ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

Rules of engagement

2008年07月14日 | ミステリーぽい映画
Gyaoの動画で、”英雄の条件”という映画を見た。

よくできた素晴らしい作品という評価と、人種差別だという
まったく逆の評価に二分される作品だ。

私の評価も、まったく同じだ。

映画としてみれば素晴らしい作品なのに、もう少し、何とか
ならなかったのか。後から考えると疑問が湧いてくる。

サミュエル・L・ジャクソンが、中東イエメンでデモ隊に包囲された
アメリカ大使館から大使家族を救出するのだが、デモ隊への銃撃に
よって80人以上の一般市民(女、子供を含む)を殺害してしまう。

軍事裁判で、かつての戦友、トミー・リー・ジョーンズが弁護を
することになる。

トミーは、イエメンに行って証拠を探すが、目撃者はいない。

ただ、大使館の監視カメラと、道端に落ちていたアラブ語の
書かれたカセットテープに気が付く。

この二つが、軍事裁判で重要な役割を持つ。

80人の一般市民の中には、銃を持った市民や子供も混じっており、
先に発砲していたのか?

それとも、サミュエルが興奮して、何の罪もない一般市民を
銃撃してしまったのか?

戦争のさなかの極限状態での指揮官の判断とは恐ろしいものだ。

2流の弁護士だったトミーが、軍事裁判では、名弁護士に変身
する。

一方で、80人の一般市民が殺害された事実はどうなのだろう?

なぜ、一般市民を銃撃し始めたら、狙撃者は消えたのだろう?

誰も、武器を持っていたという目撃者が内部にすらいないとは
どういうことだろう?

証拠をもみ消すことに意味があったのだろうか?

などなど、あとから、疑問続出だ。しかし、映画としては、
よくできた作品だから不思議だ。二人の演技力のおかげか。

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