RAYMOND CARVERの最初の短編集を読んでみた。
そもそも、この作家の名前は、前回、読んだスティーブン・
キングの小説の中に出てきて、知ったのだ。
1938年~1988年に短編小説の活性化に貢献したとある。
村上春樹が翻訳して、日本紹介の先鞭をつけたようだ。
アメリカの労働者階級の生活の断片を181ページ、22編
という、時には10ページ未満の長さで描いている。
最初、何か、オチのようなものがあるのかと思って読んで
いたが、逆転の落ちとかはない。
また、感動するような物語も一切なかった。
何が言いたいのか?アルコール依存症でもあった著者の
人生、生活、世界を淡々と、時には、不可思議に描いたという
ことか。
英語は比較的平易で、詩人でもあることから、文章も
悪くないと感じた。この世界が好きな人もいるだろう。
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