ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

のぼうの城

2012年11月09日 | ミステリーぽい映画

のぼうの城の映画を見てきた。

ひさしぶりに見ごたえのある日本映画だった。

スケールの大きさ、話の内容、出演人のどれを
とっても、見る価値がある映画だった。

特には、野村萬斉である。のぼう様と呼ばれる
城代家老の跡取り息子で、領主のいとこの役柄
なのだが、これが良い。

領民にはばかにされつつ、慕われており、いざと
なると、領民のシンボルになってしまうのである。

また、豪のものとして佐藤浩市も良い味を出していた。
一番頼りになるのだが、いざとなると、のぼうに
一目おいているのだ。最後に、一騎で、敵陣に
突っ込む姿には感動する。

また、百姓の前田吟も、なかなか、良い味を出していた。
これだけ、出演人のひとりひとりがおいしい役どころを
わりあてられたら、役者冥利に尽きるのではないかと
思う。

2万の大軍に200人以下の武士というとてつもない劣勢
の戦いながら、攻めきれず、金にものをいわせて堤防を作り、
水責めにするというのだ。

何か、隣の国と小さな国、日本を見ているようで、小さな
国でも、誇りを捨てず、知恵を出せば、何とかなるような
元気が湧いてくる映画でもあった。

本当に映画って素晴らしいですね。といっていた解説者
も思い出した。

 


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