達人になられた。

著者が、中学1年のときは、戦時中で、当然、ラジオ
英語講座もなく、英語のリーダーをひたすら、500回
も音読したとのことだ。

そして、それこそが、英文をひっくり返さず意味がわかり、
日本語が頭に浮かばず、意味のイメージが実感できるよう
になる最善の手段と説いておられる。

そして、英語というものは、本人の自発的な意欲と努力
がなければ、どうにもならぬものだ。

もし、お子さんに英語に強くなって欲しいなら、何よりも
忍耐心と自立心が強くなるようにお育てなさいと説いて
おられる。

まさに、その通りだと思える。こういった本を読むと、
生まれついての神様ではなく、努力こそが、達人、一流の
人を作り出すのだなと感じる。

英語学習者にお勧めの一冊である。


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