ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

BARRY EISLER(RAIN FALL)

2007年12月09日 | 海外ミステリー(洋書)
今年、12冊目のペーパーバックを読了した。
一ヶ月に1冊のペースを守ることができた。

最近、お馴染みの好きな作家の本と、今まで
読んだことのない作家の本を交互に読んでいます。

今回は、全世界が注目する超大型新人の第一作! 
東京の闇に渦巻く陰謀と裏切り。
孤高の暗殺者が巨悪に挑む!!というアマゾンの
うたい文句につられて、この作家を選びました。

①RAIN FALL

この作品は、今までの作品とちょっと違う。
何しろ、舞台が日本なのである。
作者も、日本に駐在経験があり、日本語も
できるようである。

よく知っている渋谷などがでてきて、非常に
興味深かった。

時々、日本語がローマ字で書かれ、
英語で追記されるのが面白かった。
たとえば、"Hajimemashite,”Midori said,
turning to Harry and bowing.
Nice to meet you.

それ以上に、今までに読んだ本は、
主人公が刑事であったり、探偵であったりだが、
この主人公は、暗殺者なのだ。

悪者を殺したとしても、正当化されるものでは
ないが、必殺仕掛け人のように、本当に悪者
じゃないと殺さないというのでもなく、女、子供
は殺さないくらいだ。

ベトナム戦争中、自分の恋人の兄を、命令で殺す
という暗い過去をもち、今回、暗殺した男の娘を
愛することになる。

表現のために、読みにくく感じるところと、
スピーデイで、わかりやすく、読みやすいところが
交互に出てくるようなところがあった。

又、非常にリアルに感じるところと、どんな危機一髪
も切り抜けてしまう、スーパーヒーロー的に感じる
ところがアンバランスに混ざり合っているのが、
不思議に感じた。


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