ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

日本でいちばん親切な英語学習法

2008年02月03日 | 英語学習はミステリー
この本のユニークなところは、作者は、ネィティブの
英国人、アリスンさんというところだ。

言語学を修め、英語教師として日本、スペイン、カナダ
などで、英語を11年間教えてきた実績もある。

日本人と結婚して、日本語も学び、外国語の効果的な
教授方法、学習方法を、本格的に研究した方である。

したがって、今まで読んだ日本人の英語学習法や、
TOEIC学習法の本とは、一味違うものだった。

英語を学ぶための最高の学習法は、『海外で暮らすこと』
と喝破している。

又、英語を勉強するときの順番を下記の通り考えている。
1.聞く
2.話す
3.読む
4.書く

面白いのは、IPA(発音記号)を重視していることだ。
そして、ネィティブの英語教師でも、この発音記号を理解
してなかったり、しっかりとした外国語の教授法も知らず、
英会話学校で教えている場合が多いので、英語教師資格
(CELTAとか)保持者かを確認した方が良いとのことだ。

適切な洋書選びとしては、一ページに7-10語のわからない
言葉があるものが理想的で、まず、辞書を引く前に意味を
想像してみようとのことで、具体的に想像の仕方が書いて
あるのが良かった。

又、人それぞれに適した勉強方法と暗記方法があるということが
1980年代に発見されているとのことで、語彙の暗記方法について
も、いろいろな方法が紹介されている。

日本にいながらにしてネィティブの力を借りるには、英会話学校
に通うのと、友人として知り合う方法があるが、外国人に話し
かけるときに、日本語で話しかけると良いとのことだ。

これは、なかなか難しいし、逆に勇気がいることだなと思った。


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